なんとなくバンコクに移住してみました

2018年に日本語しかわからないけどバンコクに移住してみました。バンコクへの移住方法や生活情報、タイや東南アジアの旅行情報を書いています。

海外移住希望者におすすめの求人
日本国内在宅勤務orマレーシア勤務 楽でゆるい仕事ですがゴージャスな暮らしを送れます。未経験・日本語のみもOK 詳しくは【こちらをクリック】

バンコクで部屋探し・買い物や仕入れ・メールやLINE等の通訳・翻訳をタイ人に安くお願いしたいという方は【こちらをクリック】

ナイン・インチ・ネイルズのバンコクのライブに行ってきた【 NINE INCH NAILS LIVE IN BANGKOK 2018】

ナイン・インチ・ネイルズのバンコクでのライブ

サマソニ2018にも出演するナイン・インチ・ネイルズ( NINE INCH NAILS )。

今は色んな国のフェスに出たりライブをしたりと世界を回っているみたいですが、ここバンコクにも来ました。

毎年サマソニに行っている僕ですが今年はNINとマイク・シノダが見たくてサマソニのために日本に戻るか悩んでいたのですが、どちらともバンコクでライブをするなんていう嬉しい事態になりました。

なので今年はサマソニには行かず、単独ライブに行って楽しもうという事にしました。8月14日、バンコクで行われたNINのライブに行ってきたのでライブの様子、セットリスト等いろいろ書いて行きます。

マイク・シノダのバンコクでのライブの様子はこちら。

ガンズのバンコクでのライブの様子はこちら。

ちなみに僕はWith Teethまでしか聞いた事がありません。

10代の頃、BrokenやDownward Spiralを聞きまくっていたのですが、The Fragileはあまり聞く事がありませんでした。

他のバンドでもそうですが、2枚組だと聞いてる途中でかったるくなってきて、そのうち聞く事自体がかったるくなってしまうのです。

その後のWith Teethはデイブ・グロールがドラムを叩いているという事で買ってはみて、かっこいい曲もあったのですがそれ以降NINに興味を失ってしまいました。

たまに聞いたりはしていましたが。

f:id:kawada1234:20180815154205j:plain

なので僕の中でのトレント・レズナーってずっとこうでした。

f:id:kawada1234:20180815154216j:plain

それがこんなにバージョンアップされ、戦闘力を爆上げしていたってのを知ったのも2年ほど前です。

このトレント・レズナーの変化にはかなり驚きました。

一体彼に何があったのでしょうか。

このナリでHurtを歌うの??

今年は新譜も出たようだし、ライブ前に久々に新しいNINの曲でも聞いておくかなと思っていたのですが結局一度も聞かず、ライブに行きました。

スポンサーリンク
 

Moonstar Studioへ行く

f:id:kawada1234:20180815160633j:plain

ライブ会場はMoonstar Studio。

Moonstar Studioの地図はこちらになります。

グーグルマップで場所を見てみると最寄り駅がありません。

かなり不便な場所にあります。

なので、ひとまず一番近そうな地下鉄MRTのフワイクワーン駅まで行きます。

f:id:kawada1234:20180815161834j:plain

タイは少しお堅い国です。

ライブ会場でビールが売っているのかわかりません。

なので、まずはコンビニを探してビールを買う事にします。

ついでに駅前の屋台でつまみも買います。

このイカ焼きのおっちゃんのTシャツが素敵なので、買う事にします。

f:id:kawada1234:20180815161837j:plain

ついでにフライドチキンも買いました。

鍋には大量の油が入っていて、チキンを揚げています。

f:id:kawada1234:20180815161840j:plain

僕がチキンを買ったらお姉さんは発進しました。

チキンを揚げてる熱々油入りの鍋があるというのに。

攻撃力の高すぎる超危険なバイク、お姉さんの姿勢にロックを感じます。

f:id:kawada1234:20180815162432j:plain

なかなかコンビニが見つからないので、このお店で飲むことにします。

f:id:kawada1234:20180815162435j:plain

お店のビールは瓶のみ。

持ち込んだイカとチキンはとてもビールにあいます。

f:id:kawada1234:20180815162438j:plain

ついたくさん飲んでビールをお代わりしてしまったので、貝も注文しました。

日本ではみかけない、タイ人が大好きな貝。

つい瓶ビールを2本もあけてしまって少し酔ってきました。

お会計をしてお店をでたらタイミングよく目の前にタクシーが止まっています。

なので、グーグルマップを見せてここまでと言ってタクシーに乗ります。

Moonstar Studioの様子

f:id:kawada1234:20180815173111j:plain

時間はバンコクの道路が全て鬼のように渋滞する帰宅ラッシュ時。

3キロほどの道のりを40分以上かけてようやく会場のMoonstar Studioに到着です。

辺りはすっかり薄暗くなっていました。

f:id:kawada1234:20180815173635j:plain

客はNIN直撃世代の30代40代らしい欧米人が一番多いですが、タイ人もたくさんいます。

全体的に黒い服の人が多いです。

NINのTシャツを着ている人が一番多かったですが、アリス・イン・チェインズ、トゥール、サウンドガーデン、フェイス・ノー・モア、デフトーンズやガンズTを着ている人もいました。

世代ですね。

僕もその辺の音楽が大好きなので、勝手に仲間意識を感じてしまいます。

チケットには19時スタートと書いています。

時間は18時30分。

会場が空くのを待っている行列ができてました。

みんなリストバンドを付けているので、まずはリストバンド引換所を探します。

f:id:kawada1234:20180815173623j:plain

発見。

ここでスマホに送られてきた電子チケットを見せます。

するとパスポートを見せてと言われました。

普段パスポートなんて持ち歩いてないので、財布に入ってた日本の免許証をみせたらオッケーでした。

f:id:kawada1234:20180815173646j:plain

リストバンドを付けてもらい、NINのカードをもらいました。

が、カードは一瞬でなくしました。

f:id:kawada1234:20180815174515j:plain

f:id:kawada1234:20180815174519j:plain

敷地内ではビールも食べ物も売っていました。

食べ物は見てませんが、フライドポテトとホットドッグが売っているようです。

f:id:kawada1234:20180815174522j:plain

ビールを売ってるカウンターにはサマソニガール的な素敵なお姉さんがいます。

せっかく写真を撮らせてもらったのにピンボケでした。

f:id:kawada1234:20180815175605j:plain

女子トイレは裏にある建物についてるトイレなのですが、男子トイレはこれです。

トラックの荷台の中にトイレが作られています。

そしてびっくりすほど綺麗なトイレです。

ライブ中にこのトラックはいなくなり、男も建物の裏についてるトイレを使う事になったのですが、荷台に糞尿のたっぷり詰まったトラック、なんとも恐ろしき乗り物です。

糞尿たっぷり状態ではぜひ安全運転を心がけていただきたいものです。

f:id:kawada1234:20180815175503j:plain

グッズはTシャツ、トートバック、フェイスタオルが売られています。

f:id:kawada1234:20180815175506j:plain

かっこいいデザインのNINのTシャツを着ている人がたくさんいたので僕も買おうと思ったのですが、この行列をみてやめました。 

f:id:kawada1234:20180815180440j:plain

NINと書かれてるコレの前が今回の一番の撮影ポイントとなっていました。

f:id:kawada1234:20180815180629j:plain

僕も写真を撮ってもらっていたら、後ろを通った欧米女性に爆笑されました。

我が祖国の老若男女全てが知っている、もっとも愛されている日本を象徴するポーズを笑うとは何事だ!!と思い、爆笑した欧米女性を探しに行きます。

f:id:kawada1234:20180815180852j:plain

そして一緒に写真をとりました。

しかし、チケットには19時スタートと書いているのにまだ始まる様子はありません。

f:id:kawada1234:20180815181137j:plain

どうなってんだろうと思って会場入り口まで行ってみたら、もうオープンしていました。

なので、警察の持ち物検査を受けて会場に入ります。

f:id:kawada1234:20180815181553j:plain

会場の広さは幕張メッセの3分の2くらいです。

まだ会場内よりも外の方がたくさん人がいます。

f:id:kawada1234:20180815181601j:plain

入り口側と比べて、入り口と反対側は全然人がいません。

欧米人もタイ人も入り口と反対側へ行くのはめんどくさいから行かないものなのでしょうか。

とりあえずこの辺りでビールを飲みながら始まるのを待ちます。

ライブスタート

f:id:kawada1234:20180815183506j:plain

20時15分、音楽がなりだしみんなが立ち上がりました。

そして、ざわついていた会場内はシーーーンと静かになりました。

タイ国歌が流れたのです。

タイ人だけでなく、欧米人も静かにステージを見ながらタイ国歌を聞きます。

これがライブ前のタイの作法です。

そしてタイ国歌が終わった瞬間、

「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

「ピューーーー!!!ふぉぉぉぉぉ!!」

と激しい歓声が沸き上がります。

いよいよ始まるのです。

f:id:kawada1234:20180815183510j:plain

ライトがステージを照らします。

ステージ上にはDJ。

前座のJDでした。

会場の盛り上がりは随分減ってしまいました。

すると前から日本語での会話が聞こえます。

長らく日本人と会話をしていない僕はちょっと嬉しくなって、その人の前に行き、

「日本人っすよね?」

とわかり切った質問をします。

その日本人はおじさんで、奥さんと来ていました。

前にいる人も日本人だよ、と教えてくれました。

その日本人もおじさん夫婦でした。

このDJ、しばらく続きそうだね、これ、誰っすかね?どこの人っすかね?

と会話を軽くて握手をしました。

久しぶりに日本語で会話ができてうれしかったです。

前座のDJは、しゅおぉぉぉぉぉーーーん…ドッダンドッダンドッダンチキチキ♪といったような音楽を流しています。

NIN-(ギター+歌)って感じの音楽です。

会場のみなさんが来ているバンドTシャツを見たらわかるように、多くの方はディストーションの音を求めています。

ちょっと退屈です。

f:id:kawada1234:20180815183513j:plain

なので何度もビールを買ったりおしっこをしたりタバコを吸ったりしに会場から出たのですが、外の方がたくさん人がいます。

欧米人とタイ人はお目当ての物しか見ない!というスタイルの人がたくさんなのでしょう。

f:id:kawada1234:20180815183516j:plain

会場に戻ってもまだDJがいます。

が、

きゅいいいいぃぃぃぃーーーーん…ズタズタズタズタズタズタズタズタ…

と、Wishのような音楽になった時は会場は盛り上がりました。

しかし、NIN-(ギター+歌)です。

その盛り上がりも長くは続きません。

結局前座DJは終わった時が一番盛り上がりました。

いよいよNINが来る!!という期待感、ワクワク感で、

「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」

「ピューーーー!!!ふぉぉぉぉぉ!!」

という歓声が沸き上がりました。

彼は心が折れてもどうか頑張って活動を続けてもらいたいものです。

f:id:kawada1234:20180815183520j:plain

前座が去り、ステージではセットチェンジが行われています。

外にいた人達もみんな会場に入ってきます。

f:id:kawada1234:20180815183522j:plain

素敵な服を着ているお姉さんも入ってきました。

僕はセットチェンジの隙にトイレに行きます。

f:id:kawada1234:20180815183526j:plain

トイレから戻ると、会場内はさっきとは大違い。

人間だらけです。

かなりざわついています。

みんなワクワクドキドキしてNINを待っています。

スポンサーリンク
 

ナイン・インチ・ネイルズのライブ

f:id:kawada1234:20180815183529j:plain

21時30分、かっこいいイントロが流れ始めました。

こ…これは!!

ドラムの音も重なっていきます。

1曲目はSomewhat Damaged。

僕の中では少しずつ音が重なっていく系の曲の中では最高峰に位置するSomewhat Damagedです!

スモークの中からトレント・レズナーやNINの姿が少しずつ見えてきます。

「うおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「ピューーーーーーー!!!ふぉぉぉぉぉ!!」

「トレントーーーーー!!!」

といった歓声に包まれて会場内は大盛り上がりです。

一緒に歌っている人もたくさんいます。

さすが英語を完全に理解している人達の多い会場。

みんなテンション上がりまくりです。

f:id:kawada1234:20180815191258j:plain

そしてWish。

会場内のみんなが好きな曲なのでしょう。

頭を振ったりなんかを叫んだり歌ったり、ものすごい盛り上がりです。

でも、モッシュが起きたりはしません。

みな、疲れる見方はしたくないのでしょう。

大人の楽しみ方をしています。

f:id:kawada1234:20180815191952j:plain

ライブはMarch of the Pigs、Piggyと僕が学生時代聞きまくっていた曲が続きて行きます。

しかしNINめっちゃかっこいい。

思えばライブ動画とかも見た事なかったけど、NINはライブがかっこよすぎます。

基本CDと変わらないアレンジで演奏していますが、CDで聞くよりライブの方が100倍かっこいい。

僕の中ではTOOLがCDよりもライブで聞いた方が100倍かっこいいバンドの筆頭ですが、その中にNINも入りました。

f:id:kawada1234:20180815152541j:plain

ライブも中盤過ぎてCloser!

超名曲です。

「へ~るぷみ~♪」

はみんな一緒に歌ってます。

「I want to fuck you like an animal!!」

も一緒に歌ってめっちゃ気持ちがいいです。

それにしてもNIN、演奏がめっちゃ安定しています。

さすがベテランバンド。

トレント・レズナー以外のキャリアはわかんないですけど。

ギターの音もかっこいいし、スネアの音も心地いいです。

f:id:kawada1234:20180816131701j:plain

たくさんビールを飲んだのでおしっこに行きたくなってきました。

知らない曲が始まったのでトイレに行こうとしたのですが、なにこのCopy of Aって曲。

めっちゃかっこいい。

なのでおしっこは我慢です。

f:id:kawada1234:20180816131900j:plain

そしてThe Hand That Feedsと最後の曲、Head Like a Holeと続いていきます。

この二連ちゃん、みんな歌ったり頭をふったりジャンプしたりで会場内は今日一番持ち上がっています。

それでもモッシュはおきません。

大人の素敵なロックの楽しみ方をしています。

前から2列目辺りまでは密度も高いですが、それより後ろは余裕のある密度を保っています。

狭い隙間に無理やり入ってくる人もいません。

なので、好きな曲が始まったら前から3列目くらいまではいけて、そこのゆったりとした空間で見れて満足したら後ろに戻るなんて見かたがずっとできてます。

背の低い女性も前の人と距離をとって見れるので、ステージ上のNINをしっかり見る事ができています。

Head Like a Holeのサビは当然みんなも歌います!

「へっらいくぁほーぅる!!」

「はなくそーー!!」

「ふふふだーー!!」

「るるるろぉーーー!!」

すごく気持ちがいい!

僕はCDでHead Like a Holeを聞くと、まじかる☆タルるートくんのED曲のキミと世界征服!?が浮かんできたり、友達の母ちゃん達が肩パットスーツを着ている小学校の集合写真が浮かんできます。

Head Like a Holeというか、Pretty Hate Machine全体がそんなイメージを引き出してきます。

でも、ライブのHead Like a Holeはそんな感じが一切しません。

めっちゃかっこいい!!

CDの1000倍カッコいい!!

会場全体が

「へっらいくぁほーぅる!!」

と会場全体が叫び、みんながいい気持ちになってライブは終了です。

とならない事はみんなわかっています。

f:id:kawada1234:20180816134013j:plain

サクッとアンコールに突入。

ここまで2時間近く歌っているトレント・レズナーですが、歌声にも全く疲れが見えません。

それどころかトレントさん、アラフィフのなのに最初っからここまで全盛期と同じように歌いこなしています。

全盛期のライブに行ったことはないですが。

トレントさんと同世代のボーカリスト達はみな全盛期と比べたら劣ってしまっているものですが、トレントさんのボーカルは20年前と一切変わりません。

20年前のライブに行ったことはないですが。

辛くなったり、歌うのが辛い部分は客席にマイクを向けて客に歌わせるなんて事も一切ありません。

トレントさん、この日の2日くらい前は韓国でライブをしていました。

そこからタイに来てのライブです。

移動の疲れもあるはずです。

僕は日本からタイに来た次の日は何もしたくありません。

それでもトレントさんは最初っからここまでずっときっちり歌いこなしています。

もしやこれがムキムキになった効果なのでしょうか。

筋肉効果すごい!!

トレントさんすごい!!

そして最後の曲、Hurtです。

この日の21曲目です。

ムキムキのトレントさんが歌うHurtも、とても神がかっていて鳥肌ものです。

見れてよかった。

そして23時10分、ライブは終了です。

2時間近く、NINのライブをがっつり堪能できました。

f:id:kawada1234:20180816135222j:plain

NINがステージからはけたら余韻を惜しむ事もなく、客達はみな即会場から出ていきました。

僕もタバコを吸いたかったのでさっさと会場を後にします。

NIN、次のライブはサマソニです。

きっとサマソニでもCDの100倍かっこいいライブをする事でしょう。

なんだか僕もサマソニに行きたくなってきました。

勝手に僕のホームにしているサマソニでのNINもみてみたい!

セットリスト

今回のセットリストです。

1.Somewhat Damaged
2.The Day the World Went Away
3.Wish
4.Less Than
5.March of the Pigs
6.Piggy
7.The Frail
8.Reptile
9.The Lovers
10.Shit Mirror
11.Ahead of Ourselves
12.God Break Down the Door
13.Closer
14.Copy of A
15.I'm Afraid of Americans(David Bowie cover)
16.Gave Up
17.The Hand That Feeds
18.Head Like a Hole
Encore
19.Survivalism
20.Even Deeper
21.Hurt

ライブに行く人も行かない人も、これを聞いておけば間違いありません。

スポンサーリンク
 

 

 ↓僕にメールを送るのはこちらから↓

 お問い合わせ