ラオス中国鉄道を利用すれば、ビエンチャン⇔バンビエン⇔ルアンパバーンといったラオスの観光地間を安く快適に移動する事ができます。
東南アジアの鉄道というとボロいイメージがある方もいるかもしれませんが2021年に開通したばかりの新しい鉄道で日本でいう新幹線のような感じなので、電車は綺麗で快適、その上速くて安いのでラオス中国鉄道での移動はかなりおすすめできます。
ラオス中国鉄道のおかげでラオス国内の移動がかなり快適になり、ラオス旅行ではビエンチャンだけでなくルアンパバーンやバンビエンにも行ってみようと思う方も増えた事でしょう。
僕は実際にラオス中国鉄道を使ってビエンチャンからルアンパバーンまで行ってきましたが、とてもお得で快適に移動できたので次回もラオス内の観光地間の移動は飛行機やバスではなく鉄道で行こうと思っています。
ラオス中国鉄道の駅の場所や行き方、チケットの買い方や値段、車内の様子を説明するのでこれからラオス中国鉄道を利用したいと思っている方は参考にして下さい。
また、ラオス中国鉄道でビエンチャンからバンビエンやルアンパバーンへ行く方法は僕のYouTubeチャンネルでも紹介しています。
- 所要時間と時刻表
- ラオス中国鉄道のチケットの買い方と料金
- ビエンチャン駅の場所と行き方
- ビエンチャン レイルウェイ ステーション(ビエンチャン駅)
- 電車内の様子
- ルアンパバーン レイルウェイ ステーション(ルアンパバーン駅)
所要時間と時刻表
所要時間ですが、ビエンチャンからバンビエンまではわずか1時間で着きます。
また、ビエンチャンからルアンパバーンまでも2時間ほどで着きます。
ビエンチャン→バンビエン→ルアンパバーンへ行く電車の時刻表は以下の通りで、一日4本運行しています。
ビエンチャン | バンビエン | ルアンパバーン |
7:30 | 8:25 | 9:25 |
8:08 | 9:00 | 10:30 |
11:00 | 11:56 | 12:58 |
15:30 | 16:36 | 18:05 |
ちなみにビエンチャンからバスでバンビエンまで行くと4時間かかり、ガタガタの山道を走るので乗り心地はかなり悪いです。僕は過去に下痢状態でバスに乗ってバンビエンまで行ったのですが、途中でお腹の痛みの限界がきてやっとバスが停まり休憩となったらトイレは桶で流すタイプでものすごく汚く、さらにトイレットペーパーも設置されていなかったという絶望状態に陥りました。鉄道のおかげで安心して快適にバンビエンまで行けるようになったのはとてもありがたい事です。
ラオス中国鉄道のチケットの買い方と料金
ラオス中国鉄道のチケットはLCR Ticketというアプリか12goというサイトか駅の窓口で買う事ができます。
LCR Ticketは以下からインストールできます。
ただ、僕がアプリでチケットを買おうとした時はラオスの電話番号の登録が必須でした。僕はラオスの電話番号がないために登録ができませんでした。
12goはトップページで出発地、到着地、日付、人数を入力して【チケットを見つける】をクリックすると、該当日の購入可能のチケットの一覧が出てきます。
12goのトップページはこちら。
駅で買う場合ですが、ビエンチャン駅の右側にチケット売り場の窓口があります。僕はこちらの窓口で当日チケットを購入しました。
駅の入り口ではチケットのチェックがあり、チケットを持っていないと駅の中に入る事ができません。チケットを持っていなかったらチェックしている人が、あそこにチケット窓口があるよ、と教えてくれます。
また、チケットの料金ですが、鉄道は一等車と二等車の二つの席があります。
ビエンチャンからルアンパバーンまでの料金は一等車だと813000キープで約5500円。
二等車は242,000キープで約1600円となっています。
また、円への換算はこれを書いている今のレートでしていますが現在日本円もラオスキープも変動が激しいので、円に換算したらいくらかを詳しく知りたい場合はこれを読んでいる今のレートを調べた方がいいでしょう。
日本円とラオスキープの換算に便利なアプリの使い方の説明とインストールはこちら。
ビエンチャン駅の場所と行き方
ビエンチャンにある鉄道の駅の名前はVientiane Railway Station(ビエンチャン レイルウェイ ステーション)で、ビエンチャン郊外にあります。ビエンチャンの中心地、ナイトマーケット付近からは17キロ程の距離に位置し、車だと30分ほどかかります。
ビエンチャンにあるほとんどのホテルでは、フロントに頼めばビエンチャン レイルウェイ ステーションまでのタクシーを手配してくれます。ホテルでタクシーが手配できない、ホテルに泊まっていないという方はその辺にいるタクシーやトゥクトゥクを捕まえて移動しましょう。
僕は泊まっていたホテルの受付の人にタクシーを呼んでもらいましたが、ホテルから駅までの料金は35万キープ、約2400円でした。
ホテルが呼んでくれたタクシーは普通の車タイプ。エアコンが効いていて快適な車で野中でビエンチャンののどかな風景を見ながら駅まで移動します。
地図
ビエンチャン レイルウェイ ステーションの地図はこちらになります。ビエンチャンはラオスの首都ですが田舎感が強く道も難しくないので、自力で行くという方は地図を参考していけば問題なく着けるでしょう。タクシーやトゥクトゥクのドライバーに行先がうまく伝わらないという時も、地図を見せれば把握してくれます。
ビエンチャン レイルウェイ ステーション(ビエンチャン駅)
こちらがビエンチャン レイルウェイ ステーション(Vientiane Railway Station)です。かなり大きく、できたばかりなので綺麗です。
駐車場も広く、電車でお出かけする地元民の姿も多く見かけました。
まずは窓口でルアンパバーン行のチケットを購入。
窓口でチケットを買う際にはパスポートが必要です。同行者のチケットもまとめて買う際は、パスポートも預かっておきましょう。
席は一等車と二等車があります。時刻は10時頃だったので11時発の二等車のチケットを買おうとしたら二等車はすでに売り切れとの事。15時30まで周辺になにもない駅で待つのもいやだったので、一等車のチケットを購入。
こちらがチケットになります。チケットには発車時刻や座席の番号が記載されています。
一等車のお値段は813000キープで約5500円。二等車の倍以上のお値段ですが、待ちたくなかったのでやむを得ません。
駅に入るとまずは荷物検査があります。
僕のタイ人奥さんは電子タバコを没収されてげんなりしていました。タイとは違いラオスは電子タバコは違法ではないのになぜか電車内持ち込み禁止です。持っていく予定の人は気を付けましょう。
駅内には小さなコンビニやカフェがあります。電車内でも食べ物は販売しているので、車内用の物を予め買っておく必要は特にありません。
ホームへの入り口の上には巨大な電光掲示板があり、発車時刻などが書かれています。
発車時刻が近づくと人がどんどん増えてきます。二等車チケットが売り切れてしまうほどの乗客数なのでかなりの行列です。
電車がホームに着くちょい前くらいにホームへのドアがオープン。係りの人にチケットを見せてホームへ移動します。
ホームに出たらちょうど電車が来ていました。ホームも電車も新しいので綺麗でいい感じです。
ホームの端っこには灰皿があります。しばらくタバコが吸えなくなるので、ここで思う存分ヤニ補給。
電車内の様子
こちらは二等車になります。日本の新幹線と似たような感じで、二等車でも全く不便はなさそうです。
こちらは僕が利用した一等車になります。座席間は広く、映画館のいい席のような感じです。
座席は背もたれが倒れたり、足置き場が伸びたりします。
全席コンセント付きなので寝っ転がって充電しながらスマホをいじったりする事ができます。
時間通りに電車は発車。窓の外はラオスののどかな山の景色が広がっています。時々車内販売のワゴンも来たりします。
こちらは車内の売店です。飲み物やカップラーメン、お菓子が売られています。
お腹が空いたのでカップラーメンを購入。思った以上に具沢山で美味しいラーメン。初めて見たカップラーメンでしたが、これは中国のカップラーメンなのでしょうか。
奥さんも窓の景色を楽しみながらゆっくりランチ。奥さんが食べたキノコのカップラーメンがこの日車内で食べた物では一番おいしかったです。
車両の連結部にはトイレ完備。東南アジアの鉄道のトイレは残念なイメージがありますが、さすができたばかりの鉄道。トイレもとても綺麗です。
洗面台にはコンセントがついています。
ビエンチャンを発車して一時間、電車はバンビエン駅に到着。自然を楽しめる観光名所のバンビエンでは乗客の入れ替わりがちょこちょこありました。
バンビエンから乗った欧米人は、自分の席に席番号を無視して座っているオッサンがいてすごく困っていました。僕も過去にこのような事がありましたが、席番号無視オヤジってほんと迷惑。
再び電車は発車。日本の山の景色とは若干異なる、中華って感じのする景色の中をルアンパバーンへと向かい電車は走っていきます。
一等車の中は多くの人が座席を倒してガチ寝。みんな移動の時間をリラックスして過ごしています。
ルアンパバーン レイルウェイ ステーション(ルアンパバーン駅)
時間通りにルアンパバーン レイルウェイ ステーション(ルアンパバーン駅)に到着。ルアンパバーン駅もできたばかりなのでとても綺麗です。
こちらがルアンパバーン駅の外観になります。ビエンチャン駅と似たような中華感を感じる外観。
ルアンパバーン駅からホテルへ行くにはタクシーで行きます。タクシーの料金はいくらか忘れましたが、大した金額ではありません。
駅から出たら声をかけてくるタクシー運転手が何人かいるので、一番出しゃばっていない人にお願いしました。
駅で待機しているタクシーはほとんどが大きなバン。運転手が僕と奥さんの荷物を車に積んでくれたのち、車に乗ってホテルへと移動。
運転手はルアンパバーン内のほとんどのホテルを知っているので、ホテル名を告げてあとは運転手に任せれば、問題なくホテルへ到着できます。
ラオス中国鉄道でビエンチャンからバンビエンやルアンパバーンへ行く方法は僕のYouTubeチャンネルでも紹介しています。
以上、ラオス中国鉄道についての説明でした。
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