ソンクラーンとは
ソンクラーンとは、毎年4月13日から4月15日のタイの旧正月の事で、神聖なお清めがいつのまにか水をかけあうお祭りになりました。
2023年も4月13日から15日にかけてタイではソンクラーンが行われます。その水をかけあう規模がすごすぎて、この時期は世界中からソンクラーンを体験し人がバンコクに集まってきます。
水かけ祭りはコロナの影響でしばらく開催されていませんでしたが、2023年から復活しました。
体験してわかるソンクラーンの楽しさ
何度かネットで水かけ祭りの光景は見た事があるのですが、水をかけあって何が楽しいんだろう、暑そうなうえに人が多すぎてなんだか嫌だな、と思いあまり興味はありませんでした。
でも、体験したらわかります。ソンクラーンめっちゃ楽しいです。僕は一人でしたが、すっごく楽しかったです。
年齢、性別、人種、障害のあるなし等の区別なく、あらゆる人が水鉄砲やバケツやホースで水をかけあいます。水をかけあうとき、だいたいお互いに顔をみて水をかけてその際に目が合うのですがみんなニコニコです。人によっては笑って謝りながらも水をかけてきたりします。
水をかけあうというコミュニケーションがそこに生まれるわけですが、数秒おきにいろんな人とコミュニケーションをとれるわけです。水をかけあうだけだから言葉なんて必要ありません。悪意のない純粋な楽しさを水をかけあう事で様々な人と共有できます。
スポーツ観戦や音楽ライブやキャンプファイアーや飲みやバーべキュー、友達と遊んだりとか、デートしたりとか、世の中の楽しい事ってつきつめたら人との楽しい事の共有とコミュニケーションになります。その楽しい事がソンクラーンには詰まっています。
また、知らない人に水をぶっかける、これってストレス解消やいたずら心解消にもなります。僕は小学生の頃、通行人に水鉄砲を撃って逃げたり、車に土で作った玉を投げて逃げたりしして遊んでたのが先生にばれて怒られた事がありますが、こういういたずらっ子はより楽しめるでしょう。
外で水をかけあうわけですが、日中はとても暑いです。でも、水浸しになります。なので暑さが気になりません。むしろ気持ちがいいです。体感的にはひと泳ぎした後に夏のプールサイドを歩いている感覚です。街中全てがプールサイドです。楽しくて気持ちがいい、最高の場所です。
だから世界中から多くの人がソンクラーンを体験しにくるのでしょう。
いろんな楽しい事を体験してきた僕は、ソンクラーンは人生ベスト3に入る楽しさでした。それでは、有名で規模の大きい水かけ祭りの場所と様子を紹介していきます。
その辺の道路の様子
人ごみの苦手な人でもぜひ規模の大きい水かけ祭りの場所に一度は行ってもらいたいです。絶対に楽しめます。
一度体験してから、それでも本当に自分にはあわないかを判断してもらいたいです。
で、規模の大きい水かけ祭りの場所へ行くために移動するわけですが、移動中も油断はできません。
ボーっと歩いたり信号待ちをしていたり、トゥクトゥクに乗ったり、タクシーにのって窓をあけていようものなら道端の、民家の前にいる人やバイクを二人乗りしている人、通行人に水をかけるために待機してる人達に水をかけられます。
トゥクトゥクに乗っている人達も水をかけてくる人がいます。水かけ祭りに行くつもりはなくても、コンビニへ行こうとして歩いているだけでもかけられます。
やられたらやり返す、倍返しだ!!精神の僕はこの時期常に水鉄砲を携帯していました。かけられたままで黙っていたくはないですからね。
いつどこでかけられるかわからないので常に水鉄砲を携帯していた方が面白いです。
また、お店の中や電車の中で水をかけてくるバカは見当たりませんでした。わからなかったでバカにならないように、お店の中や電車のなかで水をかけるのはやめましょう。
サイアムスクエアの水かけ祭り
日本だと原宿や渋谷に例えられるサイアムスクエアの水かけ祭りです。
タイの東大といわれているチュラロンコン大学が近くにあります。おしゃれなお店もたくさんあるエリアで普段は学生や観光客で賑わっています。
サイアムスクエアへはBTSサイアム駅からすぐです。人の流れに沿って行けばたどり着けます。
サイアムスクエア内でも周辺でも水鉄砲や防水性の首から下げる防水スマホケースやゴーグルを売っている店がその辺にあります。装備を整えてから行くことをお勧めします。スマホが壊れたら悲しいですからね。防水スマホケースの防水力は信用して大丈夫です。
僕はタバコもいれてましたが、僕は一日中水浸しになっていてもケース内のスマホやタバコは濡れるどころか湿気る事もありませんでした。水鉄砲は一番でかいものを購入しました。
一応ここが正規の入り口です。
ここでボディチェックを受けて、サイアムスクエアへ入る事ができます。持って行っていけないものもあるみたいで、そういうのがあると係の人に入り口横のテントに預けていくようにいわれます。
僕はベルトを外してテントに預けていくようにと係の人に言われました。前日はそんな事言われなかったのに。何を持って行っていいかダメかは係の人によって違うようです。
わざわざベルトを外すのもめんどくさかったので、横道からサイアムスクエアへ入りました。
なんかのライブが行われています。ステージ上から水を放出させています。
なんかのライブ会場を進んでいくとすぐにメインの通りに到着です。こんな感じです。
水を掛けあってます。
僕も水をかけます。お姉さんを狙ってしまいがちです。
子供相手にも容赦はしません。
完全に狙われています。
素敵なお姉さんも狙ってきます。後ろのおじさんはコマネチでしょうか。
びしょぬれで服によってはスケてしまいます。気になる人は水着を着ていきましょう。
ところどころで水の補給ができます。サイアムスクエアは無料で補給ができます。
水鉄砲やスマホの防水ケースが売っている屋台もあります。
食べ物の屋台が集まってる場所もあります。ここでは水の掛け合いは行われていません。
シーロムの水かけ祭り
シーロムでは水かけ祭りのために歩行者天国になっています。(2023年は歩行者天国になっておらず、道路はいつも通り車が通行していました。水かけをする人は歩道を歩いています。)
かなりでかい規模で、人も大勢います。ここまでの規模になっているなんてかなりびっくりでした。写真に写っている人達全員の目的は水をかけあう事です。
最寄り駅はBTSサラデーン駅になります。
サラデーン駅の中。人だらけで、改札を出るにも時間がかかります。
サラデーン駅をでたらそこがシーロムエリアの水かけ祭りの会場となっています。
MRTシーロム駅からもいけますが、そこからだとボディチェックを受けないとはいれません。一人ひとりボディチェックをするので時間がかかります。
サラデーンからだとボディチェックはないですが、人が多すぎて駅の階段も人が詰まっていてなかなか進めません。どちらから行こうが水かけ祭りの行列の場所にたどり着くまでに少し時間がかかります。
信じられないくらいの人の多さです。そして、みんなびしょびしょです。
シーロムの様子です。ただ水をかけあうために集まった人たちです。
それだけの事がすごく楽しいって、この人達の顔をみたらわかると思います。
中央分離帯には歩行者を狙い打つのに絶好の狙撃ポイントです。
たくさんのハンターで溢れています。
中央分離帯から狙いを定めて、
撃つ!
しかし、攻撃を受けやすい場所でもあります。
アバヤを着た女性もいました。
水をたくさん吸い込んでて重そうです。
そして、目だけでもこの人がとても美人なお姉さんだというのがわかります。
水の補給もそこらでできます。
補給には5バーツだったり10バーツだったりのお金がかかりますが、お金を惜しんでられません。
たまに氷の入った水も売られてます。非常に冷たくとても攻撃力が高いです。
冷たい水を食らうたびに僕は叫んでしまいましたが、こっちが氷水の場合は、撃たれても反撃にでたら相手を簡単に食い止める事ができます。
夜になってもまだまだ賑わっています。
普段はナイトバザールが行われているパッポン通りもこの日は露店はでてなく、水をかけあう人で賑わっていました。
パッポンやタニヤのゴーゴーバーやカラオケやキャバクラは営業していない所もいくつかあったので、それが目当ての男性が知らずにこの日にきていたらがっかりだったでしょう。
バーの周りでは素敵なお姉さんが水をかけていました。
カオサン通りの水かけ祭り
安宿がたくさんあり、バックパッカーの聖地と言われるカオサン通りの水かけ祭りも相当な賑わいという事で行ってみました。
カオサン通りは最寄り駅はありません。せっかくのソンクラーンなので、適当な場所からトゥクトゥクで行ってみるのがいいと思います。
MBKからカオサン通りまでトゥクトゥクで、200バーツでした。
ほとんどのトゥクトゥクが300バーツだったのですが、200バーツでいいと言ってくれた人がいたのでそれにしました。
ソンクラーンは観光シーズンなのでメーターのない乗り物のドライバー達はボッてきます。ちなみに毎回タイ人ドライバーにセントラルワールドと言っても通じない僕ですが、カオサンロードは一発で通じました。
不安な人は地図を指さしてドライバーに見せれば大丈夫です。
トゥクトゥクで来た人達がおろされるのはだいたいこの辺りです。
荷物検査やボディチェックを受けてからカオサン通りの盛り上がっている所へ通れるのですが、ボディチェックの行列がとんでもないくらいできています。
10分経ってもほとんど動かなかったので、時間を変えてこようと思いひとまず周辺を歩いてみる事に。
たくさんの屋台があります。
水鉄砲やスマホの防水ケースなんかもいろんな屋台でたくさん売ってます。
周辺の全てのコンビニではお酒は買えないようになっていたのですが、ビールを売っている屋台もありました。
僕と同じようにひとまず行列に並ぶのを諦めた人もたくさんいます。
ここでも水の掛け合いは行われています。
水も売られています。
5バーツだったか10バーツです。
ブラブラしてある程度時間がたったのでもう一度ボディチェックの行列に並んでみることに。
しかし、一向に行列はすすまなかったので今回はカオサン通りのメインの場所に行くのは諦めて戻る事に。来年こそは行列に負けずに行こうと思います。
歩道を歩いていけば、たくさんのタクシーやトゥクトゥクが客待ちをしている所につきます。これですんなり戻れます。
水かけ祭りの注意点
楽しい水かけ祭りですが、僕が感じた注意点もあります。
まず、かなりの水浸しになるわけですがタイの水道水は日本の水道水とは違って飲んだらお腹を壊すと言われています。なので、びしょぬれになった後はしっかりと体を洗いましょう。
また、まれにとてつもなく強い水圧の水鉄砲をわざと顔面にむけて撃ってくるバカがいます。でかい水鉄砲ほど水圧が強いのですが、それが目に直撃すると結構いたいです。
なのでそういうバカにやられたら反撃して思い知らすためにも僕は巨大で水圧の強い水鉄砲を装備していますが、不安な人はゴーグルを装着してください。ゴーグルも水かけ祭りの時はそこらで売ってます。
カオサン通りのソンクラーンに関してはこちら。
この記事の写真はこちらのカメラで撮りました。
水に濡れても大丈夫。
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