タイ・バンコクでもコロナウィルスは人々の生活に大きな影響を与えています。
現在タイでは非常事態宣言が発令されて、外国人のタイの入国はできなくなりました。
タイの陸路の国境は全て封鎖され、近隣諸国からの陸路での入国は不可。
首都封鎖、ロックダウンとなってるバンコクですが県境には検問所が設置され、県をまたいだ移動をするには強制検疫を受けないといけなかったりとめんどくさい事になっています。
スーパーやドラックストアを除く商業施設は全て閉鎖、レストランも店内での食事は不可で持ち帰りかデリバリーのみでレジャー施設も全て閉鎖。
閉鎖は当初4月12日までとなっていましたが30日まで延長という事になり、多くの人の心を折りました。
集会なども禁止で、パーティーを開いた人達は逮捕されました。
4月からは夜間の外出が禁止、コンビニも夜中は営業できなくなりました。
このような状況なのでバンコクに住んでいる僕の生活にも若干影響がでているし、いつもなら多くの人で賑わっていた場所も人がまったくいなく、廃墟のようになっています。
そんなコロナウィルスの影響下真っ只中のバンコクの様子を僕の一日と共にお伝えします。
レストランや食堂が閉鎖という事でバンコクに住んでいる方は食べ物に困る方もいるかもしれませんが、そんな方はグラブフードを活用してください。
グラブフードはタイ料理、和食、イタリアン、フレンチ、マック、KFCと、様々なレストランの食べ物をデリバリーしてくれます。
また、買い物に行きにくかったり欲しい物があってもお店が閉まってて買えないという方はタイのネット通販サイト、ラザダを利用する事をおすすめします。
ショッピングモールの様子①
いくつかの用事があり、大型ショッピングモールのセントラルプラザ ラマ3に行ってきました。
合鍵を作りたかったので、地下駐車場の入り口にある合鍵屋にいってみます。
しかし、合鍵屋どころか周りの店も全て閉鎖。照明も暗く、なんだか廃墟のようです。
駐車場内には普段以上にグラブフードのバイクが停めてあったので、グラブ需要はかなり高まっているようです。
エスカレーターに乗り一階に向かいます。現在バンコクでは大型ショッピングモールやオフィスビルなどは体温を測ってからでないと中に入れません。
セントラルプラザでもエスカレーター前で体温を測ります。
そして4月からはショッピングモールや銀行、オフィスビルなどはマスク無しでは入れなくなりました。
普段ならたくさんの露店で賑わっているセントラルプラザの一階ですが、
現在一階に露店はありません。僕は上の階に行き家賃を振り込む為に銀行と、靴下を買うために服屋に行きたかったのですが、銀行もお店も全て閉鎖といわれエスカレーターに乗る事ができませんでした。
激しい片頭痛に襲われている僕、一階にあるドラッグストアに向かいます。
ドラッグストアは営業中、頭痛薬を購入する事ができました。
一階にある大型スーパーのトップスマーケットもいつも通り営業しています。
食料や日常生活に必要は物は購入できます。
お腹が空いてきたのでお昼ご飯を食べたかったのですが、モール内のレストランは全て閉鎖。椅子が片付けられています。
パン屋さんは営業していますが、持ち帰りのみ。
フードコートも営業していますが、全て持ち帰りのみ。フードコード内の椅子は全て撤去されています。
モール内の上階にはレストランフロアがありますが、エスカレーターにのれないので行く事ができません。
ただ、一階にモール内にあるレストランのブースが出ています。
ブースといってもテーブルだけですが、モール内のレストランの食べ物を食べたい人はこのテーブルで注文をします。
注文した食べ物は受け取りカウンターで受け取って持ち帰る、という方法でレストランのメニューを食べる事ができます。
グラブフードのデリバリーの人達がたくさんいて、食べ物を受け取っています。
僕は持ち帰るのがめんどくさかったので、モール内で食事をするのは諦める事にしました。
また、BTSサラデーン駅前にあるショッピングモールのシーロムコンプレックスは入り口前が塞がれていて建物内に入れないようになっていましたが、現在地下のレストランエリアでは持ち帰りとデリバリーのみ可能です。
ショッピングモールの様子②
こちらは別日、普段は常に大渋滞のサトーン通りですが、車はほとんど走っていません。
セントラルワールド内にある伊勢丹もレストラン、スーパーエリア以外は閉鎖されています。
今年、2020年の8月に伊勢丹は撤退しますが、この時はまだ撤退前。
伊勢丹経営者はもっと早く撤退できていればと悔やんでいる事でしょう。
伊勢丹のスーパーでは、サッポロ一番みそらーめんがBuy 1,Get 1 Freeで売られていました。
1個45バーツで売られていて、1個買えば無料でもう1個ついてきます。
タイでは高級食であるサッポロ一番ですが、この日は日本よりもお得に購入する事ができました。
さらに総菜フロアではホタテサーモンちらし寿司が50%オフの150バーツで購入可能。
にぎり寿司も50%オフの85バーツ。
お寿司の総菜屋さんは18時頃から半額になります。伊勢丹のおかげで自宅でのお食事も大満足。
僕が伊勢丹へ行った目的はお酒を買うため。
コロナの今、黒霧島で体内からもアルコール除菌を行って危険を回避します。
伊勢丹のスーパーについて詳しくはこちら。
街中の様子
ショッピングモールを出て、ローカル食堂で食事をしようと思ったのですが、どのお店もシャッターは空いているのですがお食事はできません。
持ち帰りのみです。
銀行はショッピングモール内は閉鎖でしたが街中の銀行は営業していたので、ひとまず家賃を振り込みます。
普段ならお昼時は大混雑のチョンノンシーの屋台群ですが、営業しているお店は半分ぐらいで人があまりいません。
屋台群内でも食事はできず、お持ち帰りのみとなっています。
平常時のチョンノンシーの屋台群についてはこちら。
路上のジュース屋さんやお持ち帰り専門の食べ物屋さんは今までと同じように営業しています。
お昼ごはんはセブンで買う事にします。
普段はくじの景品などが置かれている棚には、インスタントラーメンや缶詰が箱で置かれ、売られています。
タイの魚の缶詰を美味しく食べる方法はこちら。
夜の歓楽街 タニヤ通りの様子
夜、お腹が空いたのでこっそり営業しているお店がないかを探すためにタニヤに行ってみる事にしました。
タニヤに入る前のスリウォン通りですが、こちらも普段なら常に鬼のように渋滞しているのに今は全然車がいません。
周りの灯りもほとんど消えていてやたらと暗く、スリウォン通りだとは思えません。
灯りが付いているお店を発見。バンコク内にたくさんの支店があるしゃかりきなので、もしかしたら何かしらの力や抜け道を使って営業しているのか、と思いお店に入ってみる事にします。
が、お店の前にお持ち帰りとデリバリーのみとの張り紙が。しゃかりきも店内飲食はダメなようです。
お店に入るのは諦め、タニヤに行ってみます。
普段ならたくさんの人と灯りで賑わっているタニヤ通り。
ですが、ほとんどのお店に灯りはついていなく、人もほとんどいません。
暗く、静かなタニヤはとても不気味で、震災直後の電車もなく街が真っ暗だった時の東京を思い出しました。
普段はタニヤには屋台もたくさんあり、カラオケのお姉さんや地元タイ人たちで大賑わいしているのですが、今は屋台もほとんどありません。
少しだけある営業している屋台は持ち帰りのみで、お客さんはほとんどいません。
普段のタニヤ通りについてはこちら。
内田屋ラーメンや桃太郎飯店など、一部の料理店には灯りがついているのですが、どこも持ち帰りかデリバリーのみ。店内で食べる事はできません。
持ち帰りはめんどくさいので、場所を変えてみる事にします。
かつ真や笹弥、鳥波多゛などの和食店がたくさんある通りにきてみました。
ここも営業している店は半分ほどで、営業していても店内飲食は不可。
持ち帰りかデリバリーのみとなっています。
もっこりラーメンはお持ち帰りだと20パーセントOffと看板に書かれていました。
持って帰るのはめんどくさかったのですが、選択の余地がないのでラーメン亭に入り、お持ち帰りでお願いします。
店内にお客さんはいなくても店員さんはいて、現状ラーメン亭のみなさんは突然の休みで収入がなくなるという事はないようです。
焼きそばと餃子をお持ち帰りして、自宅でいただきます。
持って帰るのはめんどくさいですが、それでも食べたら美味しい。
だけどできればお店で食べたい。
コロナ騒動が早くおさまる事を祈るばかりです。
コロナ騒動がタイ人に与えた影響
MBKのスマホ屋さんで仕事をしている日本語が上手でお人よしのサントスさん。
スマホの修理や購入、スマホのシムフリー化やポケットWi-Fiの購入時、とても頼りになるサントスさんからラインがきました。
サントスさんのお店から商品が消えた画像が送られてきました。その上に2カ月も休業。どうも二か月間収入がなくなるっぽいです。
なのにこちらの身を案じてくるなんて、なんていい人なのでしょう。
早く仕事に復帰できるようになる事を祈るばかりです。
サントスさんのお店についてや行き方はこちら。
タニヤのカラオケで働いているお姉さんに連絡をしてみました。
お店はいつ再開するかわからない、それまで給料が出ない、他の仕事を探したい、との事です。
ものすごく厳しい状況です。
こちらはラインのタイムラインに上がっていたタイ人のメッセージ。
タイ政府は他の国とちがって国民をサポートしてくれないけど、自分たちを殺すつもり?どこにも行けない、仕事にも行けない。この国が嫌い。この状況が嫌でしかたない。死にたい…
といった事が書かれています。
たくさんのタイ人が仕事にいけなくなったり収入が減ったりで、いつになったら前の生活に戻れるかわかないまま不安な毎日を送っています。
タイ人だけでなく、タイで働いている日本人やその他外国人も仕事が休みになったり、収入が減ったりで不安を感じている人がたくさんいます。
この状況の中、多くのお店や企業が廃業し、今後収入が激減する人や収入がなくなる人がたくさん出てくるでしょう。
タイは空港や街中など、どの場所でもコロナへの対策が日本よりも非常に厳しく、コロナ感染者の数も日本に比べれば少ないのですが、それって貧富の差が激しいからなのだと思います。
日本では誰もが病院に行く事ができますが、タイでは経済的な理由で病院に行けない人がたくさんいます。そういう人がコロナに感染したら、低所得グループへの感染が一気に広がっていきます。
それを抑える為にもコロナに対しての対策を厳しくしてるのかな~って僕はおもっているのですが、最近タイでのコロナ感染者が一気に増えてきています。
事態は良くなっていってほしいですが、この先どうなるんでしょう。
僕は楽しみにしていたグリーンデイのバンコク公演延期や遊ぶ場所がなくなった事、お店での飲食の楽しみが減った事くらいしかコロナの被害はないですが、タイにいるたくさんの人達が大きな精神的・経済的なダメージを受けています。
タイにいる人達の今後の不安はますます増えるばかりです。
僕の地元は福島ですが、タイでもその他の国でも時間が少しでもいい方向に解決してくれる事を願います。
日本でこれから不足するもの
日本ではマスクやトイレットペーパーが不足しているみたいですが、これから不足する物はレンタルポケットWi-Fiになります。
多くの人にとっては必要ないですが、必要な人にとってはないととても困る物、ポケットWi-Fi。
現在日本の企業では4月からの新人研修をテレワークで行う所が増えてきています。
そのためにポケットWi-Fiのレンタルを予約している企業が増えているのですが、数十台、数百台規模でのレンタルとなるので在庫の枯渇が出ている業者もあります。
様々な物の需要が減っている中、コロナ対策のためのテレワークというイレギュラーが出てレンタルポケットWi-Fiの需要は急激に伸びていて、4月からは借りたくても借りれない人がでてくるでしょう。
必要な時になかったらとても困るポケットWi-Fi、レンタルを考えている方は早めに予約しておく事をおすすめします。
お得に安くポケットWi-Fiやポケトークをレンタルする方法はこちら。
グラブフードの使い方はこちら。
バンコクで使えるアマゾンのような通販サイト、ラザダの使い方はこちら。
規制緩和されてきているバンコクの様子はこちら。