水上に浮かぶ寺院・イエレーパゴダ(Ye Le Pagoda)はヤンゴンから日帰りで行く事ができ、SNS映えする場所として今世界中の観光客から注目されている寺院になります。
たくさんの寺院があるミャンマーですが水上にある寺院というのはとても珍しく、ヤンゴンに来たのなら観光してみる事をおすすめします。
ヤンゴンから片道一時間と簡単にいけるイエレーパゴダが気になる方は多いと思うので、どんな寺院なのかを紹介します。
ヤンゴンからイエレーパゴダへ行く方法はこちら。
服装
ミャンマーにある多くの寺院では肌を露出させるような恰好で立ち入る事はできません
女性の場合はTシャツはオッケーですがノースリーブはNGです。
また、スカートもダメです。
長ズボンかミャンマーの民族衣装のロンジーを着て観光しましょう。
ロンジーはイエレーパゴダ周辺の屋台でも売っているので、現地で服をそろえる事もできます。
男性の場合はTシャツにハーフパンツといった格好でも大丈夫です。
僕は膝が若干出ているハーフパンツを履いて行ったのですが、この格好でも大丈夫でした。
ボート乗り場周辺
こちらがイエレーパゴダ行のボート乗り場がある建物の入り口の門です。
グラブタクシーできた僕はここで降りました。
周辺の道路にはローカル食堂やお土産屋さんが並んでいます。
川の近くだからでしょう、干物屋さんもたくさん並んでいるのですが、とてもいい匂いがします。
ボート乗り場の隣は駐車場になっています。
この駐車場にはタクシーも待機しています。
帰り、タクシーでヤンゴンまで戻りたい方はこちらでタクシーに乗りましょう。
駐車場の隣にはお土産絵やお菓子、飲み物が売られている屋台があります。
民族衣装のロンジーも売られているので、スカートやショートパンツで来た女性はこちらで寺院に入れる服を購入しましょう。
駐車場からイエレーパゴダの写真をいい感じに撮る事ができます。
たくさんのボートが行き来しているのも見る事ができます。
イエレーパゴダへ行く人はみんなこのボートに乗って行きます。
ボート乗り場
イエレーパゴダへ行くためのボート乗り場の入り口には参拝セットを売っているおばちゃんがいます。
おばちゃんに『このハーパンでもオッケーなの?』と聞いたら問題ないとの事だったので、僕はハーフパンツのままで行く事にしました。
また、この建物内から土足禁止になります。
おばちゃんは僕が履いているサンダルを預かると言ってくれました。
おばちゃんにサンダルを預けると、参拝セットを勧められました。
参拝セットはお花やロウソク、線香になります。
参拝セットを買わなくても問題ないのですが、僕はこの時イエレーパゴダに行くには必ず参拝セットが必要だと勘違いしていたため、おばちゃんから購入。
するとおばちゃんの仲間が次々と現れ、『これも買っていきな』『これも買っていきな』となり、合計3万チャット、約2000円ちょいのかなりの量の参拝セットを買う羽目になりました。
ミャンマーにしてはやたらと高い金額です。
ボートの料金は1600チャット、約110円。
ボートのチケットを買ってみんなの後に続きボートに乗ります。
ボートは屋根付きと屋根なしがあります。
イエレーパゴダまでは5分もかかりませんが、それでも炎天下の中で屋根なしのボートはキツイので、屋根ありボートに乗ります。
ボートに乗り込もうとしている人達を見ると参拝セットを持っていない人がたくさんいます。
僕が購入した参拝セットはこんなにも大量。
たくさんすぎて持ちにくいし、重くて持っていると腕がプルプルしてくるレベルです。
参拝セット売りのおばちゃん達にやられた事をこの時悟りました。
イエレーパゴダの紹介
寺院
イエレーパゴダに上陸。
岸には帰りのボートを待っている人の列ができています。
敷地内にたくさんの人がいます。
観光客よりも、参拝に来ている地元の人が圧倒的に多い。
金色の美しい建物がいくつかあり、どの建物内でも参拝している人がたくさんいます。
僕は大量の参拝セットを早く処理したかったのですが、ひとまず敷地内を回ってみる事にします。
参拝セットを大量に押し売りしてきたおばちゃん達のせいで、参拝の目的が参拝セットを処理するためとなってしまいました。
ちびっ子僧侶達を老師がアイフォンで撮影しています。
東南アジアのどの国のお寺に行ってもお坊さんたちはスマホを持っています。
こういう光景を見るたびにジョブズって世界を変えたんだな~って改めて感じます。
屋根のある場所では、参拝に来た地元の人達が座ってお弁当を食べています。
人が食べてる弁当ってどの国でも美味しそう。
こちらの巨大な銅鑼は叩くのではなく、撫でる事でご利益を受ける事ができます。
そして、改めて他の参拝者が持っている参拝セットと僕の持っている参拝セットの量を見比べてみてください。
僕の持っている量は異常です。
せっかく写真を撮ってもらったのに重くて笑顔になれませんでした。
参拝している人がたくさんいる建物に入り、僕も参拝します。
参拝方法は周りの人の見様見真似。
そして、やっとの事で参拝セットをお供えできました。
川
参拝セットの中で唯一使いどころが分からなかったものがこちらです。
だれもこれをお供えしていなかったので、僕もお供えしませんでした。
よく見ると、ポップコーン的な食べ物に見えます。
もしかしてこれは小腹が空いたら食べる用のおやつなのでは、と思いベンチに座って食べてみる事にします。
すると、参拝に来ていたミャンマー姉さん達から、
『ノー!!それは食べるんじゃないよ。あっちに行きな。』
的な事を言われました。
どうやら謎の参拝セットはおやつではなかったようです。
危うく食べる所でした。
お姉さん達にお礼をいい、写真を撮らせてもらいました。
赤ちゃんを抱いているお姉さんの髪形は坊主です。
ミャンマーでは宗教の儀式的な事で坊主にしている年頃のお姉さんがまれにいます。
帽子を被って隠したりもしていないので、坊主にする事はミャンマーの方にとって重要な事で特に恥ずかしい事ではないのでしょう。
ミャンマーでは街中を歩いているとスピーカーから大音量で流されているお経が聞こえる事がよくあります。
夜中でも大音量でお経が流されています。
東南アジアの中で一番宗教を大切にしている国なんだな~と感じます。
ミャンマー姉さん達に言われた所に向かってみると、大きな川にでました。
川沿いにはたくさんの人がいます。
川沿いにいる人達は謎だった参拝セットを川に向かって投げています。
川にはたくさんの謎だった参拝セットが浮かんでいます。
そしてその参拝セットを川の中から魚が顔を出し、食べています。
魚はどうやらナマズのようです。
そして謎だった参拝セットは魚の餌でした。
危うく魚の餌を食べかけた僕、ミャンマー姉さん達に感謝です。
上の画像中央ではナマズが顔を出して餌を食べた瞬間をとらえたのですが、画像でみるとどれがナマズでどれが餌かの判別はつかないかもしれません。
が、川にはものすごく大量にナマズがいます。
そして、そのナマズ達に向かってみんなが餌を投げています。
ナマズに餌を投げる事がここでは聖なる行為、何らかのご利益を生むのでしょう。
老人から子供まで、みんなナマズに餌を投げています。
子供達はどの子も自分が投げた餌をナマズが食べると大はしゃぎ、とても楽しそうにしています。
が、僕が持っている餌はあまりにも大量。
なので楽しそうに餌を投げているミャンマーっ子に半分あげて、一緒に餌投げを楽しませてもらいました。
売店・トイレ・喫煙所
イエレーパゴダ内には売店があります。
飲み物や軽食が売られています。
売店の後ろはトイレ、有料ですが日本円で数円です。
そしてタバコはトイレの前で吸う事ができます。
美しい建物を見ながら神聖な空気と共に吸う一服は極上です。
タバコを吸っているとミャンマー兄ちゃんに一本交換しようと言われました。
僕のタバコはミャンマーで買ったもの、その辺で買えるよと伝えたのですがきっとうまく伝わらず。
でも、交換したタバコをミャンマー兄ちゃんは美味しそうに吸っていました。
トイレの前には猫ちゃんがいます。
イエレーパゴダで飼われている猫なのでしょうか。
とても綺麗な毛並みの猫ちゃんでものすごく人懐っこく、写真を撮ろうとしたら自分から近寄ってきてポーズを撮ってくれます。
うまれてから今までずっと色んな人達に優しくされてきたのでしょう。
イエレーパゴダを出る
寺院内は1時間もあれば一通り見て周る事ができますが僕は2時間ほど滞在しました。
またボートに乗り、イエレーパゴダを後にします。
おばちゃんに預けていたサンダルを返してもらいます。
おばちゃんはお昼ご飯を食べていました。
美味しそうなお昼ご飯に興味津々、これは何?と聞いてみたら、魚の白身の唐揚げ的なのを一つくれました。
それがとても美味い!
『美味い美味い!!!これは何のフライ?』
と聞いても言葉が全く通じなかったのですが、ミャンマーではナマズが料理に使われる事が多いです。
なのでもしかしたらナマズの唐揚げなのかもしれません。
僕が美味い美味いと食べていたからでしょう。
おばちゃんはから揚げを大量にくれました。
そしてペットボトルの水も一本くれました。
きっと僕から参拝セット代として3万チャットも巻き上げたからでしょう、お金を要求される事はありませんでした。
僕も3万チャットも巻き上げられたから食べ物はおごってもらう気満々です。
そしておばちゃん達と一緒に食事。
参拝セットの件では嫌な感じだな~と思いましたが、一緒にご飯を食べるとみんな気のいい人達です。
3万チャット、2000円くらいのお金を払う羽目になったけど僕としては困る金額でもありません。
何かしらの足しにして仕事を頑張ってね~という気持ちになりました。
こんな気持ちになったのはおばちゃん達の気の良さと、イエレーパゴダで参拝して気持ちが浄化されたおかげでしょうか。
美味しい現地の食べ物を知れて、楽しいランチタイムになりという思いもよらない良い時間を過ごせ、ヤンゴンに戻る事にしました。
おばちゃん達は言葉の通じない僕にヤンゴン行のバスが来る場所を身振り手振りで一生懸命教えてくれました。
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イエレーパゴダの地図