カンボジアのシェムリアップ観光で欠かせないのがアンコールワットに次いでアンコールトムにあるバイヨン寺院になります。
アンコールトムは門と城砦、寺院などからなるかなり広い都市遺跡ですが、バイヨン寺院はその中央に位置します。
アンコールトムやバイヨン寺院といった名前は聞いた事がなくても、バイヨン寺院の姿をテレビやネットや本やマンガで見た事があるという人は多いと思います。
アンコールワットを見た後、レンタルバイクに乗って帰ろうと思ったら広大なアンコールワット遺跡群の中で道に迷ってたまたま着いたのがアンコールトムの南大門でした。
もともと一日でアンコールワットとアンコールトムを見て回ろうと思っていたのですが、朝日を見るために早起きした上にアンコールワットでは暑さにやられたので思った以上に元気がなくなっています。
なので一度アンコール遺跡群から出て、後日改めてアンコールトムに行く事にしました。
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アンコールトム バイヨン寺院への行き方
アンコールトムに行くにもアンコールワットと同様にアンコール遺跡へのチケットが必要です。
アンコール遺跡のチケットがあればアンコールワットへもアンコールへも行く事ができます。
アンコール遺跡は東京ドーム60個分の面積があるとてつもなく広い遺跡で、その中にあるアンコールワットから北に1キロほど行くとアンコールトムがあります。
アンコールトムの中心地にバイヨン寺院があります。
トゥクトゥクで行く方が多いと思いますが僕はレンタルバイクでいきました。
レンタル自転車でアンコールトムまで目指している欧米人の観光客も見かけましたが、クソ暑い中この広い敷地内を自転車で行くのはとても大変そうに思えます。
アンコールトムへ行く
宿泊先からレンタルバイクにのってアンコールトムを目指す僕は、まずはアンコール遺跡群のチケットゲートのおばちゃんに、場所を聞きます。
おばちゃんが教えてくれた方に向かって走ります。
アンコール遺跡内、風景は基本ジャングルなのですが、突然遺跡が現れて来ることがあります。
シェムリアップの暑い日中にバイクで涼しい風を受けてジャングルと遺跡を見ながら走るのはとても気持ちがいいし、突然の遺跡にびっくりしたり感動したりもしてしまいます。
こんな経験めったにできません。
東京ドーム60個分の面積のある広大なアンコール遺跡。
途中分かれ道もたくさんあります。
そして、アンコール遺跡内では携帯の電波が入らない所がたくさんあります。
グーグルマップを頼りにしていた僕ですが、スマホを使う事ができずにすっかり道に迷ってしまいました。
海外旅行に行く時はオフラインでも使える地図アプリ、MAPS.MEがとても便利です。
ただ、MAPS.MEはあらかじめ必要な地域の地図をオンライン時にダウンロードしておかなければいけません。
僕はシェムリアップの地図をダウンロードしていなかったので、MAPS.MEも使えません。
どの道をいけばいいのか完全にわからない状態になった僕ですが、とりあえず適当に走ってみます。
すると立派な門の遺跡の前で結婚写真の撮影が行われていました。
素敵なドレスに身を包んだ花嫁さんとカッコいいスーツの旦那さん。
幸せいっぱいの空気をわけてもらえば僕の運気も上がるだろうと思い、僕もお二人の写真を撮らせてもらいました。
そして、アンコールトムへの道を聞きます。
途中途中でトゥクトゥクのおじさん達にもアンコールトムへの行き方を聞き、アンコール遺跡に入って一時間。
バイヨン寺院に到着する事ができました。
運転中の写真を撮ったカメラはこちら。
バイクがたくさん停まってある所に僕もバイクを停め、バイヨン寺院へ向かいます。
するとブタがいました。
ブタの写真を撮っていたらおしっこをはじめてしまいました。
おしっこを終えたブタちゃんは僕のもとへ駆け寄ってきます。
アップで撮ってくれという事だったのか、それとも恥ずかしい姿を撮られた事が気に入らなかったのか、僕は警戒態勢に入りました。
が、ブタちゃんは僕の足元の草をフガフガしに来ただけでした。
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四面仏塔に圧倒!警官のガイド付きで回るバイヨン寺院
バイヨン寺院にはいくつか入り口がありますが、僕はバイクを停めた場所の真ん前から入る事にしました。
階段を上るとバイヨン寺院です。
入り口のこの光景ですでに圧倒されます。
階段の横には警官が座っています。
こうして日々観光客の安全とバイヨン寺院を護っているのでしょう。
階段を上り少しあるいたらもうこんな光景です。
自分がマンガの中にいるようです。
建造物は全て石で作られていて、圧倒されます。
これはヤバイ、と写真を撮っていたら背後から声をかけられました。
声をかけてきたのは先ほど階段の横に座っていた警官でした。
写真を撮ってあげるよと言われたので、お願いしました。
僕は一枚撮ってくれたら満足だったのですが、なぜか警官は僕の写真をやたらとたくさん撮ってくれました。
次はあそこで、次はそこで立って、と指示までしてきました。
一眼カメラを持った事で警官の心に火がついてしまったのでしょうか。
壁には精巧な彫刻がびっしりと彫られています。
石に掘る彫刻、きっと失敗はできません。
一発勝負の精巧な彫刻をジーーーーーっと眺めていたら、
『これは内戦の歴史が彫られてるんだよ』
と警官が教えてくれました。
なるほど、こうして歴史を残しているのですね。
警官の写真を撮ってお礼を言います。
警官は歩いていき、持ち場に戻るのかなと思ったら中央の方へ歩いて行き、僕に向かってこっちへ来い、と手招きをしています。
バイヨン寺院の回廊と中央祠堂が見えてきました。
ここがアンコールトムの目玉スポットです。
石は全部人力で運んで積み上げた、と警官は説明しています。
石は二種類あり、小さな穴が開いている石と穴があいてない石があり、その説明もしてくれたのですが、なぜ二種類の石があるのかは僕の英語力では理解できませんでした。
柱にもとても精巧な彫刻があります。
彫刻の数々をじっくりみたかったのですがなぜか警官が、早くきて、中に行くから、と僕を先導しようとしています。
ウザっ!!と思ったのですが警官の説明は面白いのでついていく事にしました。
回廊の中に入ります。
石は全てダッシュ島のように接着剤を使わずに形の合う石同士を隙間なく積み上げています。
所々材質の違う石でできた柱があるのですが、それは建物の倒壊を防ぐために近年補強された柱だそうです。
材質の違いは触るとわかります。
回廊の窓から上を見ると四面仏塔が見えました。
アンコールトムに来る人の目的は四面仏塔を間近で見る、だと思います。
四面仏塔を目指し進みますが、まだ警官は僕から離れようとしません。
水族館や博物館では説明書きを全て読んでから次へ行くタイプの僕は、時間のかかる非効率な回り方をしてでも一人でじっくり満足するまでグッと来たポイントを堪能したかったのですが、警官はそんな僕に対し『次はこっち、次はこっち』と、どんどん先に歩いて僕を手招きします。
邪魔だな、と感じてきたので警官を一人で先に歩かせ、時間差で後から進むと警官は途中で僕を待っています。
この壁画は当時の王様とナーガ、ガルーダが戦った?だかどうこうだと説明されたのですが、僕の英語力だと警官の話の半分程度しか理解できませんでした。
ただ、警官の説明はとても楽しい。
僕のペースを乱されて邪魔ではあるのですが、現地の人にこうして解説してもらいながら見て回れるって事もなかなかないと思います。
ガイドを雇えば別ですが。
それに警官とはいろいろと雑談もしながら歩くのですが、お互いに微妙に気が合う感じがします。
警官が僕に合わせてくれているだけなのかもしれませんが。
ペースを乱されるのはうっとうしいですが、警官と一緒に見回ってみようと思い始めました。
警官と共に歩き、階段を上りきると観光客がたくさんいる開けた場所に到達しました。
ここがバイヨン寺院のメインスポットになります。
周りにはたくさんの四面仏塔があります。
石に掘られた顔は全て笑顔です。
接着剤を使わずに隙間なく積まれた石に顔が精巧に彫られています。
顔を掘る人は失敗したら石を運んできた人たちにかなりのガッカリ感を与える事になったでしょう。
そんなプレッシャーの中でこんなに精巧な顔を一発勝負で掘ったのです。
当時の原哲夫や井上雄彦的な人が頑張って掘ったのでしょうが、昔の人、すごい!!
この窓枠から写真を撮るといい感じだよ、ここから撮ると鼻と鼻が重なるよ、ここが一番人気の撮影スポットでこの笑顔がバイヨン寺院で一番いい笑顔とされているよ、ここから撮ると顔がいい具合に並ぶよ、と警官はおすすめの撮影スポットをたくさん教えてくれます。
ありがたき警官。
うっとうしいと思ってごめん。
中央祠堂の中のさらに中央にはとても神聖な仏像があります。
近づく際は必ず靴を脱ぎ、仏像にお祈りをしてください。
バイヨン寺院を歩き回ります。
石で作られた建物と精巧な彫刻に圧倒されっぱなしです。
歩いていると遺跡とは関係なさそうな動物小屋みたいなものや何かを計測している機械のようなものを見かけたりします。
これは遺跡を護るために傾きや地質を調査するものらしいです。
そしてこれらは日本が大きく協力しているそうです。
日本は観光客が安全に楽しめるようにこうしてアンコールトムを護り、調査しているのです。
愛国心の一切ない僕ですが、日本人として誇りに感じました。
このころにはすでに警官は僕からガイド料を取るためにガイドの押し付けをしているのでは、と勘ぐったりもしていましたが、この話をきいて日本が好きだから僕にサービスしてくれているのかな、と思い直したりもしました。
一通り見て満足したので、階段を下りてバイヨン寺院を出る事にします。
観光客に紛れて猿がいます。
回廊に入っていく猿もいました。
警官に礼を言って立ち去ろうとしたら、
『チップ、チップ』
と、思った通りチップを要求してきました。
警官の説明は楽しかったし、写真スポットもたくさん教えて充実した時間をすごせました。
完全なガイドをしてくれました。
ただ、頼んでもないのに勝手にガイドをしたというのは僕の中では減点です。
なので、相場はわかりませんがチップとして1ドル渡しました。
1ドルでも特に不満そうな顔はしておらず、笑顔でバイバイサンキューと言って持ち場に戻って行ったのできっとよかったのでしょう。
お互いがいい思いができて万々歳です。
来た時は気がつきませんでしたが、辺りを見渡すと猿がたくさんいます。
きっと生まれた時から毎日観光客を見て育ってきたからなのでしょう、人間なれしています。
近づいても逃げようとしません。
バイヨン寺院の入り口近くにはジュース屋さんやアイス屋さんがあります。
歩き回って汗だくだくになった僕は、ジュースを飲んで少し休み、アンコールトムを後にしました。
アンコールワットに関してはこちら。
レンタルバイクに関してはこちら。
アンコールトム 施設情報と地図
住所(英語) Angkor Archaeological Park, Krong Siem Reap
住所(クメール語) Angkor Archaeological Park, ក្រុងសៀមរាប 17000
営業時間 7:30~17:30
シェムリアップの楽しみ方
カンボジア・シェムリアップのお得な情報、楽しみ方、おすすめスポット、レストランなどについてはこちら。