タイ北部のピサヌロークにあるプーヒンロンクラー国立公園内のプーロムローでは1月から2月上旬にかけて鮮やかなピンク色のヒマラヤサクラという桜が咲きます。
日本に行って桜を見るのが夢の僕のタイ人奥さんがピサヌロークに行った時に桜を見たいと言ったので行ってきたのですが、なかなか遠くてサクッとは見に行けない場所にあります。
プーヒンロンクラー国立公園内で桜を見たいという方もいると思いますが、今回の記事で桜を見れるスポットへの行き方や桜の様子などを紹介するので行ってみたい方は参考にして下さい。タイ人と一緒に行けば喜ばれる事間違いなしですが、時期を間違えると桜は咲いていないので注意してください。
また、プーヒンロンクラー国立公園ではキャンプやトレッキングもできて豊かな自然を堪能する事もできますが、今回の記事で紹介しているのは桜を見るための一連の流れのみとなっています。
プーヒンロンクラー国立公園の地図
プーヒンロンクラー国立公園へはほとんどの方が車で行くと思います。
車で行くにはまずはプーヒンロンクラー国立公園料金所を目指しましょう。地図はこちらです。
プーヒンロンクラー国立公園への行き方
僕の奥さんがネットでこんな感じの画像を発見してここに行ってみたいという事で今回プーヒンロンクラー国立公園へ桜を見に行く事にしました。
ピサヌロークのホテルに泊まっていた僕達はフロントでレンタカー屋さんの場所を聞いて車をレンタル。
駅近くのレンタカー屋さんからプーヒンロンクラー国立公園の料金所までは一時間ちょいくらい。超久しぶりに車を運転して地図を確認しながら桜スポットを目指します。
基本ほとんどまっすぐ進むだけでOKなので、初めてピサヌロークに来た僕でも全く迷う事なく進めました。
山道に入ってしばらく進むと駐車場の広いカフェを発見。
カフェにはいい感じの庭があり、コーヒーを飲みながら庭をブラついて一休み。ずっと我慢していたのでトイレにも行けてとても助かりました。
行きも帰りもこちらのカフェでくつろがせていただきました。
プーヒンロンクラー国立公園の紹介
入場料
カフェを出てしばらく進むとプーヒンロンクラー国立公園の入り口となります。
入り口には料金場があります。
プーヒンロンクラー国立公園の入場料は子供が100バーツで大人が200バーツとなっています。また、乗り物一台毎に対しても課金があり、車の場合は30バーツとなっています。
駐車場
桜を見るには山道をまっすぐ進み桜見学者用駐車場まで車を走らせ、そこからツアーバン的な車に乗り換えます。何人かでバンに乗って桜ポイントまで行き、お花見をするといった形になります。
料金を払ったらひたすら道なりに山道を進んで行きます。
途中、山の幸やフルーツなどが売られているお店が並んでいたりします。
山道をしばらく道なりに進むと民家がポツポツと見えてきて、そのあたりに桜の看板があります。桜の看板の下の矢印の先が桜見学者用駐車場となっています。
こちらが駐車場です。周りには屋台が並んでいて奥にはステージがあります。
この辺りまで来るとタイとはいえかなり寒いです。東京の冬に近い秋くらいの服装をしていないと寒さでやられてしまうでしょう。
タイ人奥さんがあまりの寒さに僕の上着を奪い取ったせいで僕はずっとTシャツ一枚という姿で過ごしたのですが、風邪をひかなかったのが奇跡です。
僕もタイ人奥さんも思った以上の寒さにやられ、トウモロコシを売っている屋台の炭火でしばらく暖を取らせていただきます。
ちなみにここのトウモロコシはものすごく美味しいし安い。
調味料をつけないでそのまま食べてもかなりの美味しさで、僕も奥さんも駐車場に着いた時と駐車場から去る時、それぞれ一回ずつトウモロコシをいただきました。
ステージ近くにお花見業者的な人がいます。
その人に話しかけ、お金を払って車の荷台に乗り込みます。この車に乗ってさらに山道を走り、桜スポットに到着するという流れになります。
料金はいくらか忘れましたがたぶん100バーツくらいでしょう。
展望所
僕と奥さんの他にあと二人が荷台にのり車は発車。車はよりワイルド感が増した道を走っていきます。
途中で他の花見客を乗せた車と何度もすれ違いました。花見客はみな荷台の上で、やたらとテンションが上がっている欧米人もいたりしました。
荷台なので風をダイレクトに受けます。山なので気温は寒いし風も冷たく、Tシャツ姿の僕は地獄の移動時間となっていました。
お花見スポットに着く前の展望所で一度車は止まります。
しばらく展望所で写真を撮ったり綺麗な景色を堪能する時間となります。
この日は曇っていましたが、それでも綺麗な景色、綺麗な空気でタイの山からの風景を堪能出来て意外と楽しめました。
他の方たちもみんな楽しそうに景色を眺めたり写真を撮ったりしています。
ちなみに奥さんに上着を取られた僕はTシャツにハーパン、サンダルと、バンコクにいる時の日常スタイル。
綺麗な景色で一時的にテンションは上がったものの、時間が経つにつれて寒さの辛さの方が上回っていきました。万全に楽しむためには寒くない恰好で行きましょう。
僕の上着を取ったとはいえ奥さんもスカートだしなかなか寒そうな恰好です。タイ人だからか奥さんは寒さに弱いので、この格好でも時々寒さでとても辛そうにしていました。
桜を見る
展望所からしばらく進むと車は桜スポットに到着。各自車を降りて好きなように桜を満喫する時間となります。
ただ、なんだか思っていたのと違い日本のように桜が咲き乱れていません。
桜に近づけば咲いている花を発見できますが、遠目で見ると思っていたのと違います。
この日は1月30日でしたが、どうやらすでに桜は散りかけてしまっているようです。
という事で、みんな桜の木に近づいて写真を撮っています。
散り始めですがそれでもタイで桜を見れたという事で来た甲斐はありました。周りの人を見てもみんな楽しそうに写真を撮っています。
南国の木の隣に咲いている桜。こんな景色が見れるのもここならでは。
日本の花見とは違い酒を飲んでいる人はいないし、みんな思い思いに楽しんでいるし明らかにテンションが上がっている人もいますがうるさくはしゃいでいる人は一人もいません。まったりとタイでの桜を満喫できます。
この日残念だったのは桜が散り始めていた事とずっと天気が悪かったこと。桜が満開の時に来て空も晴れていたら全然違ったのでしょう。
しばらく桜を堪能したのち車に乗り込み、桜スポットを後にしました。
車を停めていた駐車場に戻る途中雨が降ってきたのですが、Tシャツハーパン姿で荷台にいた僕は山の冷たい風+雨をダイレクトに浴び、死ぬほどの寒さで駐車場につくまでの時間を耐えていました。
以上、タイで桜を見るまでの一連の流れでした。
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