ピピ島での大人気アクティビティといえばスキューバーダイビングになります。
とても綺麗なピピ島の海の中の世界をゆっくりと泳いで見てまわるダイビングは大きな感動を味わえる体験になるので、ピピ島を訪れた方には是非とも体験してもらいたいのですが、そんなピピ島のダイビングショップには無認可や不法就労ダイバーを使っているのショップもあるようです。
日本人が働いているダイビングショップでもそういうショップがあり、そういうショップでダイビングをすると大きなリスクを負う事になるし、命に係わる場合もあるダイビング、大惨事に見舞われても何の保証もないなんて事になる可能性もあります。
ピピ島を訪れる方でダイビングを楽しみたいと思っている方は多いと思いますが、ピピ島で無認可ショップを利用するとどんな危険やリスクがあるかや、きちんと許可を得て営業しているダイビングショップの見極め方を説明します。
これからピピ島でダイビングをしようと考えている方は参考にしてください。
ちなみに以前僕が利用したピピ島の日本人がいるダイビングショップのダイブトライブはきちんと許可をとり、万が一の事態に備えて顧客の傷害保険にも入っているきちんとしたお店です。
ダイブトライブに予約や問い合わせをするならこちらのHPから。
ピピ島ダイビングショップ -日本人スタッフ- | ダイブトライブピピ
ダイブトライブの紹介や僕の体験はこちら。
無認可のダイビングショップを利用するリスク
タイではダイビングショップを営業する際はT.A.T(タイ政府旅行業務登録番号)が必要です。
T.A.Tはお店ごとにそれぞれの番号が与えられているのですが、T.A.Tを取得しなければ顧客用の傷害保険に加入する事はできません。
僕はピピ島でのダイビングがあまりにも楽しくてその後タオ島でダイビングのライセンスを取ったのですが、その際は安全面に関してを一番きっちりと指導されました。何をおいても安全が第一です。
プロでダイビング経験豊富な方たちは楽しそうにダイビングをしていますが、常に安全面を考慮しています。
ダイビング自体はプロの方が付いていれば、未経験の方でも怖いと感じる事や危険は一切なく、楽しい時間を過ごす事ができます。
そんな状況でも自然の中で行うダイビング、万が一の事がないとは限りません。
怪我をしたり命に係わるような事があった場合、ショップが保険に加入していなかったら客にとってはより最悪の状況が待っています。
不法就労ダイバーのリスク
タイで外国人が働く場合はワークパーミット(労働許可証)が必要です。ワークパーミットを所持せずにタイで働いている外国人は不法就労者になります。
ピピ島のダイビングショップには不法就労ダイバーが働いているお店もあります。ワークパーミットのない外国人ダイバーは以前から問題視されていて当局も動いているようですが、不法就労ダイバーの中には日本人もいます。
当局は時々海上でガサ入れを行っているのですが、その際一緒にダイビングをしているショップのダイバーが不法就労者だったら摘発されて、お客さんはダイビング中止となるというリスクがあります。
ピピ島のダイビングで不安を感じた人の体験
ダイビングは潜る前に、一緒に潜るダイビングショップのプロのダイバーと海の状況や注意点、海にいる生き物などを教えてもらうブリーフィングを行います。また、ダイビング中もプロダイバーは空気がどれだけ残っているかの残圧計の確認を何度かしてくれます。
ピピ島でダイビングをした人がダイビングショップのタイ人プロダイバーと一緒に潜ったのですが、そのダイバーはブリーフィングはせず、生き物の紹介もしない。後ろを振り返る事もなく、残圧もきいてこない、という感じでとても不安なダイビングの時間を過ごしたそうです。
で、ダイビングをした人は一緒に潜ったタイ人ダイバーの様子や行動を見て、本当は免許をもっていなかったのではないか、と感じたようです。
免許をもっていない人をプロダイバーと称してダイビングさせる、タイではそんなショップがあってもおかしくありません。
数回しかダイビングの経験はないけど免許をとった僕からすると、確かにそのタイ人ダイバーの行動はとてもプロとは思えません。
僕はダイビングをした際に一度も不安を感じた事はありませんが、それは一緒に潜ったプロダイバーが常に安全面に気を配ってて、僕が安全に潜れているかも注意してみていてくれてたからでしょう。
安全にダイビングができるショップを見分ける方法
正規の許可をとっていて安全に楽しくダイビングができるショップかどうかを見分けるには、ダイビングの申し込みや問い合わせの際にT.A.T番号を聞くのが一番です。
ショップにT.A.Tがあれば、顧客用の傷害保険にも加入していると思ってほぼ間違いないので万が一の時の最低限のリスクは抑えられますし、そういうショップは必ず免許を持っているプロダイバーを雇っています。
プロダイバーが不法就労者かどうかもダイビング前にそれとなく聞いて確認してみるのが一番です。
日本に住んでいる方は、正規の許可がなくても店を出せるの?って思うかもしれませんが、タイでは役人に賄賂を払えばオッケーになるケースがよくあります。コストダウンのために正規の許可を取得するよりも賄賂を払う方を選ぶ人がいるというのはタイだったらあり得る話です。
また、タイでは外国人を雇うにも、いろいろな条件があったり人件費以外にもいろいろなコストがかかります。ワークパミットを従業員に取得させるのもコストがかかります。
バンコクにも様々な業種でワークパミットなしで不法就労している日本人がいるし、僕もいつかバンコクで不法就労する日がくるかもしれません。不法就労が発覚した際に困るのはほとんどの場合企業と不法就労労働者のみですが、ダイビングショップの場合は客も困ります。
命のリスクもあるダイビングですから、やるのならちゃんとした信用のできるショップを利用しましょう。正規のショップを利用すれば不安も怖さもなく、ものすごく楽しいダイビングの時間を過ごせます。
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