バンコクで運転免許所を所持している方は期限がきたら日本のように免許の更新手続きをする必要があります。
免許の更新の手続きはコロナ渦中やコロナ後にいろいろとイレギュラーな事がありましたが、現在は通常通りに行う事ができます。通常通りの手続きに戻ってからチャトチャック陸運局で免許の更新をしてきたのですが、バンコクで免許の更新をしたいと思って情報を探してもなかなか新しい情報が見つからない、という方もいるようなので、現在のバンコクでの運転免許の更新方法と必要書類を説明します。
免許更新の手順を知りたい、予習をしておきたいという方は参考にして下さい。
なお、現在バンコクで新規の運転免許を取得する際は、以前はあった日本語のテストはなくなっているし、袖の下も通用しなくなっているようです。新規で免許を取得方は英語かタイ語どちらかのテストを受けて、実力でとれるよう頑張りましょう。
必要書類と取り寄せ方
タイでの免許更新に必要な書類は
①パスポート
②タイの運転免許所
③健康診断書
④英文の在留届出済証明書
⑤免許更新費用の505バーツ
になります。コピーが必要な書類もありますが当日陸運局でコピーが必要な書類を教えてもらえるし、その際に現地でコピーも取れます。なので僕は現地でコピーをとりました。以下で必要書類の取り寄せ方も解説します。
パスポート
パスポートの再発行をして前回の免許取得時や更新時とパスポートナンバーが変わっている場合は古いパスポートも必要です。タイでは過去に取得したビザのせいでパスポートを再発行しざるを得なかった方もいますが、そういう方は新旧両方のパスポートを持っていきましょう。
健康診断書
健康診断書はその辺のローカルクリニックで取得できます。タイ語や英語が分からない方でも近所のクリニックに行ってグーグル翻訳を使えば何とかなります。僕の近所のクリニックの場合は受付で『driver license』『health certificate』この二つの単語さえ伝える事ができたら後は察してくれます。
健康診断書をとる際に病院でする事は、僕の場合は毎回血圧を測る、聴診器で体の音をチェックする、の二項目だけで済みます。
病院で健康診断書をもらう際の費用は100バーツとなります。
なお、陸運局近くの病院でも当日健康診断書を取る事ができるそうですがどこに病院があるかは僕は知らないし、僕は毎回健康診断書は数日前に前もって近所のクリニックで取得しておいています。
バンコクのローカルクリニックについてはこちら。
在留届出済証明書
英文の在留届出済証明書は大使館で取得できます。その際に必要な物はパスポートだけです。
大使館に行き、入り口辺りにいる係りの人に『免許の更新をしたいのですがどの書類に記入すればいいですか?』と聞けば、記入する書類を教えてくれます。その書類を窓口に提出すれば、数日後に英文の在留届出済証明書が発行されます。発行される日がいつかは大使館の人が教えてくれます。
英文の在留届出済証明書を受け取る際の料金は600バーツほどなので、受け取りに行く際はお金も持っていきましょう。
また、在留届出済証明書でなく、永住許可証か労働許可証のどちらかでもOKです。
チャトチャック陸運局の場所と行き方と地図
チャトチャック陸運局の最寄り駅はBTSモーチット駅になります。チャトチャック陸運局内には建物がたくさんありますが、免許更新の際に行く建物は【Building 4】になります。モーチット駅から徒歩10分ほどでチャトチャック陸運局の【Building 4】に到着します。
僕の場合は自宅近所に駅がないので、陸運局に行く際は毎回グラブでタクシーやバイタクを呼んで行きます。
チャトチャック陸運局Building 4の地図はこちら。
免許更新の受付時間
こちらの建物がチャトチャック陸運局の【Building 4】になります。
今回僕は11時30分ごろに到着しました。
コロナの影響で一時期バンコクでは免許の更新は人数制限が設けられており、早朝から長蛇の列ができていたり予約が必要でしたが、今は人数制限もないし予約も必要ありません。
今の免許更新の受付時間は8時30分から15時30分までとなっています。この時間内だったら何時でもOKです。
免許更新の流れ
書類の提出
チャトチャック陸運局のBuilding 4に入ったら、まずは一階の右側にある【101】と書かれた部屋に行き持ってきた書類を提出します。
部屋の入り口には整理券の機械があります。我々日本人は【(A) Foreigners】をタップして整理券を取りましょう。
整理券に書かれてる自分の番号が、【For Foreigners】と書かれたカウンター奥のモニターに表示されたらカウンターに行って持ってきた書類を提出します。
提出する書類はこちら。
英文の在留届出済証明書と健康診断書と運転免許証とパスポートです。
僕の場合は前回の免許更新時からこの日まででパスポートを二回破損して再発行したので、その間の全てのパスポートも持っていきました。
書類提出時にカウンターの人に、この書類とパスポートのこのページをコピーしてきて、と言われます。
一階の奥にコピーしてくれるカウンターがあるので、言われた書類はそこでコピーをします。コピーは一枚1バーツだった気がします。
コピーしたら再度カウンターに行き、コピーした書類も渡します。
全ての書類がOKだったらカウンターの人が新たな書類に何やら記入して、必要書類を全てまとめて渡してくれます。次は渡された書類を持って二階に行きます。
ちなみに一階のカウンターの上にはこのような、交通ルールのビデオを見て的なものなのでしょうか、何かのお知らせがありますが、これはスルーしてOKです。
二階で書類の提出
階段で二階に上がったらすぐ目の前にある部屋に入ります。
ここでは行列ができていますが、行列には並ばずにその辺にいる係りの人に一階で渡された書類を見せます。すると、整理券を渡されます。
整理券を渡されたら二階の広い部屋に行き、自分の順番が来るまでただひたすら待ちます。
自分の番号が来たら、モニターの番号の横に記載されているカウンターナンバーの場所に行きます。
ちなみにこの日は晴れていましたが、どこかで雨が降った影響でフロア内のパソコンがしばらくつながらないという状態になっていました。さらに途中ランチタイムを挟みました。12時になると全職員が一斉に1時間のランチ休憩となります。なので、通常よりも長く待つハメになりました。
自分の番がきたらカウンターに行き、渡される書類に名前を書いたりします。それが終わったら適性検査を受けに三階に行きます。
適性検査
三階に行ったらまずはカウンターに行き、持っている書類を渡します。すると番号札を渡されます。
三階の階段から見て右側の部屋に行き、適性検査を受けます。タイの免許更新時の適性検査の内容はタイでの免許取得時と同じで、
・色弱チェック 点灯した信号の色を英語で答える
・距離感チェック 奥から手前に動いてくる左の棒が、手前に置かれて固定されている右の棒と同じ位置になったらボタンを押す
・反射神経チェック ランプがついたら時間内にブレーキを踏む
・視野の広さチェック 頭を固定して動かないようにした状態で、左右のランプが点灯したらボタンを押す
です。英語もタイ語もわからない上に色弱の僕は適性検査が毎回不安ですがが、いつも問題なく合格します。
適性検査で合格となったら再度三階のカウンターに行き、書類にスタンプを押してもらいます。
そして免許証発行のために再び二階に行きます。
運転免許証の発行
再度二階の入り口にいき、持っている書類をその辺にいる係員に見せるとまた番号札を渡されます。今回も行列にならぶ必要はなく、番号札を受け取ったらまた二階の広い部屋に行って自分の番が来るまで待ちます。
しばらく待っていると、僕の番号を含む数十人は下に行ってくださいとのアナウンスが流れました。この日はパソコンがつながらなかったトラブルがあったために混雑していたからでしょうか。それとも普段もそうなのでしょうか、免許証発行は一階でも行うとの事になりました。
なので一階に移動します。
そして再び一階で番号札をもらいます。
しばらく待ち、自分の番になったらモニターに記載されているカウンターに行きます。
カウンター内ではまず免許用の写真を撮ります。そして免許証発行の料金の505バーツを支払います。そして待つこと数分、発行された免許証を受け取って免許の更新の手続きは終了となります。
この日11時30分ごろに着いた僕が新しい免許証を受け取ったのは15時45分ごろ。ランチを挟んだりパソコンのトラブルがあったりで、陸運局の滞在時間は4時間ほどでした。
フードコート
陸運局内にはフードコートがあります。お昼を挟む際は活用しましょう。フードコートの場所は、Building 4の前にある道路を挟んだ向かい側の駐車場の奥にあります。
かなり広いフードコートですが、12時になると一斉にランチ休憩となるために結構な混雑具合になります。フードコートでは他のフードコートと同様一般的なタイ料理の数々があります。
この日僕が食べたのはカオマンガイ。ボリューム満点で大きな鶏レバーまでついているのに40バーツという安さ。しかもカオマンガイもレバーもスープもかなり美味しかったです。次回訪れる際は僕はまたこのカオマンガイを食べると思います。
以上、チャトチャック陸運局で運転免許証の更新をする流れでした。
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