- ナイトマーケット
- ライブを見る
- ボーカルになる
- come as you are
- smells lile teen split
- killing in the name
- ライブ終了
- サムイ島のおすすめスポット
ナイトマーケット
サムイ島旅行の夜、おしゃれなビーチサイドレストランのThe Pageで食事をし、久々にワインをたっぷり飲みました。
この前日まで僕はダイエットのために糖質制限をしていて、ワインを飲んだのは3カ月ぶり。久々のワインが美味しくてたっぷり飲んでいい具合に酔っぱらい、レストランを出た後もまだホテルに戻る気にはならず、どこかに行こうと思いました。
ちなみにダイエットの方は3カ月で11キロ減という素晴らしい結果を出しました。そのうちどんな風にダイエットをしたかの記事も書くので、気になる方は7月ごろにこのブログを見に来てください。
この時のタイはコロナ規制が始まる数日前でバーやクラブなどは営業できない時、なのでひとまずセントラルフェスティバルサムイのナイトマーケットに行ってみる事にしました。
ナイトマーケットは営業していてお酒も売っていました。
ライブを見る
ナイトマーケットにはステージがあり地元バンドがライブをしていて、ステージ前にはテーブルや藁で覆われた椅子があります。
椅子に座り、バンドが演奏してるしっとりとした曲を聞きながらお酒を堪能。
コロナ過になってからお酒を飲みながら生演奏を聞くという機会が減ったタイ、すごく久々に飲みながら音楽を聞けて楽しい。ナイトマーケットの解放感たっぷりの雰囲気の中でというのも最高です。
僕の席の近くにはちびっこタイ人たちが座っていました。
バンドがしっとりとした曲を演奏し、静かで落ち着いた雰囲気の中、僕とちびっこ達はなぜか藁の投げ合いや、藁をお互いの服の中に入れあったり、走り回って逃げたり追いかけまわしたりが始まりました。
昔から大人には嫌われがちですが、ちびっこには好かれる僕。日本にいた時に一番遊んでだ親友は園児・小学生軍団でした。
落ち着いた雰囲気の中、大はしゃぎしている僕たちはステージ上のバンドの人達から見ると変に目立っていたのでしょう。曲の合間のMCでバンドの人が僕に何かを話しかけてきました。でも、タイ語なので何を聞かれているのか一切僕はわかりません。
『この人日本人っしょ』みたいな事を後ろにいたお客さんがバンドの人に説明していました。で、バンドの人はそのお客さんと話し始めたのですが、どうやら曲のリクエストを聞いていたようです。
曲が終る度にバンドの人はお客さんにリクエストを聞いて、その曲を演奏する、という流れになりました。
ボーカルになる
曲が終り、再びバンドの人が僕に話かけてきました。リクエストを聞いてきたんだなと察したのですが、今までのお客さんのリクエストは全てタイのしっとりした曲。
僕はタイの曲を知りません。
なので、ひとまずその時着ていたNIRVANAのTシャツを指差してみました。
すると『NIRVANA?OK~』とバンドの人が言いました。僕のリクエストは通りました。
ベースの人が僕を手招きしてきたので、ステージに上がってベースの人の前にいって『何~~?』と聞いてみたら、マイクを渡されました。
バンドの人達はちびっこ達とはしゃいでるアホな日本人と遊んでみたくなったのでしょうか。
ベースの人は優しそうだしせっかくマイクを渡されたので、歌ってみる事にしました。一緒にはしゃいでいたちびっ子たちは本気で歌おうとしている僕をみて、『え?歌うの?マジで??!!なんでやねん!!』みたいな顔になって爆笑していました。
come as you are
何を演奏するんだろうと思ってたら、ギターの人がcome as you areのイントロを引き始めました。しっとり系の流れは続けていくようです。
生だとギターとベースのユニゾンがすごくいい感じ。
ボーカルのお姉さんもいて一緒に歌う感じになりました。僕はうろ覚え歌詞の適当英語で本気で歌います。
ギターがジャーー!!ってなるとドラムの人の力も強くなりノリノリになってきました。このバンドの人達はしっとり系よりもギンギンに歪んだ音のロックの方が好きなんだな~ってのをなんとなく感じました。
バンドがノリノリになると僕もよりノリノリになります。途中でボーカルのお姉さんはステージから降りてタバコを吸いに行き、その後ステージに戻ってくる事はありませんでしたが、僕が嫌だったからってわけではなさそうだったので安心。
ボーカルが僕一人になり、ノリノリでライブをして演奏終了。
Nirvana - Come As You Are - YouTube
smells lile teen split
バンドの人達にありがとうと伝え席に戻ろうとしたら、ベースの人が『ワンモア!!』と言ってきました。
『うそーん、マジで??』と思ったのですが、すかさずギターの人がsmells lile teen splitのイントロを引き始めます。ロックが好きな人だったら誰もがテンションの上がるイントロ。
バンドの人達は超ノリノリ。一発目のシンバルが鳴ったところで僕も超ノリノリになります。
聞いてる人達は『さっきから何の曲?』って状態でしたが、僕は日本でもタイでもカラオケにいったら毎回そんな感じになるし、バンドの人達も似たような感じなのでしょう。
でも、ロック好きだったら誰もが好きで思い入れのある曲。きっと若かりし頃のこのバンドの人達は一生懸命練習してたであろうsmells lile teen splitは熱が入ってるし、演奏してる側はめっちゃ楽しい。
バンドの人達はしっとり系じゃなくてやっぱりこういう曲がやりたいんだな~って思いながら、ガッツリ歌います。
90年代、日本では松本人志の影響でこじらせ思春期を送った人がたくさんいましたが、世界ではNIRVANAのボーカルのカート・コバーンの影響でこじらせ思春期を送った人がたくさんいた事でしょう。
バンドの人達は世代は違いますが、クラスの話題に入れなかったり共通の話題のある人が少なかったりした学生時代をたぶん送っていたんでしょう。そんな事を思いながら一緒に演奏してると、言葉が通じなくても心がつながった気持ちになってより楽しくなってきます。
Nirvana - Smells Like Teen Spirit (Official Music Video) - YouTube
killing in the name
演奏してる方はノリノリでめっちゃ楽しかったsmells lile teen splitが終り、僕はテーブルに戻ろうとします。するとベースがまた『ワンモア!!』と言って、killing in the nameのコードを弾き始めました。
30年くらい前のRage Against The Machineの曲ですが、2020年のBLMの際にアメリカでかかりまくっていた曲です。
ラップなのでうろ覚え適当英語の僕にとってはハードルがかなり高めでしたが、バンドはノリノリ。レイジの曲って楽器がものすごくかっこよくて、聞いてる人は知らなくても演奏してる方はめっちゃ楽しめます。
やっぱりバンドの人達はこういうのをやりたかったんだな~って確信します。
さっきまでしっとりしていた曲をやっていたバンドとは全然違う音を出して、killing in the nameを本気でガンガンプレイ。僕も適当英語で本気で歌います。
言葉が通じないタイ人バンドの人達ですが、同じ曲を知っているってのが嬉しい。バンドの人も僕に対してそう思ったでしょう。共通の趣味を持つ者同士って相手に対してものすごく好感が持てるものです。
ステージの上では言葉が通じない同士でもみんなで楽しみまくってkilling in the nameもやり切りました。
Rage Against The Machine - Killing In the Name (Official Music Video) - YouTube
ライブ終了
3曲歌ってテーブルに戻ろうとしたら、お客さん達が拍手をしてくれました。
知らない曲を3曲も急に歌いだして、適当英語でたいして歌がうまいわけでもない日本人の僕に拍手をしてくれるなんて、みんなすごく暖かくて嬉しい限り。
ちびっこ達も親指を立ててグッドサインをしてくれました。
コロナ渦になってから歌う機会がめっきり減ったタイ生活、1年ぶりくらいに1日に3曲も歌ってめっちゃ楽しかった。
言葉の通じないタイ人バンドの人達ともやってる方はみんなが楽しんだライブができて、名曲に国境はないんだな~ってのを実感し、音楽のすごさを感じました。
地元バンドといっしょにライブをするっていう思わぬ出来事のあったこの日がサムイ旅行で一番楽しくて思い出に残る時間となりました。
見ず知らずの怪しい日本人をステージにあげて一緒にライブをするっていうタイ人バンドのみなさんの懐の深さと、受け入れてくれたタイ人のお客さん達超ありがとう。
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