バンコクの電車のBTS(高架鉄道・スカイトレイン)とMRT(地下鉄)には、日本のSuicaのようなICカード・電子マネーカードがあります。
BTSではラビットカード、MRTではMRTカードというICカードがあり、誰でも簡単に作る事ができます。
バンコク在住者だけでなく、電車を何度も利用する予定の旅行者にとってもバンコクの電車のICカードはとても便利です。
簡単に作れるバンコクのラビットカードとMRTカードの作り方と使い方の説明をしていきます。
ちなみにバンコクのBTSとMRT両方で使える共通カードはまだできていません。そのうちできるようなのですが今はラビットカードはBTSで、MRTカードはMRTでしか使う事ができないので、BTSとMRTの両方を利用する方は両方のカードを作る事になります。
ICカードを作った方がいい理由
こちらはMRTスクンビット駅の夕方過ぎの様子です。
BTSアソーク駅との乗り換えの駅という事もあり、夕方過ぎからはキップを買う人で鬼のような長蛇の列ができます。
バンコクの券売機は日本よりも設置されている数が少ないうえ、たくさんの旅行者も利用します。
初めて券売機を利用する旅行者は、キップを買うのにまごついていてかなり時間がかかってしまう事が多く、券売機の長蛇の列にいるとなかなか自分の番が回ってきません。
この長蛇の列に何度も並ぶことになってしまうとかなりの時間を無駄にしてしまうし、ストレスにもなります。
でも、ICカードがあれば行列に並んでる人を横目にサクッと改札を抜ける事ができます。
ICカードの新規作成やチャージに必要なもの
これまではカードの新規作成やチャージは現金だけですんだのですが、2019年からラビットカードやMRTカードを作る際やチャージをする際にはパスポートなどの身分証明書の登録が必要になりました。
新しくカードを作る方、チャージをする方はパスポートやパスポートのコピーなどをもっていきましょう。
BTS ラビットカード
こちらがBTS(高架鉄道・スカイトレイン)で使えるICカードのラビットカードになります。
ラビットカードの作り方
ラビットカードはBTSのどの駅でも作る事ができます。
どの駅にも改札の横にチケットオフィスがあるので、そこで作る事ができます。
係の人に英語で『ラビットカード、プリーズ』と伝えれば、発音が悪くても察してくれます。
ラビットカードを作るには最初に発行手数料80バーツと初回チャージ料100バーツの合計180バーツがかかります。
もっとたくさんチャージしたい方は、チャージしたい分の料金をこの時払ってください。
ラビットカード チャージする方法
ラビットカードのチャージもチケットオフィスで行います。
チャージは最低100バーツからでき、言葉がわからなくても、窓口の人にラビットカードとチャージしたい分のお金を渡せば察してくれて、チャージしてくれます。
旅行者の方は一日100バーツチャージしておけば充分です。
ただ、チャージしたお金の払い戻しはできないので、短期の旅行者はチャージしすぎないように気を付けてください。
ラビットカードの使い方
こちらは日中のBTSサラデーン駅の様子です。
平日の日中なのに混雑しています。
切符を買う人の列ができていますが、ラビットカードがあればこの行列に並ぶ必要はありません。
ラビットカードを改札の上の部分にタッチすれば改札は開き、ホームに行く事ができます。
目的地に着いて駅を出る時も、改札の上の部分にラビットカードをタッチすれば改札は開き、駅から出る事ができます。
日本でSuicaを使う時と同じです。
ラビットカードでお得にショッピング
ラビットカードもSuicaのように買い物で使う事ができます。
タイのマクドナルドやスターバックス、一部のフードコートではレジにこちらの機械が置いてあります。
これがあるお店ではラビットカードで支払いができます。
お店によってはラビットカードの支払いで割引があったりもします。
ラビットカードが使えるお店やどんなサービスがあるかはラビットカードの公式サイトで確認できます。
また、ラビットカードはポイントをためる事ができます。
こちらに自分のラビットカードを登録しておくことで、BTSに乗る度にポイントはたまっていきます。
BTS各駅内に設置されているこちらの【キャロット クーポン キヨスク】でポイントをラビットカードにチャージしたり、ラビットカード提携店で使えるクーポンをゲットできたりするので、長期旅行者や在住者は登録しておく事をおすすめします。
MRTカード
こちらがMRT(地下鉄)で使えるICカード、MRTカードになります。
MRTカードの作り方
MRTカードもMRTのどの駅でも作る事ができます。
どの駅にも改札の横にチケットオフィスがあるので、そこで作る事ができます。
窓口で『カード、プリーズ』と言えば発音が悪くても係の人は察してくれます。
MRTカードを作るには最初に発行手数料30バーツ、デポジット50バーツ、初回チャージ料100バーツの計180バーツがかかります。
デポジットの50バーツはカードを返却したら返してもらえます。
MRTカードはラビットカードとは違い、MRTに乗る時だけしか使う事はできません。
MRTカード チャージする方法
MRTカードも改札横のチケットオフィスでチャージをする事ができます。
何も言わずにカードとチャージする分のお金を窓口の人に渡したら、察してくれてチャージしてくれます。
MRTカードの使い方
MRTカードの使い方もラビットカードや日本でSuicaを使う時と同じです。
改札にMRTカードをタッチすれば改札は開き、ホームへ行く事ができます。
駅から出る時も、改札にMRTカードをタッチすれば改札は開き、駅から出る事が出来ます。
路線図
こちらバンコクの路線図になります。
スマホにダウンロードしておけば何かと役に立ちます。
バンコクで切符を買って電車に乗る方法はこちら。
バンコクで観光をするのならこちらの記事も参考にしてください。
MRT駅内やMRT駅周辺にあるコインロッカーの使い方はこちら。