ミャンマー・ヤンゴンの観光で必ず見ておきたいものといえばゴールデンロックとなります。
ヤンゴンからゴールデンロックまでは約180キロ、片道5時間以上かかってしまうのですが、早起きをすれば日帰りで行く事が余裕でできます。
ヤンゴンからゴールデンロックまでの行き方と所用時間は
①タクシーに乗ってヤンゴン市内からバスステーションへ(約30分)
②バスに乗ってバスステーションから山のふもとの町キンプンへ(約4時間)
③国営トラックに乗ってキンプンから山を登りゴールデンロックへ(40分)
となります。
外国でバスに乗ったり長時間移動するのは大変そうだしスムーズに行けるか不安、と思う方もいるでしょうが、そんな事は全然ありません。
初めてヤンゴンへ来た僕は、ゴールデンロックはどうしても見たかったので行ってみたのですが、スムーズに行く事ができました。
ヤンゴンからゴールデンロックまでの行き方とゴールデンロックからヤンゴンまでの戻り方を説明します。
ヤンゴンからゴールデンロックへの行き方
ヤンゴンからバスステーションへ
ゴールデンロックを見るために5時30分に起きた僕は、バスステーションに行くために宿泊先を出てさっそくタクシーを捕まえます。
目的のバスステーションはアウンミンガラー バスステーション(Aung Mingalar Bus Station)。
ヤンゴン市内のどこからでもバスステーションまではタクシーで30分ほどで到着します。
ヤンゴンでタクシーを使うのなら配車アプリのグラブを使う事をおすすめします。
グラブを使えばアプリ内で行き先を指定できるので、言葉が通じなくても目的地を伝える事ができるし、ボッタくられる事もありません。
グラブの使い方はこちら。
第一の目的地、アウンミンガラー バスステーションの地図はこちらになります。
アウンミンガラー バスステーションでバスチケットを購入
6時にタクシーに乗り、途中でガソリンを入れたりして6時35分にアウンミンガラー バスステーションへ到着しました。
バスステーションに着いた瞬間、まだ走行中の僕が乗ったタクシーの周りをたくさんのミャンマー人の青年達が取り囲んできて、
『どこにいくの?どこにいくの?』
と聞いてきます。
ゴールデンロックに行きたい、と伝えても僕の発音が悪いせいか全然通じません。
なので、ゴールデンロックの画像を見せて『here,here』と言うと、やっと彼らは理解してくれました。
彼らはタクシーから降りた僕をゴールデンロックのある山の麓の町、キンプン行きのバスまで連れて行ってくれました。
バスの運転手にチケット代を払い、チケットを受け取ってバスに乗ります。
僕を案内してくれた青年達はチップを要求したりもしてこなかったのですが、バス会社のスタッフ達だったのでしょうか。
チケットは8000チャット、日本円で約570円です。
円への換算はこれを書いている今のレートでしています。
バスは7時に出発。
チケットに書かれた32という番号が僕が座る座席の番号になっています。
バスステーションにはドラゴンボールのバスもありました。
日本人として、そして鳥山明世代の僕としてこれは嬉しく思います。
ミャンマーでもドラゴンボールは人気なのでしょう。
バスステーションからキンプンへ
バスの中は綺麗でエアコンも効いていてとても快適です。
座席も広く、椅子の座り心地もとてもいい。
7時、時間通りにバスは発車します。
モニターからはミャンマーの音楽のPVが流れていますが、バスが発車するまではずっとお経が流れていました。
バスは途中途中で乗客の乗り降りがあります。
目的地のキンプンは終点になります。
なので、爆睡していても問題ありません。
バスが発車してから3時間、途中で休憩のために道の駅のような場所に停車しました。
ここでは売店や食堂、トイレがあります。
一服したり食べ物を買いたい方は休憩時間20分のうちに済ましましょう。
休憩中に気が付いたのですが、僕が乗っていたバスはドラえもんでした。
悟空にドラえもんにドラミちゃん、ミャンマーでも愛されているようで日本人として誇りに思います。
休憩が終わりさらに走る事1時間、バスは町にはいりました。
ここが目的の町、キンプンのようです。
11時にバスは目的地のキンプンに到着。
バスに乗っていた時間は4時間でした。
win guest houseというホテルの駐車場にバスは止まり、そこで降りる事になります。
キンプンのwin guest houseの地図はこちらになります。
キンプンの様子
バスを降りたwin guest houseの駐車場内にはチケットカウンターがあります。
ここで帰りのヤンゴン行きのバスのチケットを買う事ができます。
僕は先に帰りのチケットも買っておきました。
ヤンゴン行のチケットは14時、16時、17時があります。
到着した時間から5時間以上先のチケットを買えば、十分にゴールデンロック観光を楽しむ事ができます。
チケットの料金は7000チャットです。
なぜか行きより帰りの方が1000チャット安い。
チケットと一緒に周辺のパンフレットももらえます。
帰りのバスに乗る場所ではここではないのですが、この場所の近くにあります。
帰りのバス乗り場の場所もパンフレットに載っています。
ここからゴールデンロックに行くには、国営のトラックの荷台に乗って山を登って行きます。
トラックの乗り場はここから歩いてすぐの場所になります。
トラックに乗る前に周辺を探索。
観光客向けのお土産屋さんや屋台、お菓子やジュースが売っておるお店、ローカル食堂がたくさんあります。
早起きしてコーヒーしか飲んでない僕はお腹が空いてきたのでケンタッキーで昼食をとる事にします。
キンプンは小さな町なので、ケンタッキーはすぐに見つかります。
ケンタッキーの裏にトラック乗り場があります。
ケンタッキーのメニューは日本と同じです。
周辺では屋内でエアコンが効いて涼めるお店はケンタッキーしかないので、小休憩にはもってこいです。
また、トイレも綺麗に掃除されている洋式の水洗です。
古いタイプの、桶で水を流すタイプのトイレでウンコをしたくない僕はケンタッキーのトイレも重宝しました。
綺麗な洋式水洗トイレを使いたいという方はケンタッキーに行きましょう。
ケンタッキーで僕が注文したのはチキンバーガー、フライドチキン、フライドポテト、そしてコーラです。
お値段は4500チャット、約320円。
味は日本でも食べなれている美味しいケンタッキーと同じ味ですが、このお値段で食べれるのがとても嬉しい。
食べている時、近くのテーブルで食べていた子供が持っていた風船を落とし、その風船が僕の近くにまで転がってきました。
普段の悪い行いを帳消しにするために、その風船を拾って子供に手渡してあげました。
お腹がいっぱいになったので、トラック乗り場に行きます。
地図のケンタッキーの近くにあるTruck Stationと書かれている場所が、ゴールデンロックまで行く国営のトラック乗り場になります。
キンプンのトラック乗り場からケーブルカーへ
トラック乗り場はケンタッキーの後ろにあります。
帰りのバスのチケットを買った時にもらったパンフレットにあるゴールデンロックの写真を指さしてここに行きたいと係の人に伝えたら、あのトラックに乗ってと指をさされました。
係の人に言われたトラックに乗ります。
すると隣に座っていた家族連れの人に、『一緒に写真を撮っていい?』と聞かれました。
どうやらケンタッキーで僕が風船を拾ってあげた子のパパとママでした。
お互いに言葉は一切わかりませんが、トラックが発車するまで一緒に写真を撮りあいます。
トラックがいっぱいになった所で発車。
トラックはグネグネした山道を、日本では法定速度違反ではないかというくらいのかなりのスピードで走ります。
かなりのスピードで走っている僕が乗っているトラックを、それ以上にスピードを出している人をいっぱい乗せたトラックが追い抜いて行ったりもします。
ケーブルカーからゴールデンロックへ
トラックが走る事30分、この場所に止まり、たくさんの人がここで降りました。
この建物がケーブルカーの乗り場になるので僕もここで降ります。
建物に入ってすぐの一階にケーブルカーのチケットを売っている窓口があります。
チケットは片道7000チャット、往復10000チャットです。
往復のチケットを購入し、ケーブルカーの乗り場がある二階へ行きます。
こちらがケーブルカー乗り場。
ここだけ見ると遊園地のようです。
ケーブルカーに乗り、ゴールデンロックのあるチャイティーヨー パゴダを目指します。
ケーブルカーの中はエアコンが効いていて涼しく、とても快適。
ガラス張りのケーブルカーなので周りの景色をじっくり見る事ができます。
ケーブルカーから見る景色がとてもいいです。
ゴールデンロックも小さく見えています。
5分ほどで到着。
ここからみんなが歩く方に10分ほど歩くとゴールデンロックに到着します。
6時に出発した僕はケンタッキーで昼ごはんを食べたり、少しまったりしながらも12時30分にゴールデンロックに到着です。
休憩や食事をしなければ5時間ちょいでヤンゴンからゴールデンロックに到着します。
ゴールデンロックからヤンゴンへの行き方
ケーブルカーからトラック乗り場へ
ゴールデンロックをじっくり見た僕はヤンゴンに戻るために山を下りる事にします。
僕はゴールデンロックのあるチャイティーヨーパゴダやその周辺で2時間ほど過ごしましたが、人によっては1時間もかからずに戻る方もいると思います。
まずは来た時と同様、ケーブルカーの乗り場へいきます。
ケーブルカーから下を見ると、民家の庭で遊んでいる地元民がいました。
ケーブルカー乗り場に到着です。
帰りのトラックはここには来ないようなので、近くのトラック乗り場に向かいます。
まずは建物の横にある階段を下ります。
階段を下りたら左に行きます。
まっすぐ道なりにしばらく進みます。
この道の先に本当にトラック乗り場はあるのだろうか、と不安にさせるような道になってきます。
道なりに歩くとちゃんとトラック乗り場があります。
来た時と同様、このトラックに乗り、麓の町キンプンを目指します。
キンプンのバス乗り場からヤンゴンへ
トラックがキンプンに着いたら、次は帰りのバス乗り場を目指します。
帰りのバスがある場所は、キンプンに着いた時に降りたwin guest houseの駐車場ではありません。
たくさんバスが止まってある所があるので、そこになります。
バス乗り場の場所は帰りのチケットを買った時にもらったパンフレットの地図にも書いてありますが、キンプンの町は小さいので歩いていたら何度も目にする場所になります。
バス周辺にいるスタッフの人に帰りのバスチケットを見せると、どのバスに乗ればいいのか教えてくれます。
僕が乗るバスは来た時に乗っていたのと同じ、ドラえもんバスでした。
バスの発車時間まで時間があるので、またケンタッキーに行って涼んで時間をつぶします。
そしてバスの発車15分前にバスに乗ります。
バスは時間通りに出発。
そして4時間後にヤンゴンのアウンミンガラー バスステーションに到着しました。
バスステーション周辺にはタクシーがたくさん停まっていて、客待ちをしています。
でも、どうせ観光客狙いのタクシーはボッタくるだろうし、値段交渉もめんどくさいので、グラブでタクシーを呼んで宿泊先まで戻りました。
ゴールデンロックの観光に関してはこちらに詳しく書いています。
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