カンチャナブリでホテルを捜すのなら、グランピング施設のキャンプスター(The Campster)を候補の一つにいれておくべきです。グランピングとは簡単に説明するとすでにテント等が設置されているキャンプ施設って感じで、自分で寝床や食べ物の準備をしなくてもキャンプができちゃいます。
キャンプスターは2020年にできたばかりの新しいグランピング施設で、ノーマル三角テントから未来を感じるドーム型テント、キャンピングカーなどに泊まる事ができます。
カンチャナブリを流れるクウェー川沿いにあるので日中はカヤックやジェットスキーといった川遊びを楽しめるし、夜になればキャンプファイヤーやバーベキューとテンションの上がるキャンプ行事も楽しめます。また、豊かな自然の中でまったりと草を吸って悟りを開いたり平和を考えるタイならではの過ごし方もできたりします。
カンチャナブリ旅行の際にキャンプスターに宿泊したら楽しい時間をたくさん過ごす事ができたので紹介します。カンチャナブリ旅行でホテルを探している、グランピングに興味があるという方は参考にして下さい。
また、お得に安く泊まる方法も紹介します。
場所と行き方
キャンプスターはカンチャナブリを流れるクウェー川沿いにあります。
カンチャナブリ駅やバスターミナルからは10キロ以上離れているので、バスや電車で来た方はグラブを呼んでホテルまで行くのが一番手っ取り早いです。
自家用車で行く場合は地図を見て頑張っていきましょう。地図はこの記事の下の方に貼っています。
カンチャナブリ市街を抜けると緑だらけの田舎道となります。僕はグラブで行ったのですが、運転手は地図を見ながらでも若干迷っていました。
高い建物がなく、遠くの景色も良く見える自然豊かな道をしばらく走るとキャンプスターの入り口に到着します。敷地内に入るとまずは広い砂利の駐車場となっています。
また、キャンプスターの周りにはセブンなどのお店はありません。キャンプスターでは食べ物やビールは売られていますが、自家用車でない方が買い物や観光・帰る際にカンチャナブリ市内へ行くにはあらかじめレンタルバイクを借りておくかホテルの人に頼んでタクシーを呼んでもらうしかありません。
僕は何度かグラブを呼ぼうとしたのですが、キャンプスターまでは配車手配はされませんでした。
キャンプスターでタクシーを呼んでもらうと毎回ソンテウがきて、目的地までは毎回僕と奥さんでソンテウ貸し切りでの移動でした。
僕の場合の移動方法はキャンプスターからカンチャナブリのレンタルバイク屋までソンテウで移動し、レンタルバイクで観光。キャンプスターへ戻る際はグラブを呼ぶ、といった感じでカンチャナブリの日々を過ごしていました。
無免許・ノーヘルでも可能!カンチャナブリのレンタルバイク屋の場所と借り方・料金についてはこちら。
キャンプスターの紹介
フロント&カフェ
駐車場の先にはフロント兼カフェの建物があります。
建物の中でチェックインの手続きをした後は、スタッフの人がカギを渡してくれて泊まる所まで案内してくれます。
キャンプスターにあるテント
キャンプスターには様々なタイプのテントがあります。テントのタイプによって料金が変わります。
一番安いのはノーマルの三角テントや円柱タイプのテント。
見た目がかっこいいドーム型のテントもあります。それぞれのテントそばにはトイレやシャワーも備え付けられています。
また、どのテントも見た感じより中は広く、4人で泊まれたりもします。
スカイデッキに設置されたドームテント。一階はトイレやシャワーがあります。
夜、テントから出て夜空を眺めたりするのにすごくよさそう。
建物タイプもあります。屋上にベンチやテーブルがあり、バーべキューなども楽しめます。
こちらは4人用のキャンピングカー。中にはクイーンサイズのベッドと二段ベッドがあります。
こちらは僕が泊まった二人用のリバーフロント キャンピングカー。キャンピングカーの横にはテーブルと椅子が置かれていて、屋根もあります。
また、大自然の中にある為に夜になると灯りに虫が群がってきます。なのでキャンプスターに来る前にセブンで蚊取り線香を買っておく事をおすすめします。
キャンピングカー内の様子
僕が泊まったのはキャンピングカーですが、テーブルと椅子もキャンピングカー宿泊者の陣地です。そのため、テントに比べたら利用できるパーソナル面積は広いです。
部屋の奥にはクイーンサイズのベッドが置かれています。エアコンはガンガンに効きます。
Wi-Fiは意外と速く、デカい容量の動画の送受信もストレスなくできました。動画を見たりする分には全く問題はありません。
ベッドから入り口を見るとこんな感じです。
アンドロイドテレビなので、プライムビデオやYouTube、ネットフリックスなどが入っています。
車なので若干の窮屈感はありますが、二人で泊まってもストレスなく過ごせました。
コンセントの数は少ないのですが、僕は電源タップを持参していたため問題なし。パソコン、カメラ、二人分のスマホ、ポケットWi-Fi、充電器と何かと充電するものが多い我が家なので旅行の際は毎回電源タップを持って行っています。
テレビの下には小さい冷蔵庫があります。テレビの横にはケトルやコーヒーが置かれています。
トイレ、洗面所は若干狭いですが、どちらも水は問題なく流れます。トイレに紙を流しても詰まる事はありませんでした。
洗面台の右側にクローゼットがあり、僕と奥さん二人分の荷物は全て入れておく事ができました。
トイレには円柱タイプのシャワールームがあります。水圧は弱く、また、時々恐ろしいほど出てくる水量が少なくなったりもしました。気持ちのいいシャワータイムはすごせませんが、キャンプなのでシャワーがあるだけでもありがたいです。
また、ボディソープはありますがシャンプーや歯ブラシはありません。その辺の物はあらかじめセブンかどこかで買っておきましょう。
キャンプ場内の施設
カフェにはプールがあります。プールサイドでまったりと食事をしたり飲んだりもできます。
ホテルの人にお願いすれば無料でクウェー川でのカヤックを楽しめます。
また、有料ですがジェットスキーやバナナボートのレンタルもしています。
19時からはキャンプファイヤーがはじまります。
僕はタイの連休明けの平日に泊まったので他のお客さんがほとんどいませんでしたが、それでも毎晩時間になると火が焚かれていました。
カンチャンブリの市街地へ行けば草屋さんがあります。大自然の中でキャンプファイヤーの火を眺めたり川や虫の音を聞いたりしながら一服するというのは人によっては天国のような時間なのではないでしょうか。
食事
キャンプスターはお食事メニューも充実しています。朝食メニューやタイ料理やパスタ、ステーキ、カフェメニュー、ビールなどがあり、飲み食いに困る事はありません。
キャンプの醍醐味といえばバーベキュー。キャンプスターではタイ式バーベキューのムーガタを食べる事ができます。キャンプで食べるムーガタは普段食べるムーガタよりもすごく美味しい。
ムーガタの食材はほぼほぼそろっていますが、僕は日中バーベキュー用の自分好みの食材をカンチャナブリのショッピングモール、TMKパークで買っていたのでより完璧なムーガタとなりました。
カンチャナブリのショッピングモール TMKパークの行き方と店舗についてはこちら。
別日に食べた巨大なポークチョップも美味しかったです。
ピザやタイのサラダのヤムなどもあり、僕も奥さんも毎回大満足の晩御飯。
ご飯を食べていると毎回三匹の犬が現れます。キャンプスターの人に犬の名前を聞いたら野良犬だとの事でした。
野良犬たちは過去にたくさん食べ物をもらった事もあればひどい扱いを受けた事もあったようで、ご飯を食べたそうにはしていますがかなり警戒して一定の距離内には入ってこようとしません。
僕も奥さんも毎回犬が来たらご飯をあげていましたが、三匹中二匹は最後まで心を開きませんでした。人間に対してトラウマがあるのでしょう。気の毒です。
朝食メニューはタイ版の雑炊のカオトムや、トーストと目玉焼きといった洋食メニューがあります。
僕は毎日カオトムを食べていましたが、美味しかったです。
大自然の中で手っ取り早くキャンプ体験ができ、どこを見ても素敵な景色。その上食べ物もおいしくて、キャンプスターでは大満足の時間を過ごせました。
一泊の料金
時期と予約のタイミングで値段は変わりますが、アゴダで適当な日のキャンピングカー(4名)の一泊の値段調べると一泊2088バーツ、約8600円でした。
一番安いテントだと1701バーツ、約7000円です。二人で泊まったとしたら一人約3500円です。
大自然の中、綺麗なテントの中でキャンプができてこのお値段はかなりお得なのではないでしょうか。
お得に安く泊まる方法
ホテルの予約はブッキングドットコムかアゴダを使うとお得です。僕は毎回二つのサイトで値段を比べて安い方で予約しています。
下のリンク先から料金を調べたり、予約したりする事ができます。
まだブッキングドットコムのアカウントがない方はこちらから登録すると、1800円のキャッシュバックが付きます。
カンチャナブリのおすすめスポット
カンチャナブリのおすすめの観光スポットについてはこちら。
バンコクからカンチャナブリまでの行き方はこちら。
タイで一番美しい滝 エラワンの滝への行き方と見どころの紹介はこちら。
営業情報と地図
住所 239 Moo 2 Koh Samrong, Muang, Kanchanaburi 71000
チェックイン時間: 15:00
チェックアウト時間: 12:00