バンコクのオンヌットは日本人居住者にとって大人気のエリアです。これからバンコクに移住したいという方、バンコクで引っ越しをしたいという方で、オンヌットのコンドミニアムを探そうと考えている方は多いでしょう。
今回バンコクに引っ越しをしたい、その為にオンヌットで部屋探しをしたいという日本人の方の物件巡りと契約の際の通訳を手伝うために日本語がペラペラなタイ人の友達と一緒に部屋探しに同行しました。
その際にオンヌットの3つのコンドミニアムの部屋を見てきたのですが、部屋の感じはどんな風だったかや家賃はいくらか、部屋探しから契約までの流れはどうだったかを紹介するのでオンヌットで部屋探しをしてみたいという方は参考にして下さい。
また、バンコクの日系不動産は家賃激高の主に駐在員用の部屋しか扱っていません。学生や現地採用の方が部屋探しをする場合の多くは自力で探す事になるのですが、初めての方は言葉の壁の不安があると思います。物件探しの際に日本語が上手なタイ人に通訳に手伝ってもらいたいという方はこちらをご覧ください。
オンヌットが人気の理由
オンヌットが人気の理由ですが、
・在住日本人の多くが通う職場や語学学校まで高架鉄道のBTSで乗り換えなしで行ける
・駅前に大型スーパーマーケットやショッピングモールがあるので生活・買い物に便利
・駅チカでも家賃が安くて部屋も広い
という点があります。
在住日本人の多くの方の職場や語学学校があるプロンポン駅まではオンヌット駅から4駅という便利さです。
また、トンロー駅から先あたりには日本人オーナーの和食店やラーメン屋がたくさんあり、日系スーパーマーケットもあるので日本の食べ物を食べやすい環境にあります。
ただ、シーロムへ行くには乗り換えをしないといけないので若干めんどくさいです。僕はバンコクに来た際、初めはシーロムの語学学校に通っていました。当初オンヌットに住もうと思っていましたがシーロムへ行くまでが遠く乗り換えもありめんどくさそうなので、オンヌットに住むのはやめました。また、定番の観光地のワットポーやアイコンサイアムや中華街のヤワラートまでも遠く、そのあたりに行くのもめんどくさいです。
オンヌット駅前には超巨大スーパーのロータスがあります。食べ物や日用品、ちょっとした家具など生活に必要な物は何でも売っています。また、フードコートやマック、ケンタッキーからその他レストランも入っているので、食事に困る事はありません。
オンヌットは駅チカでプールやジムのついたコンドミニアムでも家賃は1ベッドルーム、日本でいうところの1LDKでも15000バーツ前後、スタジオタイプ、日本でいうところのワンルームだと7000バーツほどからとなっていて、他の地域よりもリーズナブルな価格となっています。ものすごくいい部屋に日本では考えられないくらいのお値段で住む事ができます。
また、オンヌットにある1ベッドルームの部屋は50㎡くらいの広さがある所が多いです。
バンコクでは新しめのコンドは1LDKで40㎡くらいが多いのですが、個人的にそれだと少し狭めだと感じます。また、50㎡以上の広さがあれば二人で住んでもスペース的には問題なく過ごせます。オンヌットは安くて広いコンドをいくつか見てみたいという方にもおすすめできます。
部屋探しの拠点
今回部屋探しをした方は仕事がリモートでどこでもできるので、バンコクに引っ越したいと思った女性です。これまでバンコクに来た事はなく、今回の部屋探しではじめて来たとの事でした。
その方が部屋探しの拠点として泊まっていたのが、オンヌット駅近くにあるホテルのHop Innです。
Hop Innは駅チカでオンヌットのコンド探しに便利な場所にあるしオンヌットでの生活もしやすいのにアゴダで料金を調べると一泊のお値段は2800円ほどという安さです。オンヌットで部屋探しの拠点にする際にはとてもおすすめできるホテルです。
agoda-Hop Inn Bangkok Onnut Station
当初はオンヌットか日系スーパーのあるプロンポン駅周辺での部屋探しを考えていたそうですが、ホテルでオンヌット生活をしているうちに部屋探しはオンヌットのみでする事に考えが変わったとの事。
僕たちが合流してからは、すでに内見のアポを取っていた部屋1つとその他周辺の駅から徒歩圏内のコンドで飛び込みでいくつか内見をして決めて行こうという流れになりました。
バンコクでネットで物件をみて内見のアポを取る方法はこちら↓
部屋探し 1件目
始めに内見した部屋は広さが50㎡以上のワンベッドルームで家賃は17000バーツです。コンド内にはジムとプールもあります。
バンコクのコンドは基本的に家具家電付きで、オーナーが家具をそろえています。また、オーナーによっては改築・リフォームをしていて他の部屋と造りが違っていたりもします。
オーナーによって部屋の雰囲気が違うので、同じコンド内でも空きが複数ある場合は全部見てみた方がいいでしょう。
こちらの部屋はリビングもベッドルームもシンプルで落ち着いた感じの家具家電がそろえられています。
バルコニーは広めで窓も大きく、部屋の中では気持ちのいい日常を過ごせるでしょう。また、新しめの建物なのでコンセントの数も多く、両ベッド脇にコンセントがあります。
キッチンリビングの間にはガラスドアがあります。
オープンキッチンにあこがれている方も多いですが、僕は料理をする際に油が部屋に飛んだり煙が充満するのが嫌なので、キッチンにドアがついてる部屋に住んでいます。キッチンにドアがあれば喫煙所としても利用できます。
ちなみにバンコク内ではキッチンにドアがついている物件は少ないですが、オンヌットは多めです。
シャワールームにバスタブはありませんが、ホテルのような高級感があっていい感じ。
洗面所も広く、おちついたトイレタイムを過ごせそうです。
部屋探し 2件目
二件目に見た部屋は広さも50㎡以上のワンベッドルームで家賃は15000バーツです。
オーナーの趣味を強く感じる部屋です。
このコンドは大型高層ビルで日本人がイメージするタワマンといった感じです。
駅からは徒歩10数秒ほどの超駅チカで、となりにはショッピングモールがあります。駅までの移動時間をできるだけ少なくしたいという方にピッタリのコンドです。
ベッドルームもオーナーの趣味があふれています。
ベッドは小さめですが、ベッドルームは広いので巨大なベッドを置く事も余裕でできます。
トイレ・シャワールームは標準的な造りで、問題のないシャワータイム・トイレタイムを過ごせるでしょう。
ジムには機材があらかたそろえられています。
建物が大きければ大きいほどジムも広く、置かれている機材の種類も多い傾向にあります。
プールはこんな感じです。
ものすごく大きいわけではないですが、不便なく利用できるサイズのプールです。
部屋探し 3件目
こちらはこの日見た中で一番広い部屋で家賃は15000バーツ。テレビは設置されていませんが、玄関に新品の箱入り巨大テレビが置かれていて入居者が決まったら設置するとの事でした。
玄関から入ってリビングの左のドアを開けるととても広いベッドルーム。ベッドルームに入った時はベッドはまだ置かれていないんだと思ったのですが、
部屋の端っこに置かれていました。クイーンサイズのベッドを置いてもスペースが余りまくっているベッドルーム。収納もありまくりです。
このコンドの別の部屋は、↑の写真ではベッドが置かれている部分が改築されてウォークインクローゼットとなっていました。今回紹介しているどの部屋も収納はたっぷりあったのですが、4畳半くらいある広めのウォークインクローゼットだったので特に服や荷物が多いという方にはぴったりの部屋でした。
リビングから右のドアを開けるとキッチンとなっています。
こちらのキッチンもドア付きです。
キッチンからはバルコニーに出られます。
小さめのバルコニーですが、洗濯物を干す分には問題ない広さです。
どのコンドも敷地の入口には警備員の部屋があるのですが、このコンドは警備員の部屋の窓に日本語OKの連絡先電話番号が書かれていました。
日本語しかわからない日本人にとっては心強いでしょう。
契約のまでの流れ
内見の方法ですが、内見の予約はネットから可能です。
また、飛び込みで内見する際も警備員の人に内見したいと言えばコンドのスタッフを呼んできてくれて、その方と一緒に部屋を見る形になります。
今回は内見中にこの部屋に決めた、契約したいとなりました。なので内見案内をしているスタッフにその旨を伝えます。するとスタッフは部屋のオーナーに連絡をしてくれます。
できるだけ早く、できれば今日中に契約を済ませたいと話をしました。ただ、契約は今日でも実際に住むのは2カ月後からという話をしたら、オーナーから家賃一か月分の補償金を本日払ってくれるのなら2カ月後からの入居でもオーケーという返事がきました。
部屋探しをしている日本人の方はタイの口座を持っていなくお金をオーナーに振り込む手段がなかったので、ひとまずお金を通訳を手伝ってくれているタイ人に渡し、タイ人が自分の口座からオーナーに振り込むという事になりました。
また、オーナーはこの日会う時間を作れないため、契約書などの書類はメールで送るので、サインしたらまたメールで送り返して、という事になりました。後日書類にサインをしてオーナーに送り、家賃とデポジット二か月分、計家賃三か月分をオーナーに振り込み、無事に契約完了。
オンヌットで部屋探しのために動いていた時間は3時間ほどでした。以上、オンヌットの物件の紹介と契約までの流れです。
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