バンコクのワットワットポー(Wat Pho) は巨大な寝釈迦像のあるお寺で、バンコク観光では欠かせない鉄板の観光地になります。
バンコク三大寺院の一つであるワットポーの一番の見どころである寝釈迦像は全長46メートルという巨大さで圧倒されますが、仏教の世界を表現した108の図が描かれている足の裏も美しくて見ごたえ充分。敷地内には美しい建物や建造物がたくさんあり、映え写真もたくさん撮れます。
また、ワットポー内にはタイマッサージの総本山であるマッサージ施設もあるため、観光だけでなくマッサージも楽しめる場所となっています。
タイ人や日本人客、外国人客と多くの人で賑わうバンコク定番の観光地のワットポー。
そんなワットポーへの行き方や帰り方、ワットポー内の見どころやマッサージ施設についてを紹介します。
服装の注意点
露出の多い服装だとワットポーに入る事ができません。
男性の場合はTシャツに膝が隠れるくらいのハーフパンツ位までだったらギリギリOKですが、女性の場合はノースリーブやショートパンツ、肩が出ているような服装はNGになります。
ワットポーに入るのに適した服がなくても、周辺のお店に行けば服が売っています。
150バーツくらいで売っているのでワットポー周辺で服をそろえる事は簡単にできます。
ワットポーへの行き方
ワットポーへはバンコク内からだとタクシー・トゥクトゥク、電車、水上バス(船)、ツアーという方法で行く事ができます。
タクシー・トゥクトゥクで行く方法
タクシーやトゥクトゥクでワットポーまで行く観光客が多いですが、ある程度のホテルだったらタクシーの手配をしてくれます。
トゥクトゥクはタクシーよりも値段が高く観光客だとボッタくられる事も多いです。トゥクトゥクに乗る際は日本では体験できない乗り物アトラクションだと割り切って多少ぼったくられても仕方がないという気持ちで乗りましょう。
自分でタクシーを捕まえるという方は、ボッタくりの心配のないグラブタクシーを利用する事をおすすめします。グラブタクシーの利用方法はこちら。
バンコクでのタクシーの利用方法はこちら。
電車と船で行く方法
ワットポーの最寄り駅は2019年にできた地下鉄のMRT、サナームチャイ駅になります。
サナームチャイ駅の一番出口を出て左に行き、200メートルほど歩くとワットポーに到着します。ワットポーからさらに600メートルほど歩くとバンコク三大寺院の一つ、王宮のワットプラケオになります。
また、BTSサパーンタクシン駅からだと船に乗ってワットポーへ行く事ができます。せっかくバンコク観光に来たのなら、バンコクを流れる巨大なチャオプラヤー川を船で移動していく方法をおすすめします。
船で行く方法ですが、サパーンタクシン駅の1番出口を出ると船着き場になります。
こちらがサパーンタクシン駅のすぐ近くにある船着場になります。
船は何種類かあり、バンコク庶民の足である水上バスだと15バーツ程。綺麗な民間のフェリーだと60バーツ程になります。
船着場で船のチケットを買わないかと声をかけてくるおばちゃんが売っているチケットは民間の綺麗なフェリーチケットになります。
フェリーは60バーツという大した額でなない値段ですが、水上バスよりも快適にチャオプラヤー川の移動ができます。水上バスは混んでいて川の気持ちいい風をまったり浴びたり、川沿いの光景を椅子に座ってゆったりと眺めたり写真を撮ったりする事がちょっと難しい。
初めてのバンコク観光で時間があるのならフェリーでゆっくりと気持ちのいい風を浴びながら船上からバンコクの景色を眺めて移動する事をおすすめします。
途中に見える素敵な建物は2019年にできたばかりの超巨大ショッピングモール、アイコンサイアム。アイコンサイアムは建物内に建物が立っていたり屋内水上マーケットがあったりと、スケールが大きくてかなり楽しめる場所です。
バンコク三大寺院の一つであるワットアルンを通り越してフェリーは進んで行きます。
ワットアルンで降りる事も可能です。
フェリーを降りると周りににはたくさんの露店があります。スタッフの人がワットポーへ行くのならここで降りな、とおしえてくれるので降りる場所を間違える心配はありません。
フェリーを降りて10分ほど人の流れについて歩いていけばワットポーが見えてきます。
お得な格安ツアーチケットを購入して行く方法
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ワットポーの紹介
チケットの買い方と料金
ワットポーに入ったらまずはチケットを購入しに行きます。入り口は何カ所かありますが、人の流れについて行けばチケット窓口に到着します。
こちらがチケット窓口になります。料金は一人200バーツで、お金を払ってチケットをもらいます。適した服でない場合はチケットを売ってもらえません。
チケットを購入したら敷地内に入れます。
敷地内には案内図やトイレの場所が書かれている看板などがあります。
敷地内にはいくつかの建物があり、中に入って参拝する事ができます。
タイの参拝の方法は、仏像の前で正座をし合掌します。その後合掌した手を開きながら地面につけます。手と一緒に頭も床に着くぐらい下げます。それを三回繰り返します。日本でいう土下座のようなポーズです。
ただ、周りの人を見て真似したり、自分が思うポーズでしっかりと敬意を払っている事が伝わればそれでいいと思います。
寝釈迦仏
チケットを購入して敷地内に入ると大きな広場に出ます。ワットポー内で一番混雑している広場ですが、この広場に一番の見どころの巨大寝釈迦仏のある建物があります。
寝釈迦仏のある建物内は土禁です。なので外に置かれているビニール袋を取り、靴を入れて裸足になってから建物内に入ります。
こちらが全長46メートルの巨大寝釈迦像。あまりの大きさ、神聖さに圧倒されます。
巨大寝釈迦像の建物内の通路には所々に仏像が置かれていて、参拝している人がたくさんいます。せっかく観光に来たのなら、ここでも他の人に倣って参拝しましょう。そして、参拝している人の邪魔にならないように歩きましょう。
巨大寝釈迦像の建物内は常に大混雑しているので、いい感じの構図で他人が映らないように写真を撮るのは難しいです。
なので人が少ない時にゆっくりと写真を撮りたいという方は閉館間際、18時30分前に行きましょう。
閉館間際はこのように人がいない状態で思う存分写真を撮る事ができます。
建物内の壁際には金属の入れ物が並んでいて、入れ物の中に小銭を入れながら歩いていきます。
小銭がなくてもタイバーツで購入する事ができます。一応20バーツで売られていますが、普通の両替といった感じです。
敷地内
ワットポーの見どころ、映えスポットは寝釈迦仏だけではありません。
寝釈迦仏の建物前の広場には池があり、その池には多くの人が小銭を投げ入れています。何らかのご利益があるのでしょう。
池の近くにある、芝生に【WELCOME WAT PHO】と書かれた場所は人気記念写真スポットで、常に観光客が記念写真を撮っています。ちなみにこの写真に写っている僕の服装はハーパンですが膝が隠れているためギリギリOKな服装になります。
敷地内にはミネラルウォーターのペットボトルを無料でもらえる場所があります。入場チケットの半券を渡すと水と交換してもらえます。
寝釈迦仏周辺以外はそれほど混雑していません。仏塔や建物をゆっくりと眺める事ができます。
所々に仏像や石像があります。クセの強いポーズや顔の仏像がたくさんありますが、どれも偉い神様なのでしょう。
敷地内ではネコの姿もちょこちょこ見る事ができます。赤ちゃんの頃からワットポーにいるのでしょう、どの猫ちゃんも人間慣れしていて写真を簡単に撮らせてくれます。
タイの古くからある観光地にしては珍しくトイレはとても綺麗。タイのトイレが苦手な方でもワットポーのトイレはストレスなく使う事ができます。
マッサージ
こちらはワットポー内にあるタイマッサージの総本山のマッサージ施設。僕が行った時はかなり混んでいて1時間待ちでした。
マッサージの料金はこちら。
タイマッサージは30分で320バーツ、60分で540バーツ。
オイルマッサージは1時間のみで680バーツとなります。
マッサージは個室ではなく広い屋内にたくさん置かれたベッドの上で受ける事になります。
渡される服に着替えてベッドに寝っ転がりマッサージを受けるのですが、男性は上半身裸で受ける事になります。ワットポー観光で汗ばんだ体は裸だとエアコンの効いた屋内ではとても寒く、また、僕の隣のベッドでは欧米人のおばちゃんがマッサージを受けていたのですが、裸の東洋人の僕が隣にいて気まずそうにしていました。
それに料金も微妙に高いし、特に他のマッサージと比べてよかったという事もありません。なので時間がある方はわざわざワットポー内でマッサージを受けず、他に行った方がいいでしょう。
バンコクでおすすめのマッサージ施設のヘルスランドの料金や場所についてはこちらに詳しく書いています。
ワットポーからの帰り方と注意点
ワットポーの閉館時間は18時30分ですが、夕暮れ時のワットポーは空の色と相まってとても幻想的です。
帰る際の注意点ですが、ワットポー周辺にはたくさんのタクシーやトゥクトゥクが客待ちをしています。
ただ、これらのタクシーやトゥクトゥクは全てボッタくりと思って間違いないでしょう。相場を知らない観光客は言い値でお金を払うし、客に断られても次から次に新しい客がくるので、悪いドライバー達にとっては絶好の釣り場です。なのでタクシーで帰りたい方はグラブを利用しましょう。
一番楽でお金がかからない帰り方はワットポーから徒歩5分のサナームチャイ駅にいって電車で帰る方法です。
ワットポー観光をした僕は夕暮れ時の幻想的なバンコクの光景を見ながら帰りたかったので、港まで歩いて船で帰る事にしました。
夕暮れの街中に浮かぶワットアルンはとても素敵。
ワットポーから港まで歩き、水上バスにのりってサパーンタクシン駅を目指します。夕方の水上バスは仕事帰りの人で混んでいて、座る事が出来ない状態です。
でも、川の上から見る夕焼け空を背景にしたワットアルンやバンコクの風景は感動的な美しさです。
ワットアルンへの行き方や料金、見どころについてはこちら。
バンコク三大寺院の一つ、ワットプラケオについてはこちら。
ワット ポーの近くでランチを食べるのなら、ホームカフェ ターティアンがおすすめ。
チャオプラヤー川沿いの超巨大ショッピングモール、アイコンサイアムへの行き方や紹介はこちら。
ワットポーの営業情報と地図
住所(英語) 2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200
住所(タイ語) 2 ถนน สนามไชย แขวง พระบรมมหาราชวัง เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200
電話番号 +6622260335
営業時間 8:00~18:30