世界中の人達と話ができる翻訳機、ポケトーク(POCKETALK)。
ドラえもんのほんやくこんにゃくに最も近い、翻訳機では世界で一番売れているポケトークですが果たして本当に使えるのか、ポケトークの評価は海外旅行をする人、海外で仕事をする人、海外に住んでいる人にとってはとても気になる所だと思います。
タイ、バンコクに住んでいる僕はタイ語も英語もわからない為にグーグル翻訳をよく使っているのですが、日本語⇔タイ語の翻訳の精度が英語の翻訳に比べると非常に悪く、5割近くはお互い全く意味が伝わらないし、意図せず相手を不快にさせたり嫌な誤解を与えてしまったという残念な事もあったりしました。
なのでタイ生活で不便な事が減ればと思ってポケトークを買ってみたのですが、実際に使えるのかどうかをタイ人に使って試してみました。また、グーグル翻訳と比べてみてどうかやポケトークの値段、使い方、海外で買う方法も説明します。
ポケトークを購入・レンタルするかどうかを悩んでいる方は参考にして下さい。
購入したくはないけど旅行の時だけ使いたいという方は、グローバルWiFi でwifiをレンタルするとオプションで購入するよりも安くレンタルできます。
ポケトークの種類と対応国
2019年12月現在発売されているポケトークは POCKETALK WとPOCKETALK Sがあります。
ポケトークWは話した言葉が音声とテキストで翻訳されます。
ポケトークSはWの機能に加え、撮った画像から翻訳したり英会話レッスンの機能がついています。
ポケトーク内には2年間有効のシムが入っていて、128の国と地域で使う事ができます。
二年がすぎても継続して使いたいのなら、ポケトーク内から延長の手続きをする事ができます。また、Wi-Fii環境下であればシムが使えなくてもポケトークを利用する事ができます。
僕はPOCKETALK Wを購入しました。
2019年12月現在のポケトークは72か国語に対応し、128の国と地域で使う事ができるので日本人が行く国ではほぼ使える事になります。なので、タイでタイ語で話ができるのはもちろん、中国でスワヒリ語で話ができたりします。
ポケトークは定期的にアップデートされ、その都度対応言語や利用可能国・地域は増えていっています。
ポケトークの使い方
ポケトークの使い方は、まずは使う言葉を選択してセットします。
こちらは日本語⇔タイ語間の翻訳をする為に、日本語とタイ語を選択した画面。ポケトークの画面下に日本語とタイ語が表示されていればセット完了。
使う言葉は言語一覧の中から選べます。
言語一覧は日本語と相手国の文字で書かれています。
翻訳するには日本語と書かれた下のボタンを押します。すると画面上に話してくださいと出てきます。ボタンは押しっぱなしです。
ポケトークに向かって話し、話し終えたらボタンを離します。
すると話した言葉がタイ語の音声とテキストで翻訳されます。音声は最大に設定するとかなり大きく公共の場では迷惑になる可能性があるほどですが、野外で周りがうるさい時でも聞き取れるレベルです。
この画面を見せるか音声を聞いてもらったら、相手にポケトークを渡して答えてもらいます。
相手が答えたタイ語が日本語のテキストと音声で翻訳されます。とても簡単に使えます。
ただ、ラオス語は音声翻訳はなくテキストだけでした。
日本人があまりいかない国・地域では翻訳はテキストだけのようですが、それでも十分に使えます。
外国人相手にポケトークとグーグル翻訳を使って比べてみた
バンコク・タニヤのカラオケのお姉さんにポケトークとグーグル翻訳の翻訳精度の違いを確かめてもらいます。
バンコクの夜のお姉さんは達はグーグル翻訳の日本語⇔タイ語翻訳の精度の悪さを知っている人が多いし、こちらのお姉さんは日本語もそこそこ上手なのでポケトークの精度を知べるのに適しています。
グーグル翻訳とポケトークで同じ質問をしてみます。
最初はグーグル翻訳を使ったのですが、お姉さんは一瞬『?』という顔をしました。
が、すぐに意味を理解してくれました。若干おかしな部分があるそうですが、推理すれば理解できるとの事でした。
ポケトークの翻訳はおかしなところはなく、完璧だとの事です。
上の画像をよく見てみると、ポケトークとグーグル翻訳のタイ語の部分が違う事がわかると思います。この質問の答えを、お姉さんにポケトークとグーグル翻訳を使って答えてもらいます。
ポケトークの翻訳は完璧だし、質問に答えてくれた感も出ています。
が、グーグル翻訳はなんだか微妙な翻訳をしてきました。
確かに意味は合っていますが普通こんな言い方はしません。同じタイ語でも翻訳にここまでの違いがあります。
この後、何のお店のオーナーかを聞いたらポケトークもグーグル翻訳もきちんとタイ語に翻訳してくれました。
そしてその答えが、
グーグル翻訳は中華風に翻訳してきました。
もしかしたらどちらも一度内部で【about electric】と翻訳し、それからタイ語、日本語に翻訳したのかもしれませんが、ポケトークの方がしっくりきます。きちんと会話風にもなっています。
さらにこんな事もきいてみます。
こちらの質問も、ポケトークとグーグル翻訳のタイ語の部分が違います。
数はどちらも完璧に翻訳してくれます。
普段だったら簡単には答えてくれないであろうこんな質問にもお姉さんは簡単に答えてくれましたが、もしかしたら会話の間にポケトークというワンクッションがある事でどんな質問も答えてくれやすい状況になったのではないか、という疑問が湧いてきました。
なので新たな質問をしてみます。
するとやはり簡単に答えてくれました。
もはやお姉さんの答えに対してグーグル翻訳は使っていないし完全に脱線してしまったのでここまでにしておきますが、ポケトークはグーグル翻訳より精度がよくてかなり使えるし、使う状況次第ではより楽しめる事ができるツールだという事が分かりました。
グーグル翻訳は無料ですがそれなりにつかえる翻訳機、ポケトークは有料ですがしっかり使える翻訳機、無料と有料の差ははっきりと出ています。
ポケトークのおかげで日本人とほとんど話す機会のない、わからない事だらけのバンコク生活がとても便利になり、困る事も随分減りました。
タイ語しかわからないタイ人と遊ぶ時もポケトークのおかげで楽しさアップ。お互いの言葉がきちんと通じるってとてもいい。
また、旅行もポケトークのおかげで楽しい時間が増えました。
ミャンマーではおばちゃん達に弁当を分けてもらい一緒にお昼をたべたのですが、ポケトークのおかげで会話もしっかり楽しめました。
ポケトークを初めてみたおばちゃん達はテンションもあがり、おもちゃ感覚でポケトークを使って僕との会話を楽しんでくれました。
ポケトークの値段と海外で買う方法
ポケトークWの値段は19,800円になります。
どこで買っても値段に大差はないですが、アマゾンよりも公式ホームぺージから買う方が安い時もあります。また、公式ホームページから購入すれば海外発送にも対応してくれます。
公式ホームページはこちら 。
また、海外専用グローバルWiFi でWi-Fiをレンタルすると、オプションで購入するよりも安くポケトークをレンタルできます。
グローバルWi-Fiについて詳しくはこちら。
ポケトークの延長手続きをする方法
気がついたらポケトークを2年近く使っていて、延長しないといけない時期にさしかかってきたので延長の手続きをしました。延長手続きの方法も説明します。
延長手続きは、ポケトーク内のメニューにある設定から行います。
画面に表示される延長するをタップします。
するとQRコードが表示されるので、スマホで読み込みます。
QRコードを読み込むと、延長期間の選択の画面が表示されます。ポケトークの延長料金は
・2年 11000円
・1年 5500円
・2週間 3300円
の3つがあります。僕は今後もずっと使いそうなので2年を選択。
すると決済画面になります。
支払い方法はクレジットカードのみ。カード情報を入力して決済へ進むを押すと、決済が完了し、即延長が反映されます。