バンコクから日帰りでも行けるナコンパトムにあるサンプラーン・エレファント・グランド&ズー(Samphran Elephant Ground & Zoo/ลานแสดงช้างและฟาร์มจระเข้สามพราน)は、エレファントショーやクロコダイルショーが人気の動物園です。
動物の数は少ないので様々な動物を見て楽しむというよりはショーや動物とのふれあいを中心に楽しむ動物園になりますが、タイの歴史を物語った壮大なエレファントショーや危険度満点のクロコダイルショーは日本では見る事ができず一見の価値あり。
また、園内は象に乗って移動できたり餌をあげる事ができたり、最近ではウサギと触れ合えるコーナーもできたりしているので動物と触れ合いたい方にとってもおすすめです。
タイ料理がものすごく美味しいおしゃれなカフェも新しくできたので、休憩やお食事でもいい時間を過ごせます。
僕がバンコクに引っ越してきたばかりの頃にタイ人がサンプラーン動物園につれていってくれたのですが、タイ人にとってもせっかくバンコクに来たのなら訪れてもらいたい場所なのでしょう。
今回タイ人奥さんとナコンパトム旅行に来た際に奥さんがサンプラーン動物園に行った事がないとの事だったので行ってみたら、奥さんも二度目の僕も存分に楽しめました。そんなサンプラーン・エレファント・グランド&ズーを紹介します。
また、お得に安く入場チケットを購入する方法や、偶然発見できた仕事終わりのプライベートな象さんと触れ合えるスポットも紹介します。
場所と行き方
サンプラーン・エレファント・グランド&ズーはナコンパトムのはじっこの方、ナコンパトムの中ではバンコクに近い所に位置します。
ナコンパトムの中心街からは25キロちょいで車だと30分ほど、バンコクからは30~40キロ程、車で40~50分ほどの場所に位置します。
ナコンパトム中心街からもバンコクからも若干距離はありますが、車で行く場合は基本4号線を走っていればいいだけなのでそれほど面倒ではありません。サンプラーン動物園の地図はこの記事の下の方に貼っているので運転していくという方は参考にして下さい。
車がない方はバンコクからもナコンパトムからもグラブタクシーで行くのが手っ取り早いです。バンコクの僕の自宅からはグラブで520バーツで行く事ができます。
ナコンパトムの中心街のホテルにいた僕はグラブタクシーでホテルからサンプラーン動物園まで行きました。帰りもサンプラーン動物園でグラブを呼んだらサクッと配車手配されました。
入場料と安く買う方法
サンプラーン・エレファント・グランド&ズーの入場料は
・大人 600バーツ
・子供 350バーツ
となっています。
また、タイ人の場合は
・大人 100バーツ
・子供 60バーツ
となっています。ワークパーミッドを所持している方は提示すればタイ人料金で入場可能です。僕の場合はワーパミは持っていませんが奥さんがタイ人だからか、なぜかタイの免許証の提示でタイ人料金で入場可能でした。窓口の人がサービスしてくれたのでしょう。
割引価格で入場料を払う方法ですが、旅行・観光チケットを販売しているKKdayではサンプラーン動物園の入場チケットを販売しています。
KKdayで販売しているチケットも600バーツと割引価格ではないですが、KKdayは初回登録時に500円の割引クーポンがついてきます。また、KKdayから当ブログの読者割引のクーポンを発行してもらっていて、3,000円以上のご予約で5%OFFの割引となっています。当ブログの読者割引のクーポンのコードは【BKKLIFE5OFF23】です。クーポン利用をすれば入場チケットを安く購入する事ができます。
KKdayのクーポンの使い方はこちらに詳しく書いています。
サンプラーン・エレファント・グランド&ズーの紹介
入り口
サンプラーン動物園にはとても広い駐車場があります。グラブタクシーで来た人も駐車場で降ろされます。
こちらが入り口になります。
入り口の横にはチケット窓口があるので、ここで料金を払ったりスマホの電子チケットを見せたりして入場チケットをゲットします。
園内
敷地面積は130ライとの事で全くピンとこない単位ですが中規模の動物園といった感じです。そこら中に休憩できるところがあるので、ほとんどの方はものすごく暑い日でも園内全てを周る事が可能でしょう。
入り口から入ると小さな象さんがいます。
こちらの象さんにはバナナをあげる事ができます。僕は餌をあげるつもりはなかったのですが、象さんはバナナをくれ~と鼻を伸ばしてきました。
入り口そばにはお土産屋さんや雑貨屋さんも並んでいて、タイパンツやオリジナルTシャツなどが売られています。僕のタイ人奥さんはまず雑貨屋さんで手持ち扇風機を購入していました。
園内やチケット窓口には各ショーの時間が記載された案内板があります。初めての方は象とワニのショーは絶対見るべきです。
象とワニのショーは一日に2~3回開催されますが、1回しか開催されない日もあるっぽので遅くとも13時頃に到着すれば全てのショーを確実に見る事ができるでしょう。
所々に案内板も設置されていますが、1時間ほど園内をブラつけば園内のどこに何があるかはだいたい把握できるようになります。
こちらはワニゾーン。ワニゾーンはたくさんあり、ワニは園内で1万匹以上飼われていて、年齢別にゾーンが分けられています。
食べ物や飲み物を売っている売店も点在しています。売店ではお菓子やアイスや飲み物、焼きたてのソーセージやフィッシュボールなどが売られていて、小腹が空いたり喉が渇いたときに活用できます。
また、レストランや巨大フードコートもあり、飲食・休憩には困りません。ただ、がっつりと食事をするのなら後述するカフェのHappitinyが超おすすめです。
園内を進むと熱帯植物が多く植えられているゾーンがあり、小さな人口滝のようなものも設置されています。周辺には巨大な池があり、池の中ではものすごく大量の魚が泳いでいます。
こちらはダチョウゾーン。ダチョウは土の中をツンツンしていて、せっかくの長い首を持て余しているようです。
他にも猿や南国感たっぷりの鳥などといった動物がいます。
ショーとアトラクション
サンプラーン動物園の目玉の一つであるクロコダイルショー。僕が行った時は遠足で来ている小学生たちがたくさんいて大盛り上がりでした。
一番の見どころはお兄さんたちがワニの口の中に手や頭を入れるショー。時々ガチで危険な瞬間があったりもして見ている方もハラハラドキドキ。
サンプラーン動物園のワニのショーで事故があった事は一度もありませんが、タイの別の動物園ではワニの口に入れた頭をかまれてしまうという事故が過去にありました。
ショーの後お兄さんたちが会場の片づけをしていたのですが、その際ものすごく暴れているワニがいました。完全制御はできていないっぽいです。
第二の目玉はエレファントショーですが、その前に会場では前座のマジックショーが行われます。淡々とマジックを披露するマジシャンと若干気怠そうなアシスタントのお姉さん。
序盤は熱心に見ている人はあまりいませんが、時間が経つにつれてマジックはどんどん大掛かりになっていきます。中盤を過ぎるとみんなマジックに熱中。思った以上に楽しめました。
エレファントショーでは象の曲芸から始まります。
サンプラーン動物園で一番の見どころとなるタイとビルマの像部隊の戦いを描いたショーでは炎が巻き起こったりと壮大で大がかり。アナウンスはタイ語なので何を言っているのかは全く分かりませんが、それでも見ごたえはバッチリで十分に楽しめます。
また、象たちのサッカーPK勝負といったライトなショーも見る事ができます。
エレファントショーの写真をインスタにアップしたらドイツ人の友達が、【象たちがかわいそう!動物虐待だ!】と言っていましたが、色んな意見があるものです。
ショーが終わったら象との撮影タイムになります。また、その際に象にバナナをあげる事もできます。
象に乗って園内のトレッキングもできます。
料金は一人600バーツ。
ただ、時間が決まっており10時30分から13時までと14時30分から15時までだけの時間しかトレッキングはできません。
僕達は象に乗りたかったのですが、15時過ぎにトレッキングの窓口にいったら今日はもう終わりだと言われ乗る事ができませんでした。
こちらはお化け屋敷。ただ、営業しているのは土日のみ。僕が行った時は平日だったので残念ながら営業していませんでした。
池にはペダルボートがあります。
ボートの料金は一人30分80バーツとなっており、20バーツで魚の餌も販売されています。
池の中を進んで行くと、時々まったりとしている象たちの姿を見かける事もあります。
スタート地点周辺には恐ろしいほどの数の魚がいて、餌をまくとものすごい数の魚たちが集まってきます。それが面白く、僕は餌を何度も買いにいきました。
ウサギと触れ合えるカフェ HAPPi TINY
2023年、サンプラーン動物園内にカフェのHAPPi TINYができました。
建物は可愛いし庭は広く、芝の緑がとてもいい感じ。
広い庭には子供の遊び場や鯉のいる池、亀や鶏のいるゾーンがあります。園内では小さな子が一番楽しそうにしているスポットです。
HAPPi TINYの一番人気はうさぎちゃんたち。庭にはHAPPi TINY内にいる動物用の餌を販売している自動販売機があります。
ウサギゾーンで餌を持っていると、たくさんのウサちゃんたちが集まってきます。かわいいウサちゃんたちに囲まれて、奥さんは大満足。この日一番楽しかったのがウサギとのふれあいだったようです。
すごく人懐っこいウサちゃんはかわいい写真まで撮らせてくれました。ものすごい癒しを与えてくれるウサちゃんたちです。
出来たばかりなので店内はとてもピカピカで綺麗。窓枠がとてもかわいいです。エアコンもがっつり効いているので、暑さでやられそうな時はいい休憩スポットになります。
タイ料理やパスタ、ドリア、フレンチフライ、各種スイーツにドリンクとたくさんのメニューがあり、どこの国の誰と行っても満足いくお食事タイムを過ごす事ができます。
全メニューはこちらから確認できます。
こちらはタイ版サラダのエビのヤム。
野菜のいろどりがすごく綺麗ですが、見た目だけでなく味もいいです。少し酸味の効いた爽やかなエスニック感を感じる味で、辛さ控えめで注文したので辛い物が食べれない僕でも美味しく食べれました。プリプリのエビはソースに絡めて野菜と一緒にたべるとすごく美味しいです。
こちらはグリーンカレーとタイ版そうめんのカノムジーン。
辛くしないでと注文したら唐辛子が入っていたので恐る恐る口に入れたのですが、日本のすき屋のカレーも辛くて食べれない僕でも美味しく食べる事ができました。
他の人が食べている物をみても全部美味しそうで、サンプラーン動物園でのお食事はHAPPi TINYが超おすすめです。
仕事終わりの象と触れ合える場所
HAPPi TINYの先にはサンプラーン動物園の小さな出入り口があり、駐車場となっています。
僕達はこちらから動物園を出て駐車場でグラブタクシーを待っていました。
すると、飼育員のお兄さんたちに連れれられた象が続々と歩いてきました。象の進行方向の先には象の小屋があったので、どうやら象たちは仕事を終えて帰宅中のようです。
間近で象が見れてラッキーと思っていたら飼育員のお兄さんたちが、象に触っていいよ~、と言ってくれました。
なのでお言葉に甘えて象をなでなで。他に客がいない状態で象達を思う存分気が済むまで独占なでなでできたのはすごく嬉しい体験でした。
調教師のお兄さんたちは、象にチップを渡してあげな、と言ってきたのでバーツ紙幣を象に差し出したら、器用に鼻でお金を掴んで近くにいる調教師さんに渡していました。象さんは非常に賢い。
仕事帰りの象さんと触れ合いたい方は16時頃にHAPPi TINY側から出てすぐの駐車場で待っていましょう。
以上、サンプラーン・エレファント・グランド&ズーの紹介でした。
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営業情報と地図
住所 117 หมู่ที่ 6 Phet Kasem Rd, Tha Kham, Sam Phran District, Nakhon Pathom 73110
電話番号 034321471
営業時間 8時00分~17時00分