ルアンパバーンで食べておきたいラオス料理といえば、ラオス式ラーメン・麺料理のカオピヤックやカオソーイになります。
日本人の舌にとても合うカオピヤックとカオソーイは、美味しいのにリーズナブルな価格で食べる事ができるものすごく満足度の高い食べ物です。ほとんどの観光客は托鉢見学をするからでしょう、多くのお店は朝が早い観光客のために早朝から営業しており、托鉢見学後から食べる事ができます。
日本人の感覚からすると『朝から麺は重いっしょ』となるかもしれないですが、早朝からでも美味しく食べれるお腹にも優しいカオピヤックとカオソーイ。地元民からも観光客からも大人気のお店を3店紹介するので、ルアンパバーンで麺料理を食べたいという方は参考にして下さい。
また、今回紹介する3店は托鉢見学やナイトマーケットが行われる旧市街内にあります。旧市街のホテルに宿泊している方だったら、どのお店も徒歩でサクッと簡単に行く事ができます。
シェントン ヌードル
お店の様子
最初に紹介するお店はシェントン ヌードル(Xieng Thong Noodle)です。お店の前には英語や韓国語表記もある看板がたくさん置かれているので、近くを通ったらすぐにわかります。
店内には日本語でのお店の紹介も書かれています。日本人のかずお氏という人が手伝って書かれてた紹介文。地球の歩き方に掲載されていたりテレビでも紹介されていたりしたそうなので、食べる前から期待値が上がります。
カオピヤックのメニューは3種類ですが、卵が入っている物を選ぶのがおすすめです。
僕は一人でしたが大きなテーブルに案内されました。テーブル上にはナンプラーなどの調味料が置かれています。
カオピヤックをいただきます
僕が注文したのはカオピヤックの豚肉+卵入りでお値段は20000キープ、約160円です。円への換算はこれを書いている今のレートでしていますが、ただいまラオスキープが大暴落中なのでやたらと安く感じます
他店よりもネギとニンニクチップと胡椒がたっぷりのカオピヤック。
カオピヤックと一緒に付け合わせの野菜も運ばれてきます。
シェントン ヌードルの付け合わせはもやしとライム。僕はもやしは序盤に入れ、ライムは味にどんな変化がでるのかを実験するために後半に絞り汁を投入しました。
カオピヤックの特徴は麺のモチモチ感が強く食感がすごくいい事です。
シェントン ヌードルの麺は丸みを帯びたモチモチ麺。スープはコクがありたっぷりのニンニクと胡椒があるので他店よりも強めの味ですが、日本のラーメンに比べたらあっさりしていて朝からでも美味しく食べれます。
そして卵がとけた部分のスープがやたらと美味しい。卵を美味しく食べれる世界のスープベスト3には入っているのではないでしょうか。シェントン ヌードルでカオピヤックを注文する際は、卵は必ず頼みましょう。
モチモチ麺とスープの相性もとてもよく、ものすごく満足度の高いお食事タイムを過ごせました。
営業情報と地図
住所(英語) V4WV+QHF, Luang Prabang, ラオス
住所(ラオ語) V4WV+QHF, ເມືອງຫຼວງພະບາງ
電話番号 +85671252192
営業時間 7:00~14:00
カオソーイ ヌードルショップ
お店の様子
次に紹介するのはカオソーイ ヌードルショップ(Khao Soi Noodle Shop)です。そのままの店名やんけ!と思ったのですが、グーグルマップにそう表示されているので正式な店名なのでしょう。
道を歩いている地元の人に『美味しいカオソーイを食べれる店はどこ?』と聞いたら教えてくれたお店です。
屋外席と店内席があり僕が行った時は全席埋まって満員でしたが、3分ほど待ったら席が一つ空きました。お客さんは全員地元民っぽかったです。
テーブルの上にはナンプラーや辛い調味料が置かれています。
カオソーイ ヌードルショップのメニューはカオピヤックとカオソーイの二種類のみ。お値段はどちらも30000キップ、約240円です。
ちなみにタイのカオソーイはまろやかなココナッツカレースープの中に卵麺が沈んでいて、卵麺の上にカリカリの揚げ麺が乗っている料理です。バンコクに住んでいる僕はカオソーイといえばこちらをイメージしますが、ルアンパバーンのカオソーイはトマトベースのスープで麺の上には肉みそが乗っている料理です。
タイとラオス、同じカオソーイでも物は全然違います。
辛い物を食べれない僕はタイでカオソーイを注文する時と同様に念のため、辛くしないで、とお願いします。
ものすごく肌の綺麗なお姉さんが手際よく麺を茹で上げ、たっぷりの具材を乗せてカオソーイの完成。
カオソーイ いただきます
こちらが僕が注文したカオソーイ。赤いですがトマトの赤なので辛さは一切ありません。辛い食べ物が好みの方は卓上調味料を使って調整しましょう。
付け合わせはライムにレタスに名前を知らない南国野菜や香草。量がものすごく多いです。僕は序盤から野菜を投入し、野菜にもスープをたっぷり染み込ませていただきます。
麺はモチモチ平麺。トマトベースのスープがすごく美味しい。そして肉みそも美味しい。スープも肉みそも、単品で食べても美味しいし麺にたっぷり絡めて食べても美味しいです。
トマト・ひき肉といえば日本人だったらミートソースを連想しますが、具材は似ていても味は全くの別物。国によって同じ食材でも全然違う美味しい料理ができるんだな、と世界の食文化の深さについても考えさせてくれました。
営業情報と地図
住所(英語) V4WR+3PC, Sakkaline Rd, Luang Prabang, ラオス
住所(ラオ語) V4WR+3PC, Sakkaline Rd, ເມືອງຫຼວງພະບາງ
電話番号 +8562055872033
営業時間 7:30~12:00
Nang Tao
お店の様子
最後に紹介するのはNang Tao、通称タオさんのお店です。家族経営のお店ですが、カオピヤックやカオソーイだけでなく、ひき肉料理のラープやラオス版チャーハンのカオパッドといったラオス料理も食べる事ができます。個人的にはルアンパバーンでナンバー1のお店で、必ずもう一度訪れたいお店です。
広めの店内にはテーブルがたくさん置かれています。
ここのおばちゃんがものすごくいい人で、托鉢を見学するために早起きした僕は前夜ホテルの前に停めていたバイクが無くなっている事に気が付きました。辺りを見渡してもなく、近くにいたおばちゃんに『ここに停めてたバイクがどこいったか知らない?もしかしたら盗まれたかも』と声をかけたら、わざわざ僕と一緒に周辺を探索してくれて、近場にある防犯カメラの位置もおしえてくれました。そのおばちゃんがNang Taoのおばちゃんだったのですが、朝の開店前の忙しい時間にわざわざ見ず知らずで言葉もろくに通じない僕のために時間を使ってくれたすごく優しい人です。
バイクを盗まれた僕は警察に行ったのち、Nang Taoに訪問。おばちゃんに警察に行った事を伝えてカオピヤックを注文。おばちゃんはカオソーイをものすごくすすめてくれましたが、この時の僕の気分はカオピヤックでした。
店員お姉さんは手際よく、時折バイクを盗まれ大金を支払った僕を残念そうな顔でチラ見しながらカオピヤックを調理してくれます。
いただきます
こちらが僕が注文した豚肉のカオピヤック。ものすごくたくさんの豚肉が入っています。スープは澄んでいますが見た目と違いコクがあり、異常なほどおいしいスープ。
付け合わせは南国野菜と香草です。
麺は平べったいタイプのモチモチ麺。モッチモチの麺が激ウマスープによく合います。豚肉もすごく美味しい。
ルアンパバーンで食べた麺料理の中ではナンバー1でしたが、個人経営とか家族経営のお店って日本でも他の国でも人柄が味に反映するんだな~って感じました。
他の料理も食べたいと思ったのですがタイミング的に再訪できなかったので、次にルアンパバーンに行った際はまずはおばちゃんおすすめのカオソーイを食べようと思っています。
という事で、タイ人奥さんを連れて再びルアンパバーンを訪れた際に再度Nang Taoを訪問。おばちゃんに、『久しぶり、前にバイクを盗まれた僕だよ!』とあいさつをしたらおばちゃんは僕の事を思い出し、素敵な笑顔で再開を喜んでくれました。
そして注文したカオソーイ。この時の旅行では連日カオソーイを食べていましたが、Nang Taoのカオソーイややはりレベルが高い。ひき肉も大量で具沢山で食べ応えもバッチリ。ビエンチャンやルアンパバーンを一週間ほど旅行していましたが、一番おいしいカオソーイでした。
こちらは奥さんがタイ語で注文したクイッティアオ・ムーです。クイッティアオとはラーメンという意味で、ムーは豚肉という意味です。麺も選択可能で奥さんは細麺を注文しました。
カオピヤックとは麺が違うくらいで、相変わらずの豚肉の量。奥さんはクイッティアオにはうるさく好みにあわないと残すのですが相当美味しかったようで、僕が一口もらう前に食べ切りスープまで完飲。日本人にとってもタイ人にとっても美味しいスープ・具である事は間違いありません。
再度またルアンパバーンを訪れる事があったら、僕は三度Nang Taoに食べに行きます。
営業情報と地図
住所(英語) V4WR+578, Luang Prabang, ラオス
住所(ラオ語) V4WR+578, ເມືອງຫຼວງພະບາງ
電話番号 +8562055872033
営業時間 7:00~21:00
ルアンパバーンの楽しみ方
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