なんとなくバンコクに移住してみました

2018年に日本語しかわからないけどバンコクに移住してみました。バンコクへの移住方法や生活情報、タイや東南アジアの旅行情報を書いています。

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自己破産をする方法とメリット・デメリットを元破産者の僕がお伝えします

自己破産をする方法とメリット・デメリットの説明

元自己破産者の僕が自己破産をする方法と、自己破産のメリット・デメリットを説明します。

コロナの影響などで収入が激減したり仕事がなくなったり、仕事を見つけるのがより一層難しくなった昨今、お金の事で悩む人はより増えてきています。借金が200万円を超えるあたりから自殺を考える人は増えてくるのですが、返済で苦しい人、返済のめどが立たない人、お金がなくて毎日悩んで暗い気持ちで生きている人って多いでしょう。

そんな方は自己破産を考えてみてはどうでしょうか。自己破産はメリットもデメリットもありますが、メリットの方が大きい方は自己破産をする事をおすすめめします。

悩んで悩んで死も考えてしまうくらいなら、自己破産をして借金という大きな悩みを消して心の負担を軽くするべきです。

また、お金がなくて生活が苦しくて悩んでいる方も、自己破産を視野にいれて借金をし、借金を生活費に当て、これ以上借金できない、返済できない、という状況になってしまったら自己破産をしてみてはいかがでしょうか。最終的に自己破産ができる、と思いながらの借金は心の負担を減らせます。

借金をして一時的にでもお金に余裕ができれば新しい動きもできるし、前向きな気持ちになって視点も変わり、自分にとっていい生き方を発見でき可能性も高まります。

僕は10年以上前に自己破産をしましたが、現在はクレジットカードを所持していて普通の生活をしています。自己破産によるデメリットもほとんど感じた事はなく、過去に自己破産をしてよかったと思っています。

自己破産の手続きの流れやメリット・デメリットを説明するので、お金に悩んでいる人、自己破産を考えている人は参考にしてください。

 

僕が自己破産をした理由

僕が自己破産を考えたのは大学在学中でした。

1980年生まれの僕が大学生だった頃は就職氷河期で、派遣や契約社員といった非正規雇用の形が出始めた頃。大学を卒業さえすればどこかしらの企業に正社員として就職できるという世の中だったのが大きく変わり始めた頃でした。

在学中は特に何かをがんばったわけでもなく、社会に出たら役立つスキルもなく、特別な技術や知識もなく、コネもない。そんな僕は就職活動に苦戦します。

また、ものすごく字が下手な僕は、何時間もかけて一生懸命書いたエントリーシートや履歴書に関して面接官に『これ、真剣に書いたの?』などと言われて不採用となった事も何度もありました。

面倒な思いをして準備し面接に行ってもいい反応はなく、また、就職してもサービス残業はしたくない、休みはしっかりほしいと思っていた僕ですが、文系だったので受けれる職種は営業職が多く、面接後はもし受かってもここで働きたくないな、と思う事がすごく多かったです。

という事で就活の意欲も失いつつあり、卒業間近になっても就職が決まらなかった僕。

就職がきまらないのに卒業が近づいてくると、今後の生活はどうしよう、という事を考えるようになってきました。

そこで最終的に僕が出した結論が、【クレジットカードを作りやすい大学生のうちにカードを作りまくって、卒業後は自分にとって不満のなさそうな仕事を探しながらキャッシングで生活をし、もしお金を返せなくなったら自己破産をしよう】というものでした。

で、念のために学生時代のうちに自己破産の方法を調べ、卒業後は仕事を探しながら借金生活を始めました。

そして卒業後二年ほどたち、なんだかんだであまり働かずに数社に借りた借金は200万円以上。これ以上はどこからも借金ができない、いよいよ返済ができない、となった時に自己破産の手続きをして、借金は帳消し、という流れになりました。

ギャンブルが原因でも借金はできるの?

ギャンブルが原因で作った借金は自己破産ができないと思っている人もいますが、それは違います。

ギャンブルが原因でも自己破産はできます。

僕の借金の内訳は生活費と遊び代とパチンコ・スロットといったギャンブルでした。で、当時はギャンブルでできた借金だったら自己破産はできない、というのをネットなどで見たりしたので、自己破産の手続きは不安もありました。

が、結局僕は自己破産をする事できました。

ただ、僕は念のために弁護士や裁判官に借金をした理由を聞かれた際、ギャンブルの事は言わずに生活費のためだけに借金をした、と言いました。

自己破産の申請の際、弁護士や裁判所は借金をした理由の裏をとったりはしないので、余計な事は言わないでおきましょう。

また、過大な浪費や投資、財産隠しなどが発覚した場合も自己破産は認められなくなる場合があります。思い当たる節があっても破産申請時は余計な事を言わないようにしましょう。

もし破産申請中に保険金などの大きなお金が入ってくると、そのお金も没収されます。

自己破産の申請中に自動車事故で被害にあい、事故相手から慰謝料・保険金がたくさんもらえる、となった場合もそのお金も没収されます。

没収されるのが嫌でお金が入る事を黙っていても、銀行を通して入金されるとバレて没収されるか、財産を隠していたという事で自己破産を却下される可能性もあります。

これはあえて僕の知人の体験という事にしておきますが、自己破産の手続き中に被害事故に合った知人は相手保険会社から支払われるお金を銀行振り込みではなく手渡しで受け取りました。そして、そのお金は弁護士や裁判所に知られる事はなく、全て自分の物になりました。

なのでもし自己破産の手続き中にお金が入る機会があれば、その際は銀行を通さない事をおすすめします。

自己破産の流れ

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自己破産の流れを簡単に説明すると、弁護士に相談する→依頼する→準備をする→裁判所で面談→自己破産の手続き開始→自己破産という流れになります。

弁護士を探す

弁護士の探し方ですが、ネットで近所の弁護士を探して電話をかけてみるのがいいでしょう。その際に自己破産の料金と、念のために料金は分割でも大丈夫かも聞いておきましょう。

料金は弁護士によって違うので、いろんな弁護士の料金を比べてみて自分にとっていい弁護士にお願いするのがいいと思います。

また、どの自治体でも弁護士無料相談的なのを行っています。そういう場にいって弁護士に相談してみるのもいいでしょう。弁護士の無料相談にいけば、自己破産の手続きをお願いできる弁護士を紹介してもらえます。

東京や大阪にはNPOの自己破産支援センターもあります。弁護士に相談するのが不安だという方はまずはそういう所に相談してみるのもいいでしょう。弁護士の紹介もしてくれます。

自己破産支援センター|東京都生活文化局

自己破産で弁護士に払う料金

弁護士に自己破産の申請の依頼をする事をきめたら料金を払うのですが、料金は弁護士によって違います。

だいたい30万~50万くらいなので、できるだけ安い弁護士を見つけた方がいいでしょう。

僕の場合は弁護士に払った料金は30万円ほどでしたが、一括ではなく分割で払う事ができました。月2万円ずつ弁護士に支払っていたのですが、月によってはお金がなくて5000円だったり1万円にしてもらう事もありました。その辺の対応もしてくれたのがありがたかったです。

自己破産の手続き

弁護士に依頼をしたら、あとは基本的に弁護士任せになります。

弁護士は金融機関に『この方から自己破産の申請の依頼をうけました。今後返済はできません』といった内容の電話をしてくれます。

なのでそれ以降は返済しないでいいし、金融機関から返済の催促の電話もかかってくる事はありません。

タイミングの違いで催促の電話がかかってきても、『弁護士に依頼済みです』と言えば金融機関はすぐに電話を切り、その後電話をかけてくる事はありません。

こちらがする事は役所に行って弁護士に言われた書類を取ってくるくらいで、あとは弁護士からの連絡を待ちます。

そして依頼をしてから数週間後、弁護士が書類の作成などを終えたら、弁護士と一緒に裁判所に行く事になります。

裁判所の小さな部屋で弁護士と裁判官と話をするのですが、その際になぜ借金をしたのか、財産はあるか?などを聞かれます。僕の場合は就職ができなくて生活費で使った、財産はない、と答えました。問題がなければ破産手続きが始まります。

裁判所を出る際、弁護士に『一度自己破産をした人は二度も三度もする事が多いから、そうならないでほしい』と言われました。僕もできれば二度目の自己破産はしたくないですが、そうもいってられない時代です。

裁判所での面談後しばらくすると、破産者は官報に名前がのります。これで破産済みという事で自己破産をする流れは終了となります。

自己破産をする際の注意点

財産がある方は、自己破産をする際にその財産を手放さないといけません。

この場合の財産は持ち家や20万円以上の車だったりです。なので、車を持っていても20万円以下の価値だったら手放す必要はありません。

また、99万円以上の現金や20万円以上の預貯金は没収となります。なので預貯金が20万円以下だったら没収される事はありません。

ただ、手元に何もない状態ってのも不安ですよね。なので僕は自己破産前に友達から車を15万円で売ってもらいました。クレジットカードのショッピング枠を使って友達のお店で15万円を現金化してもらい、その15万円を車を売ってくれる友達に渡す、という事をやってみました。

破産後にお金で苦しむ可能性を少しでも減らしておきたければ破産前に隠し財産用のキャッシングをしたりして、何かしら隠し財産を作っておいた方がいいです。銀行を使わず、タンス預金でもしておけばバレる事はほぼありません。ただ、隠し財産は失敗したら自己破産ができなかったり罪に問われるリスクもあります。

また、闇金からの借金は絶対にやめておきましょう。自己破産の手続きをした所で闇金業者は関係ありません。取り立ててきます。

僕は弁護士に依頼する際、弁護士から何度も『闇金からはお金をかりていなのですね?』と念を押されて聞かれました。

闇金からお金を借りていたら依頼を受け付けない弁護士もいますが、それだけ闇金が絡むと仕事のハードルがあがり、ややこしくなるリスクが高まるのでしょう。

 

自己破産のメリット・デメリット

自己破産のメリット

・借金を帳消しにできる

自己破産のメリットは借金が帳消しになる事です。借金が原因で多くの悩みができるわけですが、その悩みの原因を絶つ事ができます。人によっては新しいスタートとなり、人生がいい方向に大きく変わるかもしれません。催促や取り立てもなくなります。

また、20万円以下の車やバイク、家電、20万円以下の預貯金、99万円以下の現金は残しておけるので、全てを失うわけではありません。

僕の場合は借金は帳消しにできた上に失う物は何もなかった、という素晴らしい事になりました。

・周りや会社にバレない

誤解している方も多いようですが、自己破産をしても自分から言わない限りは周りの人や家族、会社にバレる事はありません。

周りの目が気になるから自己破産を躊躇している方もいるかもしれませんが、バレる事はないので周りの目は気にせずに破産を考えましょう。

自己破産のデメリット

・財産を失う

自己破産のデメリットは財産を失うという点があります。持ち家があったり、土地を持っていたり、高級車を持っていたり、貯金がたくさんある方はそれらの財産を失います。

・ブラックリストにのる

自己破産をすると、信用情報機関、いわゆるブラックリストに名前がのります。これは金融会社各社が顧客の情報を確認する際に見るリストで、ブラックリストに名前が載っていると自分が利用していない金融会社も利用する事ができなくなってしまいます。

なので、自己破産後は新しいクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりする事はできません。

ただ、5年くらいでブラックリストから名前が消えるので、そうなれば自己破産時に利用していなかったカード会社で新しいカードを作れたりします。

・職業と資格の制限

自己破産をすると一部職業や資格に制限がかかり、仕事に就けなかったりする場合があります。証券会社外務員、旅行業者、宅地建物取引業者、建設業者などがそうなのですが、ただ、破産した事は自分から言わない限りは会社にバレる事はないでしょう。

職業や資格制限にひっかかる方は弁護士と打ち合わせをしっかりと行えば、きちんとした解決法を提示してくれます。

・官報に名前がのる

自己破産をすると官報に名前と住所がのります。ただ、官報をいちいちじっくり読む人や企業なんてほとんどないので、周りの人や会社に自分が自己破産をした事が官報からバレる事なんてまずないでしょう。

ただ、悪徳金融業者は官報を見て、自己破産者に新規借金申し込みのダイレクトメールを送ってきます。

以上が自己破産のメリットとデメリットですが、特に一人暮らしで財産がない僕のような人は自己破産にはメリットしかありません。

僕からしたら自己破産は金融機関から何もしないでお金をもらったっていう事になりました。

家族がいたり持ち家がある方は判断が難しいでしょうが、一人暮らしや財産がない方でお金で悩んでいるのなら、サクッと破産して悩みから解放された方がいいように思います。

自己破産から15年後の僕

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僕は自己破産をしてから15年ほどが経ちました。

破産後は仕事をしたり無職になったりしながら、ひょんな事から会社を起業。従業員は僕一人ですが会社は7年ほど続いています。貯金もあります。

その後タイに移住してみたら、日本よりも楽しい日々を送れて何かと順調です。

現在はクレジットカードを3枚所有し、ネットショッピングも楽しんでいます。

日本ではイオンカードを作る事ができない僕ですが、タイではイオンカードを作れました。日本の情報はタイにはまわっていないのでしょう。

最近残念な事が続いて入ってくる予定のかなりの額のお金が入ってこなくなったり、半年ほど収入無しが確定となったりもしましたが、最終手段としてまたたくさんキャッシングをして自己破産をする道もあるので、未来への不安はそんなにありません。

考え方や価値観は人それぞれ、僕のようなタイプの破産者を社会のゴミと感じる人もいるでしょうが、僕は他人からどう思われてもさほど気にしない性格なので特にダメージはありません。

いざという時のために人生に逃げ道はたくさん作っておくべきだし、借金で苦しんでいる人、お金がなくて将来に絶望している人は、せっかく自己破産という制度があるのだから活用してみる事も視野に入れてみればいいのでは、と思います。

ちなみに僕が住んでいるタイは日本よりも物価が安く、がんばれば200万円くらいで3年くらい暮らす事も可能です。日本で生きるのが辛い人は返さないつもりでがっつり借金して、物価の安い国に引っ越してみるなんて生き方も視野にいれてみてはどうでしょうか。

タイに移住する方法はこちら。

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