タイの旧正月(ソンクラーン)は各地で水かけ祭りが開催されています。
2024年のタイの水かけ祭りは4月13日(土)~15日(月)の三日間というのが例年だったら開催期間となりますが、今年は土曜日曜の振替休日がありタイでは12日(金)から5連休となっています。また、水かけ祭りが正式にユネスコ無形文化遺産に登録されたため、開催期間は延長。チェンマイでは一か月もの間開催されるし、パタヤでも一週間開催されます。バンコクも例年より長い期間開催される事になりそうです。ただ、長期間開催されるかは場所によりけりですが、4月13日~15日の間は間違いなくどこでも水かけが行われています。
コロナでしばらく中止だった水かけ祭りは2023年から復活。コロナ前の時のように水かけ祭りはすごく盛り上がります。
そんな水かけ祭りですが、バンコクでものすごく楽しい開催地は夜のカオサン通りになります。タイ人だけでなく世界中から水かけ祭りに参加する人が集結するカオサン通りですが、夜になると各バーやクラブでDJが爆音で音楽を流し、路上が巨大なクラブイベントのようになっている場所もあります。
爆音が流れる中、水をかけあいながら飲みたい、踊りたい、はしゃぎたいという人は100パー楽しめる夜のカオサンの水かけ祭りを紹介するので、興味がある方、行ってみたい方は参考にして下さい。
カオサンの水かけ祭りのルートとお店マップ
こちらの地図の黒ピンが僕が今回の記事で僕が歩いたルートや主要スポットになります。初めてカオサンの水かけ祭りに参加するという方は参考にして下さい。
地図の黒ピンの場所の補足ですが、
民主記念塔⋯僕がバイタクを降りた場所。
バンコク市立図書館⋯図書館の横の道からカオサンエリアに入る。
Truffle Live and Dining⋯今回拠点にしたDJが爆音で音楽を流しているバー。
カオマンガイの屋台⋯丸い道路あたりが帰りのタクシーを拾った所。
となっています。
カオサン通りへ向かう
カオサン通りの最寄り駅は地下鉄MRTのサムヨート駅になります。ただ、駅からは2キロ程あるので歩いて行くのは若干めんどくさいです。初めて行くという方はグラブでタクシーやバイクを呼んでいくのがいいでしょう。
海外でグラブを使う際に多くの方が困る、目的地を現地語で入力する方法はこちら。
ただ、ソンクラーン時は多くのタイ人が地元に帰っていてドライバー不足なのと、グラブ利用者が多く供給不足になるので、グラブを使ってもなかなか配車手配されません。そんな時は頑張ってタクシーやバイタクを探しましょう。
夜、自宅からカオサンに向かった僕の場合はグラブを使っても捕まらずだったので、近くにあるバイタク乗り場に行き、バイタクに乗ってカオサンまで行きました。
ソンクラーンの時期はバイクや車やトゥクトゥクを狙って水鉄砲や水の入ったバケツを構えている人が路上にたくさんいます。この日は晴天でしたが道路上は雨が降った後のようにびしょ濡れ。
バイタクの後ろに乗っていると、特に赤信号につかまっている時に路上にいる人たちに狙われて水をかけられてしまいます。
カオサン通りに近づいてくると道路はものすごい渋滞。画像のキラキラの建築物のある所が民主記念塔ですが、道路が込みすぎているので民主記念塔周辺でバイクを降りそこから歩いてカオサンに行く事にします。
カオサン周辺の歩道も多くの人で激込みです。カオサン周辺は水かけ祭りの時は日中から多くの参加者で激込みです。また、路上には食べ物や飲み物の屋台もあり、水かけ祭りの時はビールを売っている屋台も多く出現します。
水鉄砲やスマホの防水ケースを売っている屋台も出現します。水かけ祭り用グッズ屋台は主要開催地にたくさんいるので、水鉄砲などは準備していく必要はありません。現地でサクッと購入できます。
カオサンへ行く横断歩道あたりからより大混雑。
大混雑の密集地帯の中にもパッタイを売っている屋台がいました。ここまでの大混雑地帯でパッタイを買う人っているのでしょうか。
水かけ祭りはそこらで水鉄砲の撃ちあいが行われていて誰もがびしょ濡れになりますが、さすがに屋台に向かって水鉄砲を撃つ人は誰もいないようで屋台もおばちゃんも全く濡れていません。
ハイテンションで浮かれているとはいえ、みなさん最低限の事は守っているようです。
夜のカオサンの水かけ祭りの様子
バンコク市立図書館のある道を通り、全員がカオサンに向かって歩いています。
図書館の向い側にある水鉄砲屋さんで水鉄砲を購入。お金を払っていたら水鉄砲屋さんのお兄ちゃんに撃たれてしまいました。
水鉄砲屋さんの隣には水鉄砲に入れる水屋さんがあります。水は5~10バーツ。
水を補給し、さっそく水鉄砲屋さんのお姉さんを撃って水鉄砲の使い心地を確かめます。
カオサンへと続く道を歩いて行きます。路上では至る所で水の掛け合い。道路わきのお店の人達はバケツを使って大量の水をかけてきます。
水鉄砲の水屋さんは至る所にあるので、玉切れ、ではなく水切れになってもすぐに補給できます。
所どころにある小さな脇道もものすごい人の数。
コロナ前の水かけ祭りでは当たるとものすごく痛い改造水鉄砲を使っている人がいたりして、痛くてイラっとする事もありました。ダメージを与える目的の意味がわかりません。でも、この時は痛い思いは一切していません。改造水鉄砲を使っている人はいなく、痛みのない平和な水かけ祭りです。
上に旗のある通りがカオサン通りですが、人の流れに逆らえなかったためカオサン通りには入れず。そのまま人の流れに沿って歩いて行きます。
水かけ祭りでは水をかけられるだけでなく、顔に白い粉を塗られたりもします。ただ、塗られるのは女の人の方が圧倒的に多い。女の人にちょっかいを出したいという男が多いのでしょう。その気持ちはよくわかります。
道路脇で物を売っている店員さんの中には、テーブルや台の上に立って客引きをしている人もいます。そんな人はだいたいがお胸の大きなお姉さんで、歩いている人達に撃たれまくっています。
バーエリアでの水かけ祭りの様子
人の流れに沿って歩いて行くとレストランやバーが集結しているエリアになっていきます。
どのお店も大盛り上がり。人ごみの中を歩くのが嫌になってきたので一番楽しそうなダイニングバーのTruffle Live and Diningに入り人混みから抜ける事にします。
テラス席が空いていたのでそこを拠点にしビールを注文。
店内ではDJが外に向かって爆音で音楽をかけています。壁にはニルヴァーナやレッチリのポスターが貼ってありますが、この日流れていた音楽はずっとEDM。
店内や店内周辺の路上では音楽に合わせて踊ったり水をかけたりと、この日一番の大盛り上がり。
僕も水をかけたりかけられたり、踊ったり、疲れたら座ってビールを飲んでまた水をかけたり踊ったりと、楽しい時間を満喫。まるでフェスにいるような感じです。
途中警察官の集団が人の流れに逆行して歩いてきましたが、この時ばかりはとたくさんの人が警官達に向かって撃ちまくり。
前日は人が多すぎて危険だったからという事で、この日のカオサンの水かけ祭りは22時に終わるとの発表がありました。何をもって終わりなのかはよくわかりませんが。
僕も22時頃には帰ろうと思っていたのですが、楽しすぎて気がついたら0時過ぎ。それでも周辺はずっと盛り上がっていました。
カオサンから帰る方法
カオサンの水かけ祭りから帰る方法ですが、上の方に貼っている地図のカオマンガイの屋台周辺の丸い道路に行けばタクシーやトゥクトゥクがたくさんいます。
また、0時を過ぎていても食べ物屋の屋台はたくさん営業をしています。
人がたくさんいるから帰る時はタクシーを捕まえるのは苦労しそうだな、と思っていたのですが、特に待つ事もなくすんなりとタクシーに乗れました。
以上、夜のカオサン周辺の水かけ祭りの紹介でした。水かけ祭り未体験だけど興味があるという方は是非参加してみてください。ものすごく楽しめます。
日中のカオサン通りの水かけ祭りについてはこちら。
日中のバンコクのソンクラーンについてはこちら。