タイでオーバーステイ(不法滞在)をしてから再びタイに入国するにはどうすればいいのか、オーバーステイをしてしまった僕がまた無事にタイに再入国する事ができたので一連の流れをまとめます。
僕はタイで一か月以上オーバーステイをしていました。
学生ビザを取得してタイに滞在していたのですが、学生ビザの期限が切れた事に一か月以上気が付いていませんでした。
オーバーステイしている事に気づいた後で慌ててタイから一度出国し、その後再び無事にタイに入国する事ができました。
タイでオーバーステイをしてしまう可能性のある方、オーバーステイしてしまった方は参考にして下さい。
オーバーステイとは
日本人はビザなしだとタイに30日しか滞在する事はできません。
手続きをすればさらに30日間の滞在ができるので、ビザなしの方はタイに最大60日間滞在する事ができます。
僕は学生ビザを持っているので長期間タイに滞在できるのですが、ビザには期限があります。
ビザなしで30日以上、もしくは延長手続きをして60日以上滞在したり、ビザが切れたのにタイに滞在しているとオーバーステイ(不法滞在)となってしまいます。
タイでノービザ滞在30日延長をする手続きの方法はこちら。
オーバーステイの罰則
タイでオーバーステイをしてしまうと罰則が発生してしまいます。
そしてその罰則は自己申告の場合と捕まって発覚した場合とで違いが出てきます。
自己申告の場合は捕まって発覚した時よりも罰則は軽くなります。
また、悪質だと判断された場合は逮捕される事もあります。
2019年は500日以上オーバーステイをしていた日本人や6700日以上オーバーステイをしていた日本人が逮捕され、日本に強制送還されました。
自己申告の場合
少ない日数のオーバーステイでしたら罰則は罰金だけですみます。
罰金はオーバーステイした日数×500バーツで、上限は20000バーツとなっています。
自己申告でも90日以上オーバーステイをするとしばらくタイへ入国できなくなります。
入国できなくなる期間は
・90日を超えるオーバーステイは1年間タイへの再入国禁止
・1年を超えるオーバーステイは3年間タイへの再入国禁止
・3年を超えるオーバーステイは5年間タイへの再入国禁止
・5年を超えるオーバーステイは10年間タイへの再入国禁止
となっています。
捕まって発覚した場合
捕まって発覚した場合は少ない日数でも入国拒否の罰則が発生してしてしまいます。
入国できなくなる期間は
・1年以内のオーバーステイは5年間タイへの再入国禁止
・1年以内のオーバーステイは10年間タイへの再入国禁止
となっています。
僕の場合は1か月ちょいのオーバーステイだったので罰金だけですみますが、もし捕まってしまうと5年間タイへの再入国が禁止になってしまいます。
なので、自分のオーバーステイが分かってからは一度タイを出国する日までなるべく出歩かないようにしていました。
オーバーステイの手続き
オーバーステイの手続きは空港の出国審査のカウンターでする事ができます。
ひとまずタイから安く行けるミャンマーに行く事にした僕はスワンナプーム国際空港でオーバーステイの手続きをする事にしました。
普通にタイ国外へ飛行機で行く時と同じように、出国審査のカウンターまで進んで行きます。
自分の番になったら係の人にパスポートを渡し、オーバーステイしているという事を告げれば自己申告の扱いとなります。
オーバーステイしている事を告げると別の係の人が現れるので、その人についていきます。
出国審査のカウンターの後ろにあるイミグレーションと書かれたカウンターにオーバーステイ用の窓口があり、そこで手続きをします。
手続きといってもパスポートを見せて書類にサインをし、係の人が計算した罰金を払うだけ。
僕は35日間の不法滞在だったため、罰金は17500バーツでした。
罰金を払い領収書を受け取り、手続きは終了。
時間にして5分ほどで何かを聞かれる事もなく、思ったよりも簡単に手続きは終わりました。
あとはフライトの時間までご飯を食べたり免税店で買い物をしたりして過ごし、ミャンマーへ出発。
タイからミャンマーへ安く行く方法はこちらになります。
タイへの再入国
ミャンマーで二泊し、再びタイに戻ってきました。
到着したのはドンムアン空港。
近年タイでは入国が非常に厳しくなっていて、何度もタイを出入りしている人は入国審査時に別卓へ連れていかれて賄賂を要求されるという事が非常に多いです。
僕は以前タイのビザを所持した状態だったのに入国審査時に別卓に連れて行かれ、『あなたのビザは信用できない』と言いがかりをつけられて賄賂を要求されました。
正規の手順でルールを守って入国しているのにおかしな話です。
結局賄賂を払う羽目になってタイに入国したのですが、そういう経験もあり入国時は面倒な事になりそうだな、と思っていました。
パスポートを見せれば僕が数日前までタイにオーバーステイしていた事が知られてしまいます。
なので入国審査時、優しい顔のおばちゃん入国管理官の列に並びました。
オーバーステイの事をツッコまれたら嫌だな~と思いつつ優しい顔のおばちゃん入国管理官にパスポートを渡したのですが、特に何も聞かれる事もなくあっけなく入国スタンプをおされてスムーズにタイに入国できました。
ドンムアン空港で賄賂を要求された時の話はこちら。
僕がオーバーステイしていた原因はこちら。