タイ・バンコクでも飲酒運転は違反になります。ただ、タイは日本と違い警官によって捕まった時の処罰が変わります。
なぜ警官によって処罰が変わるのかというと、タイの警官は外国人違反者から賄賂をもらおうとする人が多いからで、賄賂の相場も警官それぞれ違います。
バンコクで無免許でバイクを乗っている僕。
無免許運転+飲酒運転で警察の検問に引っかかった事があるのですが、その時どうなったか、罰金はいくら払ったのかを説明するので、バンコクで交通違反をして捕まったらどうなるのか気になる方は参考にして下さい。
タイの飲酒運転の罰金
タイでも当然ながら飲酒運転は違法で、罰則の対象となっています。正式なタイの飲酒運転の罰則とその対象は以下の通りです。
飲酒運転の罰則の対象者
タイでは血中アルコール濃度が50Mg/dL以上だと飲酒運転の罰則の対象となっています。
性別や体重によって誤差はありますが、成人男性がビール大瓶1~2本、日本酒1~2合を飲んだくらいで血中アルコール濃度は50Mg/dL以上になります。
状態としてはほろ酔いです。
が、今回僕が飲酒で罰金を払うハメになった時に飲んだビールの量は350mlの缶ビールを2本でした。多分血中アルコール濃度は50Mg/dL以下でしたが罰金を払う羽目になったので、捕まった警察の匙加減もあるのでしょう。
飲酒運転の罰則
・飲酒運転
1年以内の懲役、または1万〜2万バーツの罰金。
・飲酒運転で他人を怪我させた場合
1~5年の懲役、または2万~10万バーツの罰金と1年以上の免許停止、もしくは免許取り消し。
・飲酒運転で死亡事故をおこした場合
3~6年の懲役、もしくは6万~20万バーツの罰金と免許取り消し。
飲酒運転の罰則は人を巻き込んだりすると増えていきます。日本人の場合は頼れるタイ人がいなかったら該当する罰金の最大額を払う事にになると思っていていいでしょう。
検問に引っかかった場所
僕が検問に引っかかった場所はサラデーン駅周辺にあるシーロム通りになります。夜、バンコク銀行のある通りから右折してシーロム通りに入った所で止められました。
どうやらここはバンコク銀行側からは右折禁止のようですが、常に誰かしらが右折やUターンをしているので僕はすっかり右折OKだと思っていました。警察からしたらとてもおいしいネズミ捕りスポットなのでしょう。
コロナ前はここでよく検問をしていました。今後、コロナが落ち着いたり外国人が増えたらまた検問は復活すると思うとタイ人が言っていました。
警官の対応
夜、自宅で350mlの缶ビールを2本飲んだ所で軽い用事があった事を思い出し、バイクに乗って用事を済ませに行こうとし、シーロム通りの検問で引っかかりました。
警官はアルコールチェッカーを持ってきて息を吹きかけるように指示してきました。息を吹きかけたらチェッカーに反応が出て、免許を出すように言われました。
無免許の僕は免許をもっていないのですが、経験上バンコクではそういう時はパスポートを見せればOKだったので、今回もバイクのシートの中に入れているパスポートのコピーを警官に見せました。
免許に関してはそれ以降何も言われる事はなかったのですが、警官は罰金として2万バーツ払うように、と言ってきました。
2万バーツは高いと思ったので値下げの交渉をしようとしたのですが、何を言っても警察は『刑務所に行く?刑務所に行く?』としかいいません。
警察としては僕をびびらせて言う事をきかせたかったのでしょうが、僕としては別に刑務所に行ってもいいかな~と思っていました。
いざとなったら最終的にお金を払えば済みますし。
払った罰金
ただ、この時の僕はすっかり忘れていた用事を思い出して慌てて家を出たため、スマホを家に置き忘れてきていました。
用事のある相手に『これから刑務所に行くから今日は行けなくなった』と伝える事ができればよかったのですがそれができず急いでいたため、仕方なく近くのATMで2万バーツをおろし、警察にわたしました。
お金を渡す前に領収書的なのをちょうだいと言ったら、警官はまた『は?刑務所に行く?』と言ってきました。
警察に罰金を払った証拠を残しておきたいから写真をとってもいいかを聞いても警官は『写真とるの?刑務所に行く?』との事。
自分たちがお金を受け取った証拠を残したくないからなのでしょう。この対応で僕が払った罰金の2万バーツは警官のお小遣いになるんだな~というのを悟りました。
正式に飲酒運転で捕まった場合はバイクは警察に持っていかれ、後日取りに行くという事になります。
しかし今回は正式ではなかったのでしょう、おかげで2万バーツを渡した後はまた普通にバイクに乗ってその場を去る事ができました。
ちなみにこれを書いている今のレートだと僕が渡した2万バーツは約6万6000円です。
タイ人の反応
飲酒運転で検問に引っかかって警官に2万バーツ払ったという話を友達のタイ人数人にしたら、全てのタイ人の反応は『2万バーツ??高すぎっしょ!!!なんでその時電話してくれなかったの?』でした。
みな、電話をしてくれたら罰金を安くするように交渉したのに、と言ってくれました。
僕はスマホを忘れていたために連絡する事ができませんでしたが、次回は何かしらで捕まる事があったらタイ人に連絡をして話をしてもらおうと思います。
ちなみに僕の友達のタイ人のそのまた友達タイ人は飲酒運転でパトカーに突っ込んで壁に激突までしたそうですが、その時払った罰金は1万バーツだったそうです。
また、僕の知人日本人がバンコクでバイクの飲酒で捕まった時は、最初は罰金2万バーツと言われたそうですが、知人タイ人にきてもらって警官と話をしてもらい、最終的に払う罰金は5000バーツ程になったとの事でした。
以上、バンコクでの飲酒運転についてのあれこれでした。
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