なんとなくバンコクに移住してみました

2018年に日本語しかわからないけどバンコクに移住してみました。バンコクへの移住方法や生活情報、タイや東南アジアの旅行情報を書いています。

海外移住希望者におすすめの求人
日本国内在宅勤務orマレーシア勤務 楽でゆるい仕事ですがゴージャスな暮らしを送れます。未経験・日本語のみもOK 詳しくは【こちらをクリック】

バンコクで部屋探し・買い物や仕入れ・メールやLINE等の通訳・翻訳をタイ人に安くお願いしたいという方は【こちらをクリック】

ガンズのバンコクのライブに行ってきた【Guns N’Roses LIVE IN BANGKOK 2022】

Guns N’Roses LIVE IN BANGKOK 2022

2022年11月、とうとうバンコクにGuns N’Roses(ガンズ アンド ローゼス)がやってきました!

キャリアの割に発表した楽曲数は少ないですが、それでもCDの総売り上げは1億枚以上。世界中で大人気、超人気バンドのガンズですが、音楽は聞いた事がなくても名前は聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか。名前も聞いた事がなくても認識できないだけでバンドのロゴやバンドTシャツはどっかで見てるだろうし、最近ではソー:ラブ&サンダーの本編やCMを見た人は音楽も聞いています。

コロナのせいでバンコクでも超有名バンドのライブが取り消しになったりライブの開催自体が難しくなっていましたがコロナ明け、一発目に来たビッグバンドはガンズでした。

キャリア40年、ボーカルのアクセルは60歳となり、すっかり肥えてしまったメンバーもいますが、アクセル、スラッシュ、ダフという3人がそろっている、知っている人にとっては奇跡に近い復活劇を遂げたガンズのバンコクでのライブ、これは是非見に行かないといけません。という事で、夜は何時間もイヤホンをつけてラップやEDMを聞いてるけど昔のロックには一切興味なし、ライブ前までも一切予習なしだったタイ人奥さんと一緒に行ってきました。

タイではガンズ ン ロージスって感じで発音されている、そんなガンズのライブのレポや、会場へ行き方の様子などを書いていきます。

 

Thunder Dome Stadiumの場所と行き方

ガンズのライブ会場はバンコクのサンダードーム スタジアム(Thunder Dome Stadium)で、普段はサッカーの試合が行われています。

バンコクのノンタブリーという地域にあり、バンコク中心部からは10キロちょい離れた場所に位置します。サンダードームから1キロほどの場所にはドンムアン空港があります。バンコク在住の多くの日本人にとっては地味に行くのがめんどくさい場所です。

サンダードーム近くには電車の駅がないので、僕はグラブタクシーで行きました。初めてサンダードームに行くという方はグラブで行くのが無難です。

僕は会場から徒歩圏内の場所にホテルをとったのですが、バンコクの自宅からサンダードーム近くのホテルまでは300バーツほどでした。

サンダードーム スタジアムの地図はこちら。

ちなみにサンダードームの近くにはインパクト アリーナという幕張メッセのようなイベント会場があります。超大物アーティストのコンサートは、基本的に屋外だったらサンダードーム、屋内だったらインパクトアリーナで開催されます。

メッセとマリンスタジアムが徒歩圏内にある幕張みたいな感じで、ショッピングモールや商業施設がたくさんあり周辺の街並みも幕張っぽく、僕はこの辺りをバンコクの幕張と呼んでいます。

帰る際は会場前にタクシーやバイタクがたくさん待機していますが、バンコクの幕張ではどのイベントでも帰りは激混み、激渋滞になるので、サンダードームに行く人は日程に余裕があるのなら近くのホテルをとる事をおすすめします。

ホテルにお金をかけたくないという方は、僕が泊まった会場まで徒歩圏内の団地の一室のSK Muangthongthani Apartmentがおすすめですが、難点は水圧が弱い点。それ以外は快適です。

agoda-SK Muangthongthani Apartment 

快適なホテルタイムを過ごしたいという方には、ノボテル バンコク インパクト ホテル をおすすめします。

agoda-Novotel Bangkok Impact Hotel 

Thunder Dome Stadium内の様子

会場オープン

ライブ開始は20時から、会場オープンは17時からとの事だったので、16時半ごろにホテルを出て、サンダードームへ向かいます。

しかしすでに大行列。久々にたくさんの黒いTシャツを見ました。

30分ほどでサンダードーム入口に到着。混乱や事故を避けるため、ある程度の人数が入ったら少し止めて、入口周辺が落ち着いてきたらまた入れる、という感じで人をいれているので大行列ができていました。

まずは会場入って右側の狭い駐車場に行き、100バーツを払ってATK検査を受けます。ここで引っかかったら高いチケット代が無駄になる、今までのワクワクが無駄になる、という事でものすごく緊張したATK検査となりました。

次は入口左にある屋根のある建物にでリストバンドを貰いに行きます。屋根のある建物に入る時は、ワクチン証明の提示が必要でした。僕はワクチン証明の写メを見せてOK。奥さんは打ったワクチンの記録が表示されるアプリの画面を見せていました。

建物内で、係の人にチケットを見せてリストバンドを貰います。僕の場合はチケットを買った時にメールで送られてきたQRコードを係の人にピッてしてもらって、リストバンドを貰いました。別のカウンターではプリントアウトした電子チケットを係の人に見せて、リストバンドをもらっている人達もいました。

リストバンドは見るエリアごとに色が違っています。また、リストバンドをつけていれば以後、会場内をうろちょろする時にワクチン証明を見せてとか言われなくなります。

ライブ会場はサッカースタジアムで、屋根のある建物から行きます。サッカースタジアム内に入る前に、金属探知機や持ち物検査があります。

スタジアム内にはタバコやライター、ペットボトルなどは持っていけません。カップの持ち物はOKのようですが、会場内にはビールが売っていません。何人かビールを持っている人がいましたが、遠くで買ってきたと言っていました。たぶんショッピングモールまで行ったのだと思います。

没収されたタバコや電子タバコ、ペットボトルの数々。お気の毒です。

屋根のある会場には荷物を預かってくれる場所があります。僕はサッカースタジアム内に入る前にタバコとライター、電子タバコをここに預けました。

荷物を預ける時は紙にサインをします。そして紙の半分を受け取ります。帰る際に受け取った半分の紙を係の人に渡せば、預けた荷物を返してもらえます。

物販・売店

会場内にはカフェがあります。エアコンががっつり効いたカフェで、この日は涼しかったのですが、暑い日はこのカフェはいい避難所になりそうです。

食べ物を売っている売店もちょくちょくあります。

フライドポテトやフィッシュボール、ソーセージ、揚げ物にガッツリ系はガパオライスなどが売られていました。日本だとこういう場所は普通よりも高いですが、サンダードーム内で売られている食べ物は普通の屋台と同じ価格でした。

グッズ売り場もいくつかありました。Tシャツを買おうとしていた僕は、明るい時間は誰も並んでいなかったので余裕をこいてダラダラしていたのですが、暗くなったらいつの間にかどこも長蛇の列。

並ぶのが嫌だったのでTシャツ購入は諦めました。

暗くなってくるとどこの売店も長蛇の列。

人が多すぎたので全て確認していませんが、サッカースタジアム内に持っていけるカップ入りの飲み物は売っていないっぽいです。

スタジアム内

19時30分過ぎにサッカースタジアム内に入ります。

前の方でもみくちゃにされるのは疲れて嫌だし、椅子に座ってみてると何かとストレスになる事があるので、まったり見たい僕はスタンディングの後ろ部分の右側、スラッシュ側のチケットを購入しました。

この日は皆既月食の次の日。野外ステージなのでいい具合に月も見えます。

とりあえずこの辺かな、とポジションを決めて座り、隣に座にいるタイ人兄ちゃんたちと色々おしゃべり。

タイ人兄ちゃんたちは過去二回日本に行ったことがあり楽しい思い出がいっぱいできたのでしょう、日本人の僕にすごくフレンドリーに接してくれます。

『この会場酒が売っていないんだよね。イベントなのに酒が飲めないって嫌だから、家からウイスキーを持ってきたよ』と言って、持参したウイスキーを僕にも何度も飲ませてくれました。

さらに、買い出しから戻ってきたタイ人兄ちゃんグループの一人が僕にビールをくれました。すごく嬉しいありがたい!

 

ガンズのライブ

時間は20時、ガンズを知っている人はわかると思いますが、果たしてあとどれくらい待てば始まるのか、無事にライブは始まるのか、と少しドキドキしながら待つ事数分、突如会場は暗転し、It's So Easyのベースラインが鳴り響きます。

会場は大盛り上がり。きちんとライブが始まって一安心。

体形がすっかり丸くなったアクセルとスラッシュですが、ものすごくかっこいい!

次々とガンズの名曲が演奏されていきます。

5曲目のWelcome to the Jungleではイントロから大歓声。

60歳のアクセルは客にマイクを向けてごまかしたりせず、トーンも下げたりせず、若い時と同じように『シャナナナナナナナナニーッ!♪ニーッ!♪』と全てをきっちりと歌い上げています。

8曲目、Live and Let Dieでもアクセルはハイトーンロングシャウトを決め続けます。

とんでもない60歳。こういうプロフェッショナルな人だからとんでもない音楽を生み出せて大成功したのでしょう。

ライブは中盤にさしかかり13曲目のYou Could Be Mine。

アクセルの調子がどんどん上がってきているように感じます。途中の早口ハイトーンブリッジも、60歳を感じさせない歌いっぷり。そしてスラッシュのギターがキレッキレですごくかっこいい!

ガンズの楽曲を知らない奥さんも『タノシーイ、オモシローイ』とライブをノリノリで楽しんでいます。

さすがにアクセルも小休憩が欲しいのでしょうか、14曲目はダフがボーカルで I Wanna Be Your Dog。

楽曲のプロモーションを考えるならNEW ROSEをやるべきなのでしょうが、自分の好きな曲をやりたいのでしょう。60近いダフのパンク小僧っぷりはまだまだ健在の様です。

18曲目はCivil War。名曲だけどライブではあまりやらない曲って印象でしたが、ウクライナの事があるので今回のツアーではセットリスト入りしたようです。モニターにはウクライナ国旗が映ってたし。

ちなみにキーボードはディジー・リードです。

そして19曲目はSlash Guitar Solo。色んなリフを考えたすごさは楽曲を聞けばわかりますが、演奏のすごさはライブでないと全てわからないでしょう。

50年近くギターを弾き続けてるスラッシュは、熟練を越えてもはやギター仙人。なぜかすごく聞きやすいし。

そしてギターそろから例の曲のイントロの流れでまたまた会場は超盛り上がり。

20曲目は Sweet Child o' Mine。ギターもベースも歌もいいという、超名曲。みんな歌っています。

からの21曲目、 November Rain。100年後も残っていそうな超名曲の連発で、普通のミュージシャンだったらこの流れでライブ終了でも大満足の内容となるでしょう。

この日は11月、そして野外ライブ。雨が降って来たらロマンチックだわ、なんて思っていた人もいたかもしれませんが、タイは乾期に突入したばかり。

野外ライブで雨が降ったら嫌だな~と思っていた僕の願いは通じ、雲一つなく綺麗な月が輝く中で超名曲が演奏されていきます。会場内はしっとり感に包まれていますが、後半の生で聞くピアノとギターのアンサンブルは鳥肌もの。

24曲目、 ラストはNightrain。

かっこいいギターのイントロが鳴らされた瞬間にテンション爆上がり、サビではみんなで『ナイトレイン!♪』の大合唱。大盛り上がりの中、ライブは終了です。

が、当然これで終わるはずはなく、アンコール1曲目、25曲目はComa。なぜコーマやねん、と思ったのですが、改めてライブで聞くとリフがものすごくかっこいい!

この時点でライブが始まってから3時間ほいど経過、女性が一人倒れたかなにかで、真ん中の緊急搬送用の通路から運び出されていました。コーマの時に倒れるなんて、後々いいネタになりそうです。

緊急搬送用の通路では時々おじさんが飲み水を配っています。ただ、通路周辺にいない人は水配りがあった事に気が付かなかったでしょう。

ステージではスラッシュとダフと、チャイニーズデモクラシー時からガンズに加入したリチャード・フォータスの三人がアコギでビートルズのBlackbirdをしっとりと演奏。そしてその流れから26曲目のPatience。

そして27曲目のDon't Cryとしっとりバラードが立て続けに演奏されていきます。会場内もみんなしっとり歌っています。

28曲目、ラストはParadise City。

ギターのイントロが鳴った瞬間、会場内はこの日一番の揺れ動きと大歓声!みんなノリノリで歌っています。最後のスラッシュのノリノリギターとアクセルの高音早口ボーカルまで会場内は沸きまくり、大歓声の中、この日のライブは終了しました。

演奏終了後はメンバー全員がステージ上で肩を組み、スラッシュだけは最後まで残って逆立ち披露でラストの盛り上がり。

ガンズの曲を一切しらない奥さんも終始ノリノリで、なんでYouTubeは退屈なのにコンサートはこんなに楽しいの?と言っていました。

この日の演奏時間は3時間半近く。若かりし時のガンズのライブとは違い、アクセルは途中途中やたらとニコニコしていました。毎回曲が終わるたびに深々と頭を下げていたし、アクセルは見た目だけでなく中身も随分丸くなったようでした。

見終わった後はとても疲れましたが、ものすごいパワーとテンションで長時間本気で演奏し続けたガンズはそれ以上に疲れたでしょう。アラカンでもここまでの本気を見せてくれて、やっぱ天下を獲った人達ってスゲーなーって思いました。

セットリスト

1 It's So Easy
2 Mr. Brownstone
3 Chinese Democracy
4 Slither(Velvet Revolver cover)
5 Welcome to the Jungle(Link Wray's "Rumble" intro)
6 Better
7 Double Talkin' Jive
8 Live and Let Die(Wings cover)
9 Reckless Life
10 Estranged
11 Shadow of Your Love
12 Rocket Queen
13 You Could Be Mine
14 I Wanna Be Your Dog(The Stooges cover) 
15 Absurd
16 Hard Skool
17 Sorry
18 Civil War(Jimi Hendrix's "Machine Gun" outro)
19 Slash Guitar Solo(Albert King's "Born Under a Bad Sign" jam)
20 Sweet Child o' Mine
21 November Rain
22 Wichita Lineman(Jimmy Webb cover)
23 Knockin' on Heaven's Door(Bob Dylan cover)
24 Nightrain

(Encore)

25 Coma
26 Patience(The Beatles' "Blackbird" intro)
27 Don't Cry
28 Paradise City

バンコクで行われたナイン・インチ・ネイルズのライブについてはこちら。

バンコクでロックを聞きながらお酒を飲みたい時におすすめのThe Rock Pubについてはこちら。

バンコクで行われたマイク・シノダのライブについてはこちら。

 ガンズの曲をあまりよく知らないという方はまずはこの辺りをチェックしておけば間違いありません↓

 

 

 

 

 

 ↓僕にメールを送るのはこちらから↓

 お問い合わせ