ピンクガネーシャはバンコクから日帰りで行ける大人気観光スポットで、ワット・サマーン・ラッタナーラーム(Wat Saman Rattanaramten/วัดสมานรัตนาราม)というお寺にあります。幅16m・高さ24mという巨大なピンクガネーシャ像は写真映えも抜群だし、また、祈願成就までのスピードが速いという事から観光客だけでなくタイ人にも大人気のスポットとなっています。
そこそこ広い敷地内にはピンクガネーシャ以外にも様々な造形物、建物があり見ごたえはバッチリ。そしてなぜかアラレちゃんやドラえもん、悟空、スパイダーマン等もいるので他とは一味違った楽しみもできるお寺となっています。また、ピンクガネーシャ周辺にあるお店はバンコクのナイトマーケットよりも安く、リーズナブルな価格でショッピングも楽しめます。
ピンクガネーシャのあるワット・サマーン・ラッタナーラームはバンコクから90キロ程、車で1時間30分ほどのチャチュンサオ県に位置しており、バンコクから日帰りで行けるので日中ちょっと離れた場所に観光に行きたいという時に最適な場所にあります。
ピンクガネーシャまでの行き方や願いを叶える為の参拝方法、敷地内の様子を紹介するのでこれから行ってみたいという方は参考にして下さい。
ピンクガネーシャと利用する交通機関の地図
ピンクガネーシャの場所と、今回の記事で紹介しているエカマイバスターミナル、バンコク駅、チャチュンサオバスステーション、チャチュンサオ ジャンクション駅の場所はこちらの地図の黒ピンになります。
ピンクガネーシャまでの行き方・帰り方と料金
バンコクからピンクガネーシャへの行き方と帰り方ですが、
・グラブタクシー
・バス
・鉄道
・ツアー
を利用していく事ができます。それぞれの行き方と料金の説明をします。
僕のおすすめの行き帰りの方法は、行きはバスか鉄道で帰りは鉄道という方法です。バンコクに戻るバスに乗るには17時30まで待たないといけないし、その時間はかなり渋滞するのでものすごく時間がかかるしイライラします。なので帰りは鉄道を利用する事をおすすめします。
自家用車やレンタカーで行く方は難しい道はないので地図を見ながらでサクッといけるでしょう。
グラブで行く
一番手っ取り早く行ける方法はグラブタクシーになります。
グラブだとバンコクから1000バーツほどで行く事ができます。上記画像はシーロム駅からピンクガネーシャまでの配車の画面ですが、バンコク内でしたらどの場所からでも1000バーツほどで行く事ができます。90キロほどの移動になりますが3~4人のグループでしたら一人で割ると、日本の交通費に比べたら格段に安く行く事ができます。
帰りはグラブが捕まらない可能性があるので運転手と交渉して待っていてもらうか、後述しているピンクガネーシャからロットゥーでバスステーションへ行き、そこからバスか電車でバンコクに戻りましょう。
グラブタクシーの使い方はこちら。
お得な格安ツアーチケットを購入して行く方法
ピンクガネーシャのあるお寺、ワット・サマーン・ラッタナーラームの歴史や成り立ちなどを日本語ガイドに案内されながら観光したいという方は楽天トラベル観光体験やKKdayをおすすめします。
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バスを利用する方法と料金
バンコクからピンクガネーシャまでバスで行く方法ですが、
①エカマイバスターミナルからバスに乗り、終点のチャチュンサオ バスターミナルで降りる。所要時間は約1時間で料金は150バーツ。
②チャチュンサオ バスターミナルから乗り合いバンのソンテウに乗り、ピンクガネーシャへ行く。所要時間は約30分で料金は50バーツ。
といった流れになります。合計200バーツ、かなり安いお値段で行く事ができます。
エカマイバスステーションはその名の通りBTSエカマイ駅の前にあります。
こちらの建物がエカマイバスターミナルになります。
バスターミナル内に入るといくつかチケットカウンターが並んでいますが、入り口から入って正面にある一番右端のカウンターでチャチュンサオ バスターミナル行のチケットを買う事ができます。
また、カウンターには手書きで【ピンクガネーシャ】とも記載されています。こちらでお金を払いチケットをゲットします。
チャチュンサオ バスターミナル行のバスは1時間に1~2本出ていて、カウンターの人に出発時刻を聞けば教えてくれます。全く言葉が通じない、という時はカウンターの人は電卓に出発時刻を打ち込んでくれます。
チケットを買ったらスタッフのおじさんがバス乗り場まで案内してくれる事もあります。
チケットカウンターの人はチケットの裏に手書きでバス乗り場の番号を書いてくれるので、案内してくれるおじさんがいなかったらその番号の乗り場を目指せばOKです。
こちらがチャチュンサオ バスターミナル行きのバス…ではなく、ミニバンです。エカマイバスターミナルは、時間やタイミングによって同じ目的地へ行く場合でもバスだったりミニバンだったりします。
車内はエアコンも効いていて快適な移動タイムを過ごせます。
バンは田舎道、山道を走り続けて休憩なしでチャチュンサオ バスターミナルを目指します。
1時間ほどでバンはチャチュンサオ バスターミナルに到着します。
また、鉄道のチャチュンサオ駅はチャチュンサオ バスターミナルから10分ほど歩いた所にあります。
チャチュンサオ バスターミナルについたらソンテウに乗り換えます。ピンクガネーシャ行のソンテウはわかりやすくピンクガネーシャの絵が書いてあるし、運転手のおじさんが『ピンクガネーシャー!ピンクガネーシャー!』と大きな声でお知らせしてくれる事もあるので、そのソンテウに乗りましょう。ソンテウの料金は40バーツです。
ソンテウにのり、30分ほどでピンクガネーシャに到着します。
バスでバンコクへ戻る方法ですが、ピンクガネーシャからチャチュンサオ バスターミナル行のソンテウが出ています。9時50分から16時30までの間で一時間に1~2本出ていて、これを逃すとグラブも来ないので戻るのが大変困難になります。
バンコク行のバスのチケットはチャチュンサオ バスターミナルの14番窓口で買う事ができますが、バンコク行のバスの時間は17時30分となっています。多くの方はかなり待つ事になるし、ラッシュアワー真っ只中なので道路はかなり渋滞しています。バス待ちと渋滞でかなりの時間を無駄にするので、帰りのバスの利用はおすすめしません。
バンコクへ戻る際はチャチュンサオ バスターミナルから歩いて鉄道のチャチュンサオ駅まで行き、電車で帰る事をお勧めします。
鉄道を利用する方法と料金
バンコクから鉄道でピンクガネーシャへ行く方法ですが、
①国鉄バンコク駅で電車に乗ってチャチュンサオ ジャンクション駅で降りる。
②チャチュンサオ ジャンクション駅前にいるトゥクトゥク、もしくはグラブタクシーでピンクガネーシャへ行く、という流れになります。
国鉄バンコク駅へ行くには地下鉄のMRTに乗ってフワランポーン駅でおります。
MRTのフアランポーン駅を出たらすぐに国鉄バンコク駅となっています。
バンコク駅の中にカウンターがあるのでそちらでらチャチュンサオ ジャンクション駅行のチケットを買いましょう。チケットの値段は13バーツという激安価格です。
バンコク駅からチャチュンサオ ジャンクション駅の時刻表はこちらの通りで、始発は5時55分からで、1~2時間おきに電車がでています。
チャチュンサオ ジャンクション駅までの所要時間は約2時間ほど。
帰りの時刻はこちらです。バンコク行の電車も1~2時間おきにでています。
上記時刻表はこちらの国鉄のHPから確認できます。
車内はこんな感じでエアコンはなく扇風機のみ。常に窓を開けて走っていきますが、外から気持ちのいい風が入ってくるので意外と快適に車内の時間を過ごせます。
また、時々車内販売の人がきます。タイの弁当や豆、お菓子、飲み物などを売りに来ますが普通に観光していると見かけない食べ物などを売っている人もいるしそういうのは食べてみたら美味しかったりもするので、興味のある方は知らない食べ物にチャレンジしてみましょう。
こちらがチャチュンサオ ジャンクション駅になります。駅前にはトゥクトゥクが待機しています。
帰りのチケットは、駅の中のこちらのカウンターで購入する事ができます。
チャチュンサオ ジャンクション駅は小さな地方の駅ですが、駅内には飲み物やお菓子を売っているお店や軽く食べる系からがっつり系の料理のお店があります。電車に乗る前の支度は駅内で整える事ができます。
ピンクガネーシャ(ワット・サマーン・ラッタナーラーム)の紹介
お寺周辺
ソンテウやトゥクトゥク、グラブタクシーでくるとピンクガネーシャの後ろで降ろされます。敷地内には巨大は駐車場もあるので、自家用車で来た場合も余裕で車を停めておけます。
ワット・サマーン・ラッタナーラームの周りにはたくさんのお店が並んでいて、地元民用のお店や観光客用のお店、屋台にフードコートなどがあり様々なものが売られています。
屋台で買った食べ物を片手に周辺のお店を見て回るのも充分に楽しめます。
服やタイパンツはバンコクローカルの人達がたくさんいるナイトマーケットよりも安い激安価格で売られています。
葉っぱに包んで焼いたバナナや蓮といった、ゴリゴリなローカルフードを売っているお店もあります。日本にいたらまず食べる機会のない食べ物です。
トイレに行きたくなったらドラえもんを探しましょう。ドラえもんの後ろにトイレがあります。
顔がたくさんある象がある広場は帰りのソンテウ乗り場となっています。
ソンテウは9時50分から16時30分まで、30分から1時間ごとに出発します。
時刻表には13時20分まではバスステーション行、それ以降は電車の駅行と記載されていますが、僕は駅行の時間に乗ったけど着いたのはバスステーションでした。駅⇔バスステーションは徒歩で行ける距離なのでそこまで大きな問題ではありませんが、気になる方は乗る際に運転手さんにどこに行くのか確認しましょう。
また、ソンテウの営業時間を逃すと戻るのが非常に困難になります。
僕は17時過ぎに戻ろうとしてグラブを呼んだのですが、周辺で稼働している車がいないからかいくら待ってもマッチングはされませんでしたし、周りにはタクシーもいません。
たまたま奥さんを迎えにきたプライベートタイムのタクシードライバーがいたのですが、僕のタイ人奥さんがその方に頼んで何とか一緒に乗せてもらいました。タクシードライバーはその日は休みだったようでタクシーの後部座席には私物がたっぷりのっていましたが、わざわざトランクに荷物を移して僕達を乗せてくれました。
タイ人奥さんがいたから僕は何とかなりましたが、いなかったら12キロを歩いて駅にいくしかなかったでしょう。
お寺の中
ワット・サマーンは川沿いに面したそこそこ広いお寺でピンクのガネーシャ以外にも様々な見どころがあります。
巨大な仏像の前にはウンコを持っているアラレちゃんがいます。
たくさんの方が参拝しているお坊さんは超リアルな作り物。その後ろの川のには、蓮を模した綺麗な浮島があります。浮島へは橋を渡って上陸可能です。
こちらの台の上には願いを叶えてくれる鉢が置かれています。
数メートル離れたところから鉢を狙って小銭を投げます。鉢に入った小銭の数が多いほど多くのご利益があるというシステムで、鉢に3枚の小銭を投げ入れる事ができたら願いはすぐに叶います。
お寺内にも様々なお店があります。
フードコートもあるので、飲食やお土産購入に困る事はありません。
様々な仏像や神々の像と共に、悟空やパーマン、ピカチュウ、スパイダーマンなどといったアニメキャラクターやマーヴェルのヒーローの像も飾られています。
バンコクのワット・パリワートというお寺でも様々なキャラクターの像がありますが、『仏教は全ての人の宗教である。誰もが支持する事ができ、全ての国や文化を受け入れている』というメッセージが込めらています。
ワット・サマーンでもそのようなメッセージを込めてと来場者を楽しませるために様々なキャラクターと神々を共存させているのでしょう。
ワット・パリワートについてはこちら。
ピンクのガネーシャと参拝方法
こちらがピンクガネーシャのある広場です。
タイ人もタイ人以外もほとんどの人がここに来たらガネーシャの写真をとってネズミに願いを叶えてもらうための参拝をしています。
お寺を訪れる多くの人のお目当てのピンクガネーシャ。実際に見ると意外と大きく、その存在感に圧倒されます。
ガネーシャ像の前は願いを叶えてくれるネズミがいます。
願いを叶えてもらうには自分の誕生日の色のネズミにお願いします。誕生日の色は自分が何曜日に生まれたかで決まり、
日曜:赤色
月曜:黄色
火曜:ピンク
水曜:緑色
木曜:オレンジ
金曜:青色
土曜:紫色
となっていますが、誕生日の色のネズミでなくガネーシャ前にいる白ネズミも願いを叶えてくれます。この日は願いを叶えに来たほとんどのタイ人が白ネズミに祈願をしていました。
参拝方法と願いを叶えてもらう方法ですが、
まずは広場周辺で20バーツで売られている参拝セットを購入します。参拝セットの中身は、黄色いロウソク、線香、花、金色の小さな紙となっています。
参拝セットを持ち、ガネーシャ広場にある建物の中にはいります。建物の中は土禁なので、靴を脱いでから中に入りましょう。
ここからは周りで参拝しているタイ人と同じ動きでいいのですが、まずは部屋中央にある仏像の前で正座をして三回頭を下げます。頭を下げる時は額と両手を床に付けるのがタイの参拝スタイルです。
次に参拝セットのロウソクに火をつけ、ロウソク立てにたてます。ロウソクを立てたら参拝セットの線香に、自分のたてたロウソクの火を付けます。
線香に火を付けたら外にでます。
線香立てを持っているネズミがいるので、そちらに自分の線香を立てます。また、周辺にあるタライの中に、参拝セットのお花を置いて供えます。
再び部屋に戻り、金の紙が貼らえている仏像やガネーシャ像に、参拝セットの金の紙を貼っていきます。どの像のどの場所に貼ってもOKです。
これが正式な参拝方法となります。
参拝を終えたら広場にいるネズミに願いを叶えてもらいましょう。願いを叶えてもらうための方法ですが、
①靴を脱いで台の上に立つ
②ネズミが持っている賽銭箱にお金を入れる(20バーツでOK)
③ネズミの片耳の穴に口を近づけ、声に出して願い事を伝える
④願い事を話している間はもう片方の耳は手で塞いで置く
です。こうする事でネズミが願いを叶えてくれます。
実際にネズミの耳にはこのように穴が開いているので、穴に向かって願いを話しましょう。願いを話しているタイ人参拝者はみな声に出してゴニョゴニョと話していましたが、タイ語なので何といっているのかはわかりませんでした。ただ、僕の周りのタイ人こういう時はだいたい宝くじがあたりますようにとかの、お金関係の願いを唱えています。
以上、参拝方法や願いを叶えてもらう方法、バンコクからピンクガネーシャへの行き方の説明でした。
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