なんとなくバンコクに移住してみました

2018年に日本語しかわからないけどバンコクに移住してみました。バンコクへの移住方法や生活情報、タイや東南アジアの旅行情報を書いています。

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バンコクでタイ人女性と国際結婚するまでの流れ

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タイ在住日本人で現地のタイ人女性・男性と結婚を考えている方っていると思いますが、日本とは文化や制度の違うタイでは結婚の手続きをするのがすごく大変です。タイ語も英語も話せないという方は、結婚までのハードルはさらに上がるでしょう。

最近タイ人女性と結婚したバンコク在住の僕は結婚まですごく大変で時間もかかりましたが、無事にタイで結婚の手続きを終える事ができました。

僕の場合は自力で結婚の手続きをするのは無理だと思ったので業者に頼んだのですが、僕と同じように結婚の手続きを業者に頼もうと考えている方も多いでしょう。

業者に頼む際に気になるのが料金やどれくらいの時間がかかるのか、必要なものは何なのか、どんな流れで手続きをしていくのか、という事だと思います。

なので、そのあたりの事を説明していきます。これからタイでタイ人と結婚を考えている方は参考にしてください。

 

バンコクで国際結婚の手続きをしてくれる業者

バンコクには結婚の手続きをしてくれる日本人の業者がいくつかあります。ビザの業者や法律関係の業者が国際結婚の手続きの業務も行っている事が多いです。業者を探したいという方はネットで検索すればいくつか出てくるでしょう。

で、そのあたりの業者のほとんどはタイの役所や行政関係者とのコネがあります。それぞれの業者によって違うコネがあるので、業者によっては手続きの方法やできる事、できない事、料金に違いがあったりします。

僕の場合は毎回ビザの相談をしている業者に頼んだのですが、業者の説明不足、確認不足が何度もありました。コロナ渦中で役所の対応も今までと違ったりというのもあったようですが、それでも業者がだいたいこの辺りで手続きは完了する、といった日から一か月以上たっても結婚の手続きが終わりませんでした。僕の場合は結婚の手続きが終わらなければ再度当時持っていたボランティアビザだったかコビットビザだったかの延長をしないといけなく、そうなるとビザ延長代のお金が無駄にかかってしまいます。

不手際の多い業者に対して、ビザ延長手続きの手数料を僕から取りたいからわざと結婚手続きを遅らせているのではないか、という不信感を感じてきたので、途中から業者を変えようと思って他の業者に連絡したのですが、途中で業者を変える事はできませんでした。

なのでこれから国際結婚の手続きをしてくれる業者を探したいと考えている方はいくつかの業者に行って、料金や手続きの期間などを聞いてから選んだほうが無難だと思います。

結婚の手続きにかかった費用

僕が結婚の手続きで業者に払った費用は

・結婚の手続き費用 15000バーツ

・Oビザに切り替える費用 30000バーツ

です。僕が結婚の手続きを進めていた時はタイではコロナの感染者が激しく増えてきた時期でした。通常だとバンコク内の役所で手続きをするのですが、なぜかバンコクの役所は外国人の結婚の手続きを受け付けなくなり、業者のコネを使ってカオヤイの役所で手続きをする事になりました。

カオヤイまでは業者の車で行ったのですが、その際の交通費が2000バーツ。

それに役場のお偉いさんに渡す賄賂的な謎のお金が5000バーツでした。

バンコクで結婚の手続きをしても、役所のお偉いさんに5000バーツ渡さないといけないようです。

合計で52000バーツかかりました。

タイで結婚の手続きをする際に準備しておくもの

タイで結婚するにあたって自分で準備しておかないといけない物があります。

まずは40万バーツ以上の預金があるタイの口座の通帳です。もし40万バーツ以上の預金のある口座がなくても、たぶん業者がなんとかしてくれるっぽいです。

あとは戸籍謄本が2通だったか3通必要です。

日本大使館でパスポート所持証明や独身証明といった書類を発行してもらわないのいけないのですが、どちらかの証明を発行してもらうのに戸籍謄本が必要です。

また、業者が代行してくれる何かしらの手続きの際にも戸籍謄本が必要です。

戸籍謄本はタイにいても郵送で取り寄せる事ができます。しっかりした役所はホームページに海外在住者が戸籍謄本を郵送で取り寄せる方法が詳しく書かれていますが、田舎の役所はホームページにその記載はなく、電話で聞いても担当者が分かっていなく、回答を得るのに多くの時間とストレスがかかったりする事もあります。

戸籍謄本を取り寄せる際に必要な国際返信切手券についてはこちら。

安くて手間もかからない、海外の自宅に戸籍謄本などの書類を送ってくれる行政書士事務所についてはこちら。

注意点としては戸籍謄本の有効期限は3か月という事です。有効期限が切れた謄本を大使館に持って行っても、必要な書類を発行してくれません。

僕の場合は3か月以上前に取り寄せた戸籍謄本だったため、有効期限が切れていました。業者は戸籍謄本に有効期限がある事を説明していなく、有効期限があるなんて知らなかった僕は新たに謄本を取り寄せたのですが、そのせいでかなりの時間を無駄にしました。

業者が僕の謄本を確認していれば、コロナが激しく感染拡大する前のバンコクでもっとスムーズに結婚する事ができていました。

 

結婚するまでの流れ

バンコクで国際結婚をするまでの流れです。僕の場合は結婚の手続きの最中にバンコクでコロナの感染が拡大し、そのせいで時間がかかりました。コロナが落ち着いたら申し込みから結婚までもっと早く、スムーズにいくと思います。

2月

まずは業者に結婚の手続きをお願いしてお金を払い、戸籍謄本を三通渡してパスポートを預けました。

業者の話によると僕は奥さんのタビアンバーンに入るという形になるとのことでした。タビアンバーンと言われても何のことかわからないし、業者の説明もなしだったのですが、タビアンバーンはタイの戸籍って感じのようです。

で、奥さんのタビアンバーンに入るには何かしらの問題があったようで、まずは奥さんのタビアンバーンを移す事からはじまりました。

業者に手続きのお願いをした後の最初の奥さんの休みの日に、業者のタイ人スタッフと一緒に業者の車でバンコク内の役所に行きました。

車で40分ほどでついたのですが、どこの役場かはわかりません。で、そこで奥さんはタイ人スタッフと一緒に手続きをしていました。僕は特にする事はなく、ただ待つだけ。手続きは2~3時間ほどで終了しました。

その次の週の奥さんの休みの日、近くの役場にいって奥さんの新しいIDカードを発行してもらいました。たぶん奥さんはタビアンバーンを変えたからIDカードも新しい情報に更新したものを発行してもらったのでしょう。

僕はタイ語はわかりません。奥さんはタイ語しか話せません。なので細かいことはよくわからなかったりします。

ちなみに業者は僕らの結婚に必要な書類を準備したり、書類に記入したりといったことをしていたようです。

3月

業者から戸籍謄本の有効期限が切れているとの連絡がきました。なので再び謄本を取り寄せます。業者は有効期限の確認をしていなかったようです。2週間後に謄本が届き、業者に持っていきました。

ある日自宅で仕事をしていたら業者から連絡が来て、『結婚の証人になってくれる人の名前と住所を今すぐ教えてください。』と言われました。勝手に友達の名前を使うのも気が引けるので先に友達に確認したかったのですが、業者は今すぐ必要との事だったので、住所を知っている友達2人の名前と住所を伝えました。

業者は順調に書類を作成しているようですが、『前もってできる事はあらかじめ伝えてほしかった』と思いました。で、そう思ったのはこの時だけでなく、他にも何度もありました。そのせいで僕は何度も一日に二度同じ場所に行くという事になったり、無駄足になったってことがあったりして、業者に対してかなりのストレスを感じていました。

また、3月に僕のビザが切れたので、14000バーツを支払ってコビットビザの延長の手続きをお願いしました。

その際に結婚の手続きが終わるのはいつ頃ですか?と聞いたら4月の半ば頃、と言われました。

4月

僕はずっと業者にパスポートを預けていたのですが、旅行で飛行機に乗るために一度パスポートを返却してもらいました。

業者とはラインでやり取りをしていたのですが、返事が来るのが二日後、三日後とになるのが何度もありました。

旅行から戻ってきた僕はラインで『明日パスポートを預けるために事務所に行きます』とメッセージを送ったのですが、返事はありませんでした。

次の日業者の事務所に行ったら、事務所は休みで無駄足となってしまいました。なので後日改めて事務所に行き、パスポートを渡してきましたが、業者が返事をしないせいで無駄足になった事に対してはかなりムカつきました。

さらに数日後、業者のラインは『メンバーなし』となっていました。ラインが変わるという連絡も、新しいラインになったという連絡もありませんでした。

業者の話では4月の半ばには結婚の手続きは全部終わるとの事だったのですが、結局4月には終わりませんでした。

5月

業者は必要な手続きなどを全て終え、書類も揃い、あとは役場に行って結婚の手続きをするだけでOKとなりました。エカマイの役場で手続きをするという事になり、日程の調整をします。

で、役場に行くとなった数日前に業者から『コロナの影響で今はバンコクの役場では外国人の結婚の受付を中止している』との連絡が来ました。

なので業者のコネがあるっぽい、カオヤイの役場に行って結婚の手続きをする事になりました。業者はカオヤイで手続きができるのか改めて調べるとの事で、エカマイの役場に行くために日程調整した事は無駄になり、改めて日程の調整をする事になりました。

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そして5月末、朝5時半に業者のドライバーがコンドミニアムまで迎えに来てカオヤイの役場に行きました。

カオヤイの役場では、役場の偉い人と面談がありました。その面談には業者のタイ人スタッフも同行しました。タイ語での面談だったのでどんな事を聞かれたのか僕は一切わからず、奥さんに全てまかせてただ座っているだけで終了。

その後、役場の窓口で結婚の手続きとなり僕は奥さんのタビアンバーンに入るという形で結婚しました。窓口でも僕はただ座っているだけで、業者と奥さんに全て託しました。

役場では面談と手続きで2時間くらいかかりました。

ここまでがタイ側での婚姻届け提出の作業になります。

延長したコビットビザの期限が切れそうだったので、この後ビザをOビザに切り替えるためにパスポートを業者に預けました。

6月

Oビザに切り替わったパスポートを業者から返却されました。

あとは日本側にも婚姻届けの提出をしなければいけません。パスポートと戸籍謄本と業者にもらった書類を持って僕一人で日本大使館に行きます。業者にもらった書類には日本側へ提出する婚姻届けもありましたが、婚姻届けは最初僕がざっくり書いて後で業者が清書してくれました。

戸籍謄本は期限が切れる2日前で、かなりギリギリでした。

大使館では別室に呼ばれ職員と面談になりました。何を聞かれたかほとんど覚えていませんが、覚えてないという事はそう大した事ではなかったのでしょう。奥さんの家族の事とかも聞かれましたが、よくわからない事はわからないと答えて大丈夫でした。

大使館職員っていい物を食べてそうなので、面談ついでにウニが美味しいお店を教えてと聞いてみたら職員はわざわざ面談ルームを出て、他の職員たちに美味しいウニのお店を聞きまわってくれました。

職員に渡された紙に拇印をおしたりして、日本側への婚姻届けの提出も終了。一か月後くらいに日本の僕の戸籍に奥さんの名前が入るとの事でした。

途中、業者の不手際にあまりにもムカついて怒鳴り散らしたりもしましたが、4か月ほどかかってやっと結婚の手続きが全て終了し、僕は独身を卒業しました。

僕の場合はタイに滞在したままコビットビザからOビザに切り替えましたが、通常コビットビザからOビザに切り替えるには一度タイを出ないといけません。

業者のコネでタイからでなくてもビザの切り替えができたので、怒りもありましたが結果よかったです。

各業者の持ってるコネクションによりできる事、できない事が違ってくるので、これからバンコクで国際結婚をしようと考えている方は最初にいくつかの業者を回ってみて、自分の都合に一番いい業者を選んだ方が無難だとおもいます。

以上、バンコクでタイ人女性と国際結婚をするまでの流れでした。

日本から住民票を抜いている海外居住者が日本でパスポートを破損した際や、日本でパスポートを破損させて新しいパスポートを作らないといけない時の必要書類の取り寄せ方やパスポート再発行の流れはこちら。

 

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